もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の闘病記 53

2011-06-30 22:22:01 | Weblog
  今朝は5時起き。
 妻の転院の日だ。

 今度の病院は仙台方向と逆の福島と境を接する山元町にある独立行政法人「宮城病院」。
 窓から被災した海岸を見渡すことができるゆったりしたところ。
 
 朝が早かった眠くなった。
 続きは明日。
 
  

みやげばなし

2011-06-29 12:53:50 | Weblog
  ゆうべはぐっすり眠れなかった。
 妻の事故や大震災の後もこんなことはなかったのに?
 蒸し暑くなったためか・・・今日は真夏の暑さとなった!

 昨日、生健会の支部の事務局長のTさんと会った。
 彼はこの前(16日から25日まで)ピレネーを旅してきたのだ。
 
 留守中の引継ぎをして、旅の話を聞く。
 ピレネーといえば思い浮かぶのはピレネー山脈のことくらい。

 フランスとスペインに挟まれた山間の小さな国に行ってきたのだ。
 牛や羊が山の傾斜に放牧され、昔のヨーロッパの農村風景画が感じられる。
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 雪をかぶった尖がり山は標高2785mだそうだ。
 DSCN6270.jpg
 (絵葉書より)
 ガウディの教会も。

 バルセロナやパリにも足を伸ばしたとのこと。
 彼は3月に奥さんを亡くしたばかり。
 奥さんと対話しながらの旅になったことだろう。

 異国の情緒を垣間見ることができた。
 お土産に「COSTA NEGRA」というチーズをいただいた。
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 小生はチーズよりそれを入れた買い物袋の方が興味があった。
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 現地の人の温もりを感じるのだ。

妻の闘病記 52

2011-06-28 22:14:55 | Weblog
  <突然ですが・・・転院先決まる>
 病室に入ると、看護師からナースセンターに行くように言われる。
 お見舞いの人が来たか妻に確認をしていると、待ちかねたように担当看護師がやってきて
 「転院先が決まりました。6月30日10時半までに山元町の「宮城病院」に入るようにという連絡が先ほどありました。」とつげる。

 待っていた連絡ではあったが、もう少し居てもいいような気もあったのでちょっぴり複雑?
 変なものだ、たまたま同室になった人たちが仲間になったのだ。つまり同病相哀れむなのだろう<emoji code="a001" />
 明日は転院の準備。
 
 <母連からお見舞い>
 午後、母連の仲間4人が妻の見舞いに。
 いつもはかなり“しつない(うるさい)”おばさまだが、いざという時にはありがたい。
 病室は狭いので、1階の喫茶コーナーに移って小一時間過ごす。
 みんな回復ぶりにおどろいてくれた。

 妻はよほど嬉しかったのだろう終始にこにこと溶け込んでいた。
 こうして少しずつ“現実”に戻ってくれるとありがたいのだが・・・
 

妻の闘病記 51

2011-06-27 21:24:30 | Weblog
  <母連の会計簿みつかる!>
 妻は“母親連絡会”(母連)の支部会計を引き受けていたようだ。
 間もなく総会だそうで、なんとか捜してほしいという連絡あり。

 妻に訊いても分からず・・・記憶のひきだしが見つからないのだ。
 これまでも捜したが見当たらなかったので、その旨連絡はしておいた。

 でも、切羽詰ったのか今朝も電話あり。
 見たこともないものだからこれ以上分からないと返事したものの気になった。
 
 3・11で崩れた妻の書類を片付けてみた。
 下から見慣れぬ大き目の手提げ。中から会計簿と現金の入った袋。
 
 どうもこれらしいと事務局に連絡をして届ける。
 なんとか一件落着<emoji code="a009" />

 <公園散歩できず>
 今日も雨で外へ出れず。
 本人はすぐ歩行器にしがみつくので歩行器なしで院内を歩くことに。

 1階に下り、介添えなしでロビー→玄関→コンビニ→パン屋→NICU前→CT・MRI前→ロビーのコース。距離にすると250メートルくらいか?
 1周目はすいすい。途中2・3回休むが2周目の後半は疲れてきたので腕をとって病室へ。

 よくがんばった!<emoji code="a001" />
 

妻の闘病記 50

2011-06-26 21:45:36 | Weblog
  今日は終日雨。
 <「生活保護についての学習会」>
 午前中、塩竈市で県生健会が主催。タカ同伴。
 震災義捐金などをもらった人は、生活保護が打ち切られるという問題が起きていることに対する対処の仕方について学んだ。
 コンパクトで役に立った。
 
 その後、病院へ。
 <ハンドバッグ騒動>
 数日前からハンドバッグを探し出した。
 その中に重要書類が入っているという。

 「病院にはそのような物は持ち込めない」と言っても納得しない。
 幻聴があるのではないかと気になる。
 散歩に連れ出し治まる。

 <サイフがない>
 院内のコンビにの前で「サイフはどこえいったの?」と訊く。
 「家に置いてあるよよ」と答えると「ふ~ん」と納得。
 
 今日は公園散歩ができないので、1階をぐるぐると歩行器なしで散歩。
 タカがサポート役。にこにこと喜んでやっていた。
 二人にとっては至福の時のようだ。

 タカは夕方施設に戻って行った。

 

種蒔き

2011-06-25 11:21:44 | Weblog
  昨日は1週間ぶりの「ぼちぼち村」。
 “もちトウキビ”と“カボチャ”と“ハナマメ”の種を蒔く予定。
 
 ところが、上に上るほど雨が強くなる。無駄足になりそうだと思いながら行く。
 時期的にはぎりぎりのタイミングなのだ。この次は1週間後、ダメ。
 屋根からはざーざーと雨水が落ちる。

 インスタントコーヒーを飲みながら粘っていると、風が吹き出して小雨となる。
 西の空が明るくなった。この合間に蒔くしかない。
 雑草が伸び始めているので抜きながらだが、水はけがいいので土はべたつかない。

 背中は濡れたけれど、予定した3種類の種を蒔くことができた。
 
 帰りに施設に寄ってタカを連れてもどる。
 このときのタカはルンルンだ。

 午後、タカと病院に行く。

むし暑い・・・

2011-06-24 10:54:18 | Weblog
  雨が止み、生暖かい北西風が吹いている。

 今日は病院には行かないで「ぼちぼち村」に上り、昔の“もちトウキビ”の種を撒いて、帰りにタカを連れてくる。
 
 タカが喜ぶ晩飯のおかずをどうするか・・・
   焼肉にするか、刺身にするか・・・焼き魚、ハンバーグ?
       あついからなぁ~ ま、でたとこ勝負だな。

 綱は、拘束ベルトで拘束されて過ごすことになる。
 むし暑い・・・

妻の闘病記 49

2011-06-23 10:48:09 | Weblog
   <散歩コースを公園に伸ばして昨日で3日目>
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 仙台育英の陸上部の生徒の姿が見受けられる公園。
 
 ここを1周すると460メートルあるそうだ。
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 途中ベンチで1回休むだけで1周できる。
 病室からの往復を入れると1km近く歩いていることになる<emoji code="a006" />

 昨日は仙台でも最高気温が32℃を超えたが、前日より速く歩けた。

 

おれんち「火事だって!?」

2011-06-22 10:26:18 | Weblog
   「エッ!おれんちが火事!!!?」
 
 昨夕のこと。
 病院から帰ってきたのは午後7時前。
 近くのスーパーに納豆と油揚げを買いに出ようとすると、遠くから消防車のサイレンと鐘。
 
 どこに行くのだろうと眺めていると、我が家に向かってくるではないか。
 門口に立っていると目の前で止まる。
 こちらは「火事はどこなの?」と訊きたくているのだからナイスタイミング!

 しかも消防士、降りてくる。
 緊急時なのにわざわざと思いながら近づくのを待っていると、
 「〇〇さんですか?通報があってきたんだけど、薪で風呂を焚いていますか?」と。
 
 「エッ、なんだおれんちが火事なの?
     薪で風呂を沸かすような贅沢をしてみたいものだね・・・」と返すと、
 「おかしいな?・・・」と地図を見ている。

 隣の人たちも出てきてそれぞれの家を確認し合うが異常なし。
 そうしているうちに大小の消防車がどんどん集まってくる。
 DSCN6255.jpg
 隣の家の前の広場と周辺の道路に集結。
 こうなると住人には迷惑である。

 そこへ区長やってきて、
 「私のところに煙が出ていると連絡があったので、外へ出てみると〇〇さんちの煙突(薪ストーブの煙突のこと)から煙が出ているように見えて消防に通報したんです。ごめんなさい。
 Kさんちでまたゴミを燃やしたって。黒けむがもくもく上がっていたので・・・」と説明。

 東北電力も警察も駆けつける。
 DSCN6259.jpg
 Kさん、これまで何度もゴミを燃やして環境課から注意を受けているのになぁ・・・
 老夫婦だからなぁ。今回は大変だ・・・

 集まった消防車は誤報だと分かると次々戻って行った。

 この騒ぎで晩飯は9時を過ぎた。