もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の闘病記 36

2011-05-31 22:37:16 | Weblog
 先ほど(午後9時ころ)妻の病院から電話。
 なにごとかと思ったら、
 「今落ち着かなくて、家に帰ると言っています。話してもらえませんか。」と看護師。

 電話をかわると「わたし、帰りたいの。」とはっきりした言葉で気持ちを訴えてきた。
 こんなことは初めてだ。
 「うん分かった。はっきりと話せたね。ずいぶんよくなってきたんだね。
 家族も回りの人たちも、あなたが早くよくなって帰ってくるのを待っているんだよ。
 みんな応援しているよ。
 器用は、生健会で被災地の視察にいってきたんだ。
 明日は行くからね。何か食べたい物はない?ローソンで捜そうか・・・」となだめる。
 何か答えていたが聞き取れず。

 「もしもし、落ち着いてきました。」と看護師の声。
 「心配をおかけしてすみません。ぼくは一歩回復してきたと思いました。
 困ったらいつでも連絡を下さい。」と言うと、
 「そうですね、回復してきたんですね。分かりました。」と受け止めてくれた。
 
 妻は、これから先どうなるのか見通せなくなって、不安でいっぱいになったのだろう。
 看護士さんたちには迷惑をかけるが、なんとかがんばるしかない。
 
 今日は台風一過の青空が広がり、生健会では被災地視察に出かけた。
 渡里町、岩沼市、名取市を回り、午後は一人で浜の畑を見に行った。
 浜は寒かった。

 

◇大雨の一日 ◇妻の闘病記 36

2011-05-30 21:56:52 | Weblog
  ◇大雨の一日
 おとといから降り続いた雨は大雨警報となって堀から溢れた。
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 道路わきには手のひらサイズのフナが浮いていた。
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 どうしたのかな?
 こういうのを見ると水の中に入って捕まえたくなる。
 子どものころの血が騒いでしまうのだ!<emoji code="a002" /> 
 
 ◇妻の闘病記 36
 雨の中、ジャスコでトレーニングパンツ(訓練用紙おむつ)を買って病院に。
 ベッドに看護師が来ていた。これからお風呂に入るところ。
 
 テーブルの上を見るとパンツが置いてある。尿とりパットも。
 「ちょうど良かった。病院のをかすところだった」と看護師。
 ???昨日はパンツが3・4枚残っていたのに。尿トリパットには気がつかなかったけど。

 風呂から上がってくる間に1階に尿とりパットを購入して持っていく。

 風呂から戻ってきたら、上一枚引っ掛けて直ぐ散歩に出る。
 1階のフロアを車イスを押して歩く。

 一休みする間に、今朝、医療生協の班の会計について問い合わせがあったことを伝えたら思い出せないと言うが、昨日話した(4度目)『ここに入院しているわけ』を確認したら『交通事故で』と答えることができた。<emoji code="a001" />
 まだまだ不十分ではあるが、少しずつ記憶の鎖がつながりだしたような感じがする。
 
 帰りしな、エレベーターまで歩いてお見送り。
 ありがたいのだが、まだおぼつかないのでお見送りのお見送りをすることになる。
 本人はそれでも満足なようだ。
 それを見ていた看護師からひやかされていた<emoji code="a002" />

 
 

妻の闘病記 35

2011-05-29 22:16:25 | Weblog
 

 台風2号の影響もあり、終日雨。

 那覇に移住したFさんに安否の電話を入れると、「葉外はなかったけれど、こんなに強い台風にあったのは初めてだ。」と驚いていた。

 タカに「おかあさんのところにいきたいの?」と訊くと、「うん」とうなずく。
 これできまりだ。今日の反原発集会はキャンセルと決定。

 今日も弁当は病院の駐車場の車中で済ませ、病室へ。
 妻はお昼寝中。
 先ずは昨日の生乾きの洗濯物を乾燥室に干す。

 戻ると目を覚ましていたので、看護師に了解をとり散歩に出る。
 外は小雨。いつものベンチには座れないから玄関前から歩行訓練。
 100mくらい歩いて1階ロビーへ。

 診察がないので、すいているイスに腰を下ろし、先日話した入院理由の確認をしたら、すっかり忘れていた。・・・やはり記憶障害だ?
 更にタカの弟がいるので連れてこいと変なことを言い出す。
 
 調子が悪かったのだろうが、少々思いやられる起きてきたようだ。
 タカを施設に戻すため、洗濯物を取り込んで3時に病院を後にする。
 5時前に施設に到着。

 一人だと気楽ではあるが、タカがいないと物足りない。



妻の闘病記 34

2011-05-28 21:44:49 | Weblog
  早朝より細かい霧雨。

 タカと病院へ。
 お昼ころ到着。買ってきた弁当を病院の駐車場の車中ですませ病室に入る。
 また新しい人が入っていた。

 2時から「人体と放射線」の講演を聞くためタカを病室に残して出かける。
 会場は近くなので仙石線と地下鉄を乗りついで行く。
 (中身については明日紹介する。)

 夕方5時病院に戻る。
 妻は紙パンツ一つになっていた!<emoji code="a006" />
 どうしたのか分からないが拘束ベルトを外さなければならないのでナースセンターへ。

 一日行かなかっただけなのに洗濯物がいっぱいだされているし・・・
 これまでにないことが起きだしたのだろうか?
 
 窓からは楽天イーグルスと阪神タイガースの交流試合のライトが霧雨に煙って見えていた。

沖縄県民になったFさん

2011-05-27 21:31:50 | Weblog
  浅草生まれの浅草育ちのFさん、先月から沖縄県民になった<emoji code="a006" />
 
 帰るとそのFさんからファックスが届いていた。
 それによると、小生のブログ仲間で那覇市在住の「ちあきさん」がFさんのマンションを訪ねてくれたというもの。
 
 Fさん、さぞかし心強く思われたことだろう。
 「ちあきさん」に感謝!<emoji code="a001" />
 
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 「ぼちぼち村」のシロバナのイカリソウ。
 こんなにたくさん咲いたのは初めて!

妻の闘病記 33

2011-05-26 22:22:33 | Weblog
  午後、妻の病院へ。

 散歩に連れ出し、楓の木下から歩行訓練。
 一昨日と比べると体が起きて、引きずっていた足音も小さくなってきた。
  
 一回りしてベンチで一休み。
 きのうピアノを運んでもらったことを話すと「どこに移動したの?」と訊く。
 「引き取ってもらったのだ、いとこのH君のお世話だよ」と、H訓に電話を入れる。

 お礼を言って妻に回すと、もごもご言っていた。
 顔を見ると、あれっ!右目が少し開いて左目の瞬きに連動して瞬いている。
 神経の麻痺が解けだしたのか?半ばあきらめかけていたいたところだったのでオドロキ!<emoji code="a006" />
 
 なるようにしかならないことだけど、いい方向に進んでくれると見守りがいがある。
 病室に戻って、看護師に話すと「見える!見える!」と興奮気味。
 ほんとに見えてくれればありがたいのだが・・・ 
 

さよならピアノ

2011-05-25 22:23:00 | Weblog
  小さなグランドピアノ。我が家に来て20年近くになろう。
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 弾き手だった長女が出て行き、妻も弾かなくなったことと、退院してきた妻の介護ベッド置き場のスペースを作っておく必要があったため、ピアノのの調律師をやっている甥っ子に頼んでおいたのだ。妻にも話しておいた。

 二人できた運送業者は先ずペダルを外し、次に前の脚を1本外して横に寝せ残り2本を手際よく外して梱包していった。
 
 そこから肩にベルトをかけ持ち上げ、コロに乗せたり滑らせたりしてトラックのリフトに乗せコンテナの壁に立てて固定する。

 重さは350kgという。2人はがっちりした体格で、いかにも力持ちという感じ。
 震災後、たおれることを心配する人が多くて大忙しだそうだ。

 このピアノ、中国に行くのかもしれないが、いい音を出してくれることを祈る。 

 

妻の闘病記 32

2011-05-24 22:01:05 | Weblog
  家の周りでキショウブが咲き出した。
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 好きな花だけれど、数年前からどんどん増えている。

 今日は妻が病院内の理容室に行く日。
 午後2時の予約。間に合うように30分前に到着。

 理容室は地下にある。
 車イスに乗せて出かけるが、迷路のようで迷ってしまう。
 
 理容台に座ると、「パーマをかけて」と言っている。
 理容師が「ここはカットしかできないんですよ。」と説明するがこだわっていたので助け舟を出して納得。

 順調にカットがすすんでいたら「白髪が気になるから染めて」だって。
 ああ~あ、こんなになっていても・・・女心はわからない<emoji code="a006" />
 理容代1800円。こんな所は高いと思っていたが安かった。
 
 ロビーに出ると、コーヒーショップでアイスコーヒーを所望。
 逆らわないように、ハイハイ。
 
 すっきりして散歩。
 いつもの楓の木の下まで行って歩行訓練。
 帰りは車イスを押して病室にもどる。

 小生が行かなくても、この程度の訓練をしてもらえるといいのだが・・・<emoji code="a004" />
  

妻の闘病記 31

2011-05-23 21:55:47 | Weblog
 午前、生活と健康を守る会=生健会・大河原支部の総会。
 12名集まって楽しいひと時を過ごした。

 夕方、る間の着替えを持って病院へ。
 散歩に連れ出す。外に出ると風が冷たくて寒いと言い出す。

 ロビーに戻って、どうしてここに入院しているか確かめた。
 「びょうき?」と答える。
 あれっ!2度話していたのに、よく分かっていない。
 3度目の交通事故の話をする。

 話が長くなると、集中できなくなるようだ。
 突然「まり子は?」と孫の名前を呼ぶ。
 「えっ?大事な話をしているのに・・・」と抗議すると「えへへ~~~」とはぐらかした。

 歩行訓練をして病室に戻る。
 6時きろにつき、7時半ころ帰宅。
 

雨の中で不忘地区の水源そうじ

2011-05-22 22:09:10 | Weblog
  朝から本降りとなる。
 今日は9時から「ぼちぼち村」のある不忘地区の簡易上水道の水源池のそうじ。

 雨具を着て取り付け道の草・笹刈り。
 一団は川の中に入って、水中の落ち葉をかき流していた。
 吐く息が白く見えるところまで気温は下がった。

 寒さの中で浄水場のそうじをし、水槽に水を溜めるところまでやって作業終了。
 昼食は地区内にある某宗教団体の巨大墓地があるレストラン。
 小生は初めてだったが、法事や墓参の人たちでいっぱいだった<emoji code="a006" />
 地区民は団体と自分たちの生活とは、けじめをつけて付き合っているようだ。
 
  帰りは濃い霧の中。
 ひどいところはセンターライン2本分しか見えないほど。
 山麓の環境は厳しい。

 夕方、カッコウの初鳴きを聞く。