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フォルクスワーゲン・トランスポーター

2018-08-28 06:40:27 | 自動車
Die Geschichte des VW Bulli Motorvision blickt zurü


ドイツのフォルクスワーゲンが製造した、
この、トランスポーター・シリーズは、
1950年(昭和25年)に製造が開始され、
日本には1953年(昭和28年)から輸入販売されました。

当時のスペックは、
全長4,1メートル。全幅1,7メートル。高1,9メートル。
車重1045キロ。
エンジンは、水平対向(これは日本のスバルと同じ)4気筒。
4サイクルOHV・1131CC。
25馬力・最高速度80キロ。





驚くのは、1045キロという軽さ。
そして25馬力という、現在では250CCバイクにも劣る性能。
よって最高速度は、たった80キロ。
この性能では、現在の高速道路を走るには、
青息吐息・気息奄々状態で、アクセルは常に目一杯。

とはいえ、このスタイルは、あまりにも魅力的。
そして、当時は多分珍しかったのかな・・
全輪独立懸架・・つまり乗り心地が良かったのです。











その為に、あらゆるタイプが製造されました。
トラック・ライトバン・マイクロバス・乗用車・・



運転席の窓の後には、同じ大きさの窓が、
きれいに4枚並んでいるという可愛いスタイルが何とも言えませんね。

最終的には、
1493CC,53馬力、時速105キロとなり、かなり余裕も出ましたが、
それでも現在の車から見れば、可愛いものです。
しかし、累計生産台数は200万台を越す、大ヒットでした。


さて、これが現代の日本で再び脚光を浴びている、
というか、これの模倣版がかなり存在するのです。





こういった具合に、軽四輪を、
フォルクスワーゲンに似せた車をよく見かけるのです。

それどころか、
先日は、軽四輪ではなく、
ハイエース並の中型車を、同じ大きさの窓4枚にして、
前面もフォルクスワーゲンそっくりに改造した車を見かけました。

現在、日本のワンボックス車は、
「おっかない顔」の車が多いのですが、
こういった可愛く、優しい顔の車が、
人の心を和ませ、愛着・親しみを感じさせるから、
安くはない改造費をかけても造るのでしょうね。



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