「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

トヨタマークX 新CM佐藤浩市

2010-02-27 | もろもろ

我が家では、数年前のトヨタマークXのCMがおおウケでした。

ストーリー

勤務先で何かミスがあったらしく佐藤浩市演じる「部長」が取引先に平身低頭で謝る。

その後、彼の部下と思われる美人がしっとりと助手席で
「今日の部長、頭下げすぎでした。でも・・・・素敵でした」と上目遣いに自己アピール。

カッコいいマークXのフォルム、これまた
「私の中に俺が還ってくる」とカッコよい部長のつぶやき、カッコよい音楽が流れる・・・・・

___END______

部長のナルシスティックな感じに全身がこそばゆくなっちゃうCMでした。
これを最初に見たとたん、夫と顔を見合わせて笑ってしまいました。

「イヤイヤ、ボーナス査定前だから上司にお愛想言ってるだけだって」とシニカルな私はツッコミたくなります。

なお、私は見過ごしてしまいましたが別の美人部下が「私の夢?ずっと部長の部下でいることでしょうか・・」というバージョンもあったようです。こちらも全身カユクなってしまいそう。

購買層の40代、50代のビジネスマンの夢を乗せ、まさにストライクゾーンのコマーシャルですね。確かトヨタは、東京都のオリンピック誘致ビデオの法外な製作額で話題になっている広告会社が担当していたと思います。

そのあとのCM、男性上司、部下とのやり取りバージョンが続き、(せりふ回しは大げさとはいえ)いつもリアルな設定で共感するものの、それほどインパクトはなかったです。

そして、このほど帰ってきました!あの全身こそばゆ設定が

今度は隣の席の「部長」を見ながら「全力で負けた時のあなたは 勝った時と 同じくらい カッコよかった。」 (正確なセリフは失念)と、部下が心でつぶやき上司に熱い視線を送るというもの。

女性の声がべちょっとしていて残念。
こういう不思議ちゃんでなく、前回のCMのように「ミス○○(←企業名が入る)」のイメージの正統派美人タレントさんにやってもらいたかったなあ。そのほうがおもしろい。

トヨタのウェブサイトを見てみたら、このCMは、トヨタが提供している「サムライコード」というウェブドラマのスピンアウトのようなCMみたいです。CMの女性役は佐藤浩市演じる主人公の秘書役の人(高久ちぐさ)でした。

ちょっと女性役に物足りなさは残るものの、
やっぱりこの設定は永遠だわ~

最近では、森三中演じる「キャッツアイ」美人三姉妹の宝くじBIGのCMに続き、気になるCMでした。

このマークXのシリーズが「男の夢を乗せて」いるとすると逆パターンもこの頃よくあります。

以前は、化粧品の「ビューネ」くらいでしたが、今は頭痛薬やコーヒーのCMで、イケメンで性格もよさそうな年下男性にいたわられるキャリアウーマンの設定がちらほらと。

「女の夢を乗せて」いてこちらもおもしろいです。男性はこういったCMを見て「体がかゆくなる」気持ちになるのでしょうか?

今はトヨタはリコール問題で米国で苦労していますが、
これは、GMやフォード等、米国自動車メーカーが巻き返しのため、議会やメディアに資金を投入して、過剰反応させているせいだともいえますので、それを日本メディアが一緒になってトヨタを叩くのはどうかと思います。

一方で、トヨタが当初から主張していた「実際に設計にミスはなかった。安全は保障されていた」は本当に正しかったのか。その検証についての報道は目にしません。個人的にはそこが知りたいです。リコールにしたということはその主張が虚偽だったことの証明と単純にとってよいのか、世論に負けてしまったのか。

トヨタがうまくいかなくなると、愛知県だけではなく日本経済にも影響を及ぼしてしまいます。

日本の産業史を考えると、日本製が「安かろう悪かろう」とされた時代を経て、世界でどのように日本製=高品質という評判を血のにじむ思いで作り上げたか、先人たちの努力を思うと頭が下がります。

彼らのおかげで、日本経済も成長し、私たちは食べ物に困らない暮らしができているのだとおもうと、感謝、感謝です。

日本の産業を代表する自動車メーカー。その中でも格別な存在感を持つトヨタにはぜひ復活していただきたいと思います。

トヨタ車もトヨタ株も持っていませんが、気持ちだけ一市民が応援してます

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コメント
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