久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

夏休み、フランス・ルクセンブルグ・ドイツへ・・・

2013-08-29 09:55:22 | Weblog
 兎に角、暑い日本から脱出したいという思いが強かった今年の夏休み。どうぞフランスは涼しいですように、と祈りつつ8月14日に出発しました。
 13時間近くかかって、夕方パリへ到着(いつも行きは得した気分)。今回のツアーは、ワインとグルメ、世界遺産の旅です。メンバーは何と7人。それに今までの旅行の中で最高年齢65才の添乗員さんが付いて、8人、6泊8日の旅がスタートしました
 ホテルにチェックインして早速、日本から予約をしていたパリのレストランへ。少し前にTVで紹介されたりんごを使った料理が特徴のレストラン、ということで是非行きたいと思ったのです。
 ホテルからタクシーで15分ぐらいでしょうか、カジュアルな感じの店の2階、日本語のメニューもあり、日本人のスタッフも居て、着いたばかりなのであまりお腹はすいていなかったのですが、なかなかおいしい料理を楽しみました。

 次の日は、半日のパリ市内観光の後、自由行動。前回の時は、1日、美術館のパスを使ったり、地下鉄に乗りまくっていろいろ回ったのですが、今回は半日。オルセー美術館とナポレオン博物館は何とか回ったのですが、ロダン美術館は時間切れ。本当に、ヨーロッパは聖マリア昇天祭、日曜、夏休みのバカンスと、休みが多かったり、夕方早く閉めたり、夏の期間は観光客にはちょっと残念な時期です

 3日目は朝早く出発してプロヴァンへ。12,13世紀の城壁や塔を見学。現地ガイドをしてくれた若いフランス人女性の英語がとても上手で分かりやすく、観光説明と同時に、いい英語の勉強になりました。
 これからずっとそうでしたが、天気が良く、日中の太陽は強いのですが、木陰は涼しい、という過ごしやすさ。ですから、何度かランチタイムは、ちょっと素敵なレストランの庭でいただきました。日本の夏では考えられないですけれど・・・

 その後、2時間半ぐらいバスで移動して、世界遺産の街ヴェズレーで古い教会を見学。さらにパリの南300kmぐらいの所、ボーヌへ。夜はブルゴーニュ料理をいただきます。
 今回の旅、テーマの通り、ワイン好きの人の集まりで、帰るまでずっと昼からワインを飲んでいました。またちょうどいい人数で、夜はまずシャンパンをグラスで飲んで、白、赤を1本ずづ、こんな毎日でした。

 4日目、いよいよブルゴーニュのワイン街道へ。途中に小さな街を抜け、ひたすら続くワイン畑を左右に見ながら走ります。シャトーで6種類ぐらいのワインを試飲したり、ロマネコンティの畑を見に行ったり、朝からワイン漬け。
 昼食はボーヌに戻り、宿泊したのとは違うホテルのレストランの庭でおいしいフォアグラのテリーヌをいただきます。あまり飲めない私も、皆といっしょで、おいしい料理とワイン、涼しい風、あー幸せ
 午後はボーヌの観光。フォントネーのシトー会修道院が良かったですね。広い敷地にいくつも建物があって、庭も広く、とても空気が気持ちのいい、心落ち着く空間にしばし下界を忘れました
 夜は、やはり日本からネットで予約していたレストランへ。ホテルからも歩いて行ける所で、気持ちのいい庭、料理も器もなかなか良くて、夫のgood choiceでした。

 5日目は東の方に向かって約230km、ナンシーという街へ。ここが今回楽しみにしていたガレの美術館がある所です。街自体もアールヌーボーが花開いたというだけあって、素敵な街並みでしたし、このナンシー派美術館は、素晴らしかったです。ガレやその時代のガラス工芸家、家具職人などの作品がたくさん展示されていました。ここでは日本人のガイドさんに詳しく案内してもらって、大変充実した時間となりました。

 そして、この日の宿泊はナンシーから1時間ぐらい行った、メッツという街に。ここのホテル、そしてホテル内のレストランの食事は良かったですね。

 6日目はメッツの市内観光。これまで見たこともないような数の、そして素晴らしいステンドグラスの大聖堂へ。ヨーロッパの教会は、その時代の富、権力の象徴でもあるのですが、本当に芸術的にも素晴らしく、またスケールにも圧倒されます。
 ここのステンドグラスの中には、シャガールの作品もあって、時の経つのを忘れてガラスの美しさを堪能しました。

 その後、簡単に国境を越えて、ルクセンブルグへ。昼食の後、市内観光。数か国に囲まれた小さな国ですが、大変美しい広場、大変歴史のある砲台、眺めのいいアドルフ橋、そしてセンスのいい店、など、ちょっと立ち寄るにはもったいないような都市でした。ここでやっとちょっと洒落たお土産や孫のかわいい服が買えて満足。

 そこから東へ200km、また簡単に国境を越えてドイツはケルンへ。大聖堂近くのちょっと変わったモールのようなガラスの外観のホテルに宿泊。夕食はホテルのレストランでしたが、なかなか良かったです。この夜はこの旅行の最後の夜、ということで、またまたワインで盛り上がりました。

 そして最後の日、高さもドイツ一高く、奥行きも大変広い世界遺産のケルン大聖堂見学へ。ここのステンドグラスも素晴らしかったです。中でも物議を醸しだしたというコンピューターでデザインされたというステンドグラスもそれなりに美しく、時代の流れを感じました。
 その後、2時間ぐらいバスでライン川クルーズのためにリューデスハイムへ。途中事故のため渋滞に巻き込まれ、思いのほか時間がかかってしまい、急いで昼食、クルーズの船にぎりぎりで間に合い乗船。この日も天気で日差しが強かったですが、川の涼しい風を受けながら、両岸の古城を楽しんだり、「世界3大がっかり」のローレライの崖を見たり、のんびりゆったりいい時間を過ごしました。しかし、ここにも中国人の観光客が大挙していて何とも・・・

 下船して一路フランクフルト空港へ。20時45分の飛行機で(帰りはちょっと損した気分ですが)21日14時着で成田に帰ってきました。
 いつものことですが、行って楽し、帰って嬉し、というのでしょうか、帰って次の日から仕事ですが、行っている間は仕事のことは忘れて思いっきり楽しみ、帰ってきたらやっぱり日本のご飯はおいしいねーと、そしてまた頑張って仕事しよーっと、という気分で、今回もリフレッシュしてきました