久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

今年初めてのブ・ロ・グです

2012-01-06 17:32:38 | Weblog
 遅くなりましたが、謹賀新年今年もよろしくお願いいたします。引き続きご愛顧を

 昨年暮れは、1日早く仕事を終えて、一人になった母や妹、その娘もいっしょに、総勢5人でシンガポールに行ってきました。私も夫も約20年ぶりのシンガポール。日本の淡路島ぐらいの領土に人口約500万人弱。山がないので、平地全部を使い、また少しずつ海を埋め立てて目一杯ビルを立てている街という印象。

 特に年末ということもあるのでしょうが、街はクリスマスのイルミネーションに彩られ、世界中から多くの観光客が訪れ、どこの観光地も夜中まで人が一杯。ものすごい活気にあふれていました。現地ガイドさんの話ですが、景気は大変良く、失業率は2%程度、物価は高いけれど仕事がたくさんあって、いい街だと言っていました。

 この小さな国の主要産業は、港湾、金融、観光。タワーから海を見ると、年末にも係わらず、たくさんの船が停泊していますし、港のコンテナ、クレーンのすさまじい数。さらにたくさんの金融機関のビル、そして、山ほどのホテル
 今話題のマリナ・ベイホテルも見に行きましたが、夜9時頃だというのにホテルの1Fはお祭りのような人だかり。20シンガポールドルを払って登った屋上テラスからの夜景の美しかったこと街のライティングだけではなく、時々レーザー光線で楽しませたり、そよ風が気持ちいい35階の散歩は飽きることがありませんでした。

 今回観光で回ったのは、市内、水族館、ナイトサファリ、マレーシアのジョホルバレー。4泊5日の慌ただしい旅行でしたが、ホテルは良かったし、食事もおいしく、まだまだ滞在したいと思いました。
 どの観光地に行っても、つい福岡が観光都市と言い出したことが頭に浮かび、本当に外からお客を呼べるのか、どんな所であればまた行きたいと思うかなど、考えてみました。
 どこにでもある中途半端なものでは1度は来ても、2度3度は来ないだろうし、他にない、ここでなくてはという要素・・・新しさ、おもしろさ、おいしい食事、素敵なホテル、遊ぶところ、便利さ、気候・・・などなどでしょうか。
 
 そう考えると、福岡は、九州他県からの若者は呼べても、海外からの観光客を呼べるか?呼ばなくてはいけないのか?ちょっと買い物してもらって、博多のおいしい物を食べてもらってではダメか・・・福岡の観光を議論する時には、もう少し外の観光地を見て、経験して、自分が行く人の気持ちになれる人に議論してもらいたいなーと思います。

 そんなこんなの慌ただしい年末を過ごし、シンガポール空港でカウントダウン、1月1日朝8時前に福岡に帰ってきました。

 それから珍しく4日まで休み。年末に間に合わなかった大掃除をしたり、時々TVを見たり、息子たち夫婦・孫が訪ねてきたり、久しぶりに自由な時間を過ごしました。
 民放のは長くておもしろくないので、主にNHKを見ましたが、お正月はなかなかいい番組をやっているのですね。何日だったか、「世界遺産、温泉と火山」とかいう題の番組はとても考えさせられました。
 世界の温泉の紹介も珍しかったのですが、火山の島に住む住民が、今も噴火している火山のリスクを受け止めたうえで、「私たちは何代もこの島に住んでいる。ここの自然の恩恵を受けているのでここが気にいっているし、これからも住み続ける」と言っていたのです。
 この自然さ、潔さ、人間は自然界の生き物であるという考え方でしょうか。今、私たちは、自分たちが自然の中で生かされている、自然と共に生きていることを忘れてしまっているのではないかと、ハッとさせられました。
 ちょっと厳しいかもしれませんが、自然の中で生きるということは、選択と自己責任ではないかと考えさせられた番組でした。

 シンガポールにいっしょに行った母は、昨年未亡人になりましたが、84才、私たちといっしょに朝8時過ぎから夜10時過ぎまで遊んでいました。耳は少し遠いですが、本当に元気で嬉しいです。今年も家族元気で、仲良く、仕事もしっかり、会社の基盤を強固に、これが今年の抱負です。
 今年もよろしくお願いいたします