今朝8時半、素晴らしい方と朝食会を持つことができました。何と、ノーベル平和賞をもらわれた、ムハマド・ユヌス氏のお話を聞き、直接質問をしたり、意見交換ができたという大変贅沢な1時間半でした。
ユヌス氏を日本に迎えての会合は、東京に続いて福岡でも大きな講演会や大学での講義も行われましたが、少人数の女性エグゼクティブとの会合は東京でも開催されたそうですが、今朝の会が一番贅沢な約10名の女性とユヌス氏とのミーティングとなったのです。
誘っていただいたのは、福岡で人材教育の会社を経営している女性企業家の大野社長からでした。今回全体のコーディネートをされているのは、九州大学の岡田先生で、朝食会にも来られており、最初にソーシャルビジネスとはという話をしてくださいました。
勿論事前に資料は送っていただいていましたが、正直行くまでは、有名な方との朝食会か、ユヌス氏の思いを聞く会かぐらいにしか思ってなく、大野社長のお誘いでもあるから行くかいう気持ちで参加したのでした。
ところが、直接彼の思いを聞き、メンバーの質問に答えられる熱いお話を聞いているうちに、ユルス氏のやっていらっしゃることは本当に素晴らしい内容で、且つこれからの世の中にとても重要なことだなと、途中胸に込み上げてくるものがありました。
少しユヌス氏のことを説明しますと、バングラディッシュの方で、国の貧しい女性たちに、彼女たちの秘められた可能性を引き出し、仕事を考えださせ、彼が設立したグラミン銀行から融資をし、社会を活性化する、という活動をされています。この活動が認められて、2006年にグラハム銀行とユヌス氏はノーベル平和賞を受賞されたのです。
女性たちが考えだす仕事をボランティアやNGOではなく、また一般の企業活動とは違う位置づけとして、それをソーシャルビジネスとして位置付けているのです。
さらに活動を世界中に広げていき、「世界中から貧困をなくす」という目的の下活動を続けているということです。
バングラディッシュのある女性の例を出されていました。その女性は裁縫が出来るというので、「1か月にいくつぐらい作れるか」と聞くと「5着ぐらい」と答えると「50着ぐらい作りなさい」と言う。「でも作るお金がありません」と言うと「その資金を貸しましょう」と言って、ビジネスとなる指導をしていくそうです。
ここまで書いて、今日はちょっと時間切れ。来週続きを書きます。
連休明けの20日、火曜日の朝、続きを書きます。
昨日の日経新聞にも出ていましたし、14日にも出ていましたが、ユニクロがユヌス氏の来日に合わせて、グラミン銀行と協力して、バングラディッシュで衣料の製造・販売を手掛ける新会社を作るという発表をしていました。
ユニクロの柳井会長兼社長は、記者会見で「その国にとっていい企業でなければ、その国で生き残れない」と言ったそうです。彼の構想では、この会社を作ることによってバングラディッシュで3年後には1,500人の雇用が創出できるということです。
寄付とかODAというと貧しい国に人にお金をあげるという時代が続きましたが、今はハビタットもそうですが、いかに現地の人に技術や教育を提供して、自らが生活していけるようにするかに力が入れられるようになってきました。
まさにユヌス氏の考え方ですよね。
短い時間でしたが、折角の機会ですので、私は2つの質問をしました。ひとつは、ビスネットの仕事の紹介をした後、ビスネットの仕事はソーシャルビジネスではないだろうか?
もうひとつの質問は、このところ日本の若い女性が保守的になってきて、専業主婦願望が増えているようだが、このような若い女性に我々先輩はどのようなメッセージを出せばよいのか?ということを聞いてみました。
2つ目の質問については、いろいろお話されたので、直接的な回答はなかったのですが、ビスネットの仕事はまさにソーシャルビジネスだと言われました。
世の中が進んでいくと、バブルやリーマンショックのように、どうしても経済が脚光を浴びお金を稼ぐことに関心がいってしまいがちです。
お金を稼ぐことは悪いことではないのですが、”心あるお金の稼ぎ方”とでもいうのでしょうか、一人勝ちではなく、多くの人たちが生活できるようにするには?また、新しく起業する時も、いかに稼ぐかという視点だけではなく、世の中に本当に必要とされている、世の中の役に立つビジネスをするという視点を持つと、もっと皆が幸せに生きていけるのではないかと思うのですが・・・。
それにしても素晴らしい人に出会い、いい話を聞くと、問題の多い世の中ですが、希望を持てるのと同時に私もがんばらなくては、まだまだやることはあると新たな気持ちにさせられるものなのですね。
ユヌス氏を日本に迎えての会合は、東京に続いて福岡でも大きな講演会や大学での講義も行われましたが、少人数の女性エグゼクティブとの会合は東京でも開催されたそうですが、今朝の会が一番贅沢な約10名の女性とユヌス氏とのミーティングとなったのです。
誘っていただいたのは、福岡で人材教育の会社を経営している女性企業家の大野社長からでした。今回全体のコーディネートをされているのは、九州大学の岡田先生で、朝食会にも来られており、最初にソーシャルビジネスとはという話をしてくださいました。
勿論事前に資料は送っていただいていましたが、正直行くまでは、有名な方との朝食会か、ユヌス氏の思いを聞く会かぐらいにしか思ってなく、大野社長のお誘いでもあるから行くかいう気持ちで参加したのでした。
ところが、直接彼の思いを聞き、メンバーの質問に答えられる熱いお話を聞いているうちに、ユルス氏のやっていらっしゃることは本当に素晴らしい内容で、且つこれからの世の中にとても重要なことだなと、途中胸に込み上げてくるものがありました。
少しユヌス氏のことを説明しますと、バングラディッシュの方で、国の貧しい女性たちに、彼女たちの秘められた可能性を引き出し、仕事を考えださせ、彼が設立したグラミン銀行から融資をし、社会を活性化する、という活動をされています。この活動が認められて、2006年にグラハム銀行とユヌス氏はノーベル平和賞を受賞されたのです。
女性たちが考えだす仕事をボランティアやNGOではなく、また一般の企業活動とは違う位置づけとして、それをソーシャルビジネスとして位置付けているのです。
さらに活動を世界中に広げていき、「世界中から貧困をなくす」という目的の下活動を続けているということです。
バングラディッシュのある女性の例を出されていました。その女性は裁縫が出来るというので、「1か月にいくつぐらい作れるか」と聞くと「5着ぐらい」と答えると「50着ぐらい作りなさい」と言う。「でも作るお金がありません」と言うと「その資金を貸しましょう」と言って、ビジネスとなる指導をしていくそうです。
ここまで書いて、今日はちょっと時間切れ。来週続きを書きます。
連休明けの20日、火曜日の朝、続きを書きます。
昨日の日経新聞にも出ていましたし、14日にも出ていましたが、ユニクロがユヌス氏の来日に合わせて、グラミン銀行と協力して、バングラディッシュで衣料の製造・販売を手掛ける新会社を作るという発表をしていました。
ユニクロの柳井会長兼社長は、記者会見で「その国にとっていい企業でなければ、その国で生き残れない」と言ったそうです。彼の構想では、この会社を作ることによってバングラディッシュで3年後には1,500人の雇用が創出できるということです。
寄付とかODAというと貧しい国に人にお金をあげるという時代が続きましたが、今はハビタットもそうですが、いかに現地の人に技術や教育を提供して、自らが生活していけるようにするかに力が入れられるようになってきました。
まさにユヌス氏の考え方ですよね。
短い時間でしたが、折角の機会ですので、私は2つの質問をしました。ひとつは、ビスネットの仕事の紹介をした後、ビスネットの仕事はソーシャルビジネスではないだろうか?
もうひとつの質問は、このところ日本の若い女性が保守的になってきて、専業主婦願望が増えているようだが、このような若い女性に我々先輩はどのようなメッセージを出せばよいのか?ということを聞いてみました。
2つ目の質問については、いろいろお話されたので、直接的な回答はなかったのですが、ビスネットの仕事はまさにソーシャルビジネスだと言われました。
世の中が進んでいくと、バブルやリーマンショックのように、どうしても経済が脚光を浴びお金を稼ぐことに関心がいってしまいがちです。
お金を稼ぐことは悪いことではないのですが、”心あるお金の稼ぎ方”とでもいうのでしょうか、一人勝ちではなく、多くの人たちが生活できるようにするには?また、新しく起業する時も、いかに稼ぐかという視点だけではなく、世の中に本当に必要とされている、世の中の役に立つビジネスをするという視点を持つと、もっと皆が幸せに生きていけるのではないかと思うのですが・・・。
それにしても素晴らしい人に出会い、いい話を聞くと、問題の多い世の中ですが、希望を持てるのと同時に私もがんばらなくては、まだまだやることはあると新たな気持ちにさせられるものなのですね。