久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

経済の勉強はおもしろい!

2010-05-14 17:39:25 | Weblog
 昨日、私が代表をしている”女性経済フォーラム”という会で、九州経済産業局長の「九州地域の活性化に向けて」という講演を聞いて、とても元気が出ました
 ”女性経済フォーラム”というのは、1995年、女性だけで経済を勉強しようと立ち上げた会で、今年15年になりますが、毎回20名から25名ぐらいの会員が出席し、講演者からじっくり話を聞いた後、懇親会でも講師と身近に話ができる、とても贅沢な会です。 会員は、企業や行政の管理職、専門職として働いている人、また経営者の女性たち50名ぐらいですが、これまで、福岡県知事を初め、福岡市長、古川佐賀県知事、武雄市長、九州電力会長、JR会長、西日本新聞社長などなどその時々の話題の分野の方々約80名にお話をいただいていました。

 今回は年度初めの会ということもあり、九州経済全般の勉強をしようと、九州経済産業局橘高局長にお願いしたのです。
 当日、77ページにも及ぶ膨大な資料を見て、難しい話になるのではないかとちょっと心配したのですが、大変お話が上手なのと、我々女性や仕事をしている者を意識されたお話で、とても関心をもって聞くことができました

 経済は少し持ち直してきたというものの、政治はあんな風だし、日本全体何だか悪い話が多く(そうは言うものの、自分はしっかりとこつこつといい仕事をしていくとがんばっているところですが)しかし九州という視点で見ると、なかなかこれから期待できるのではないかと思えてくる内容でした。
 経済産業局の新成長戦略は、世界の中で日本の経済的地位が下がっていること、少子高齢化の問題、雇用者所得が延びていない現状などを踏まえて、日本の強みであるところの、環境・エネルギー分野、健康(医療・介護)分野を活かしていきながら、今後はアジア戦略、観光・地域活性化などに力を入れていくということです。
 最近よく言われていることですが、日本の競争力が落ちているという現状。これは決して技術力が落ちているのではなく、企業の利益率が低いこと、国内の競争に企業のエネルギーが取られているということもあるようです。

 今後の戦力分野としては、”社会課題解決サービス”(それを最近ではソーシャルビジネスと呼んでいるますね)や”感性・文化産業大国”などが上げられています。
 もっと具体的には、スマートグリットや次世代自動車、予防医療なども産業を作りだしていくだろうということです。
 そこに女性や高齢者の力をどれだけ投入することができるか、その人たちが働ける社会を作っていくことも重要になってくるわけです。

 橘高局長は理論だけではなく、九州の企業をよく視察されているようで、詳しくお聞きする時間はありませんでしたが、資料にはすでに進んでいる企業の例もたくさん出ていました。

 実は、今回の女性経済フォーラムはこれだけではなく、講演会後の懇親会の時に、先日からブログにも書いていた、大山町の高級梅ジュースの完成お披露目も行いました。是非、感度の高い女性メンバーに飲んでもらって感想を聞きたかったのです。
 お洒落なボトルに入ったジュースで乾杯。とても評判がいいのに嬉しくなりました。まず色がきれい、香がいい、甘すぎない、酸っぱくない、ボトルがお洒落という感想で、中には、「いつ発売になるのか」「注文したい」という声まで。

 このような会を主催する者としては、魅力的な講師を一生懸命探し、出席者が少ないと心配し、毎回胃が痛む思いですが、終わると、やって良かったと思います。どの講師も人数に係わらず一生懸命話してくださるし、大変勉強になり、贅沢な時間を過ごせたなと思うからです
 さて、次回7月はどなたにお願いしようかと、今から頭を悩ましています