私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

吉備って知っている 20 吉備津神社の秋の大祭

2008-10-13 09:47:06 | Weblog
 昨日は吉備津神社の秋の大祭でした。例の七十五膳据(神に捧げる七十五の膳で中心となるのは「御盛相(おもっそう)」と呼ばれる円塔形の飯=秋は玄米で)の行列が、宮司を先頭に長い回廊を通って本殿まで進む、まあ、一種の備中の国の五穀豊穣を感謝する新嘗祭です。
 御供殿を出発した百数十人の長いこの行列は、しばらく進むと、南髄神門で、神主の祝詞奏上が行われるためいったん止まります。どうしてここで祝詞の奏上が行われるのかその理由は分からないのだそうです。それがすむと再び行列が本殿へと進み、そこで待機している神官に、町内から選ばれた供奉者によって運ばれてきた神膳などが渡され、雅楽が奏でられる中で厳かに神前に供えられます。
 かっては巫女さんの神楽舞もあったと聞いておりますが、今では見られません。復活するという話も聞いていません。
 午前十一時ごろから約2時間ぐらいのお祭りです。
 この七十五膳据のお祭りに合わせるように、吉備津町内から3台の千載楽と2台の神輿が盛大な渡御が行われます。
 年1回の各町内会の力量が問われる行事でもあり、町民の楽しみでもあるのです。