金銀を施した「重箱」が、お祭りを飾る主役の一つだった頃を懐かしんでいます。現代では、祭りのお客もなく、ただ普通と変らないそんなに大ご馳走というほどでもない食事で済ましてしまっているようです。祭りの料理に二日も三日も費やしていた時代とは何だったのでしょうか。
でも、昨日ご紹介した吉備津神社の七十五膳据は、250年以上の伝統がそのまま現代に引き続けられています。ここで使用されるのは重箱ではないのですが、漆塗りの重厚な感じのするお膳です。
さて、ご馳走を入れる重箱のことではないのですが、高尚先生は、この重箱読み、音・訓まじえてよむ熟語について書いておられます。
「例えば、古砌薄を〈こぜいのすすき〉と読んでいるようだが、昔は漢字で書いた文字を訓で読む時は総て訓で、音で読む時は総て音で読んでおった。音訓交じりに読むのは大変聞き苦しいことだ。」
と。
私事(ひとりごと);
では「重箱」はどう読んだらいいいのでしょうか。「じゅうそう」でもおかしいし、「かさねばこ」でも、何か変な感じがします。何時頃から「重箱」という食器が使われ出したかは知りませんが、高尚先生の時には、果たして、なんと呼んでいたのでしょうかね。
ちょっと、ここでストをします。
1、さてみなさん、次の言葉はどう読むのでしょう。
①「客間」「派手」「台所」「本棚」「新顔」「団子」
②「夕刊」「手数」「白菊」「雨具」「手帳」「豚肉」
簡単でしょう。では、次に。
2、①と②の違いはどうですか。
答;①群は、いわゆる重箱読み(音+訓)です。②群は湯桶読み(訓+音)と呼ばれているものの集まりです。
でも、昨日ご紹介した吉備津神社の七十五膳据は、250年以上の伝統がそのまま現代に引き続けられています。ここで使用されるのは重箱ではないのですが、漆塗りの重厚な感じのするお膳です。
さて、ご馳走を入れる重箱のことではないのですが、高尚先生は、この重箱読み、音・訓まじえてよむ熟語について書いておられます。
「例えば、古砌薄を〈こぜいのすすき〉と読んでいるようだが、昔は漢字で書いた文字を訓で読む時は総て訓で、音で読む時は総て音で読んでおった。音訓交じりに読むのは大変聞き苦しいことだ。」
と。
私事(ひとりごと);
では「重箱」はどう読んだらいいいのでしょうか。「じゅうそう」でもおかしいし、「かさねばこ」でも、何か変な感じがします。何時頃から「重箱」という食器が使われ出したかは知りませんが、高尚先生の時には、果たして、なんと呼んでいたのでしょうかね。
ちょっと、ここでストをします。
1、さてみなさん、次の言葉はどう読むのでしょう。
①「客間」「派手」「台所」「本棚」「新顔」「団子」
②「夕刊」「手数」「白菊」「雨具」「手帳」「豚肉」
簡単でしょう。では、次に。
2、①と②の違いはどうですか。
答;①群は、いわゆる重箱読み(音+訓)です。②群は湯桶読み(訓+音)と呼ばれているものの集まりです。