私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

彼岸花

2007-10-03 21:09:11 | Weblog
 先日、買って帰ったのが美味しかったので、再び、今日、孫を連れて吉備高原にピオーネを買いに行きました。もうこれが今年の最後のピオーネだとか。あたりは秋色をそこかしこに見せております。
 足守を過ぎ、大井、福谷にかけて、今年は、少々時期がずれていますが、今が一番の彼岸花の盛りです。たわわに実った取り入れ前の稲田の畦に沿って真っ赤な彼岸花が、蛇がうねうね通り過ぎていくように、幾重にも幾重にも、続いています。この時期ならではの田舎のうっとりするようなのどかな景色が目の前に展開されています。それでも、まだ暑さを一杯に残しているやや強い秋の日差しが、その彼岸花の何処までもうねうねと続いている赤い帯に映えて、なんともいえない今年だけの風景が見られました。
「そんなこと教えても、小さい子にわかるもんですか」
 家人に笑われながらも、一歳の孫にもその景色を私は分ろうとわかるまいと関係なしに目にさせました。彼の目にその赤が映ったのか映らなかったのかは分りませんが。
 ちょっとおかしな今年の秋をです。

 我;先生、「松の落葉」の中には残念ですが、この彼岸花のことについては触れられていません。この本に取り上げてある植物は、「すすき」「あさがお」「菊」の3種類だけでした。

 今日頂いて帰った「ピオーネ」のおいしさは、この足守の彼岸花の美しさに匹敵すると思いながら美味しく頂きました。