私の町 吉備津

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教科書検定について

2007-10-02 10:40:49 | Weblog
 またまた「松の落葉」から離れます。
 
 今朝の新聞の一面に教科書検定の記事がありました。

 これってちょと可笑しいのではと疑問に思いましたので、意見を述べてみます。
 
 新聞によると、沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が高校の教科書から削除された問題で、沖縄県民の強い意見により、この記述が復活する可能性があるというのです。
 
 この記事を見て「どうも可笑しい」と皆さんはお思いになられないのでしょうか。
 そもそも、どんな経緯があって、なぜ、この記事が削られたのでしょうか。削られたからには、それ相応の客観的な歴史的事実が存在したはずです。その事実は、今度はどうなるのでしょうか。
 また、客観的事実があったにも拘らず、多数の住民の意見があれば、歴史は変えられるのでしょうか。いったん歴史的認識に誤りがあるとして削られたのもでも、やすやすと再び復活できるのですか。
 
 一体教科書とは何なのでしょう。
 今までにあったものが、どのような経緯で、前回は教科書より削除したのでしょうか。朝令暮改みたいな事がどうして起るのでしょうか。教科書から削られるという事にはそれなりの理由があったからだと思います。
 今秋の改正判断では、前回の削除事由が根本的に間違っていたということなのでしょうか。
 もし、前回の判断に過ちがあるとして改正するのだったら、どうして間違いが起ったのか、また、その間違った判断をして、記述を書き直させた文科省の人たちの責任はどうなるのでしょうか。
 その人たちの意見をも、是非聞いてみたいと思います。ある確証をお持ちになっていた為の指示だったと思います。何処が間違ったのか、我々国民も是非知りたいと思います。

 またまた、これが政治だと苦笑いをして済ましておしまいになるのでしょうか。