私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

和笛

2007-10-10 15:13:07 | Weblog
 今日は「和笛」について、我;先生が述べておられるのを書きます。
 それによりますと、
 『やまと琴は、神代より非常に貴重な物であって、今でも使われているが、やまと笛は、今の世には見えず、昔からあったということは聞いてない。
 平安の文献などには、「和笛(やまとぶえ)」を弾く楽士がいないので採用する事が出来なかったとある』と。

 私事(ひとりごと);
 古事記には、
 『天の岩戸にお隠れになった天照大神が、再び、高天原にお出まし頂くよい方法ないかと、思金神が中心となって八百万神たちは、天安之河原に集まって話し合いをします。その結果が、鏡や勾玉などを造らせたり、鹿の骨を持って占なわしたり、天児屋命に祝詞を奏上させたり、更に天宇受売命を樽を逆さにしたものの上で踊らせたりした。』
 と、書いています。
 これは、わが国のお祭りの最初だったと思います。当然、そこに笛や琴や太鼓といった楽器が登場してもよさそうなのですが、楽器を使ったという記述はありません。神代には、わが国になかったと言えそうです。
 笛、鐘、太鼓などといった楽器は、その後、中国や朝鮮から伝わったものではないでしょうか。
 もし、太古からあったとするなら、この天照大神のお祭りに使われていてもよかったのではないかと想像しています。
 
 先生は、「やまと笛はなかったが、琴は神代からあった」と、記されていますが、それからすると、この私の説はちょっと変ですね。
 まさか、天照大神は音楽が嫌いだったというわけでもないでしょう?????