花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

一人芝居

2024年07月24日 | 環境システム科
先週行われた1学期最後の3年生の課題研究。
やることが多いので手分けして作業しましたが
彼はたったひとりで何をしているのでしょう。
ディスプレイには見慣れたミスト栽培を説明する画面。
その前で発表練習をしているのですが、
発表の途中でなんだか訳のわからない言葉を発しています。
実はこれは8月1日に行われる中学生のための体験入学で
FLORAが発表するパワーポイント。メインの発表者が彼なのです。
計画では発表の途中で2回、ストックホルムに行くメンバーによる
英語での発表があるのですが、あいにく担当者は体調不良でこの日は欠席。
制限時間もあるため、彼はたったひとりで
イメージトレーニングをしているのです。
しかし彼には英語の原稿が渡っていません。
そこで彼は英語の部分になると、なんだか訳のわからない言語を口にし
自分自身でイメージを作っているのです。
英語のようで英語でない不思議な言葉での一人芝居。
なかなかやるもんです。
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トマトのカーテン

2024年07月24日 | 環境システム科
これが現在の大型水耕温室。
小さかったトマトがこんなに大きく育ちました。
まるでゴーヤのカーテンならぬ、トマトのカーテンです。
この温室はFLORAが使わせてもらっている馴化温室と違って
故障していないため、ちゃんと装置が働き、気温が高くなると
自動で窓が開閉し、天井には遮光ネットを張ってくれてます。
そのおかげで炎天下でも比較的過ごしやすい環境を維持しています。
さてトマトはスイカやサトイモと並んで強い光が必要な作物。
専門用語で「陽光作物」といいます。
ナスやマメ、トウモロコシも同じ仲間で、まさに夏野菜なのです。
しかし強い光が苦手な作物もあります。
それがフキ、ミョウガ、シソなど。
かつてFLORAはふきの軟白栽培に成功し、
生で食べられる「サラダフキ」を発表し大いに話題になりました。
その際も、ちょっとの光で反応するフキ相手に
さまざま遮光のアイデアを試した記憶があります。
植物にも人間同様いろいろな個性があり
ご機嫌を損なわないよう上手に育てないとこちらの期待に応えてくれません。
難しいけど楽しいところです。
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