花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

こんな夢をみた

2024年07月12日 | 環境システム科
FLORAにはやってみたい妄想プロジェクトがあります。
いくつか紹介しましょう。皆さん、これがなんだかわかりますか?
これは笹。正しくは竹と笹は特徴が違う植物だそうですが
素人は細い竹というイメージ。興味のある方は調べてみてください。
さて竹には放置竹林という問題があります。
手入れのしなくなった竹林が増殖して困っているのだそうです。
しかし北国では太い竹はあまりなく、その代わり笹が繁茂しています。
ここ数年、放置竹林から国産メンマを作る取り組みは注目されています。
メンマは麻竹を乳酸発酵させた食べ物。煮たり乾燥させたり、
塩漬けしたりと簡単にはできないようですが、
それ以上に問題なのは、ほとんどが台湾などからの輸入品であること。
だから放置竹林を資源にして作る日本産メンマが話題となるのです。
竹と笹は似た植物。笹だってメンマになるかもしれません。
きっと挑戦した人がどこかにいるはずですが
細くて使い物にならないのか、調べても見つけることができません。
だったら作ってみたくなるのがFLORAのいたずら心。
機会があったら笹のメンマ作りにチャレンジしてみたいものです。
来年かな?
コメント

ブルーベリーを栽培している理由

2024年07月12日 | 環境システム科
考査も無事終わり、FLORAが本拠地である
馴化温室脇で育てているブルーベリーの収穫が始まりました。
3年生のFLORAは環境研究班、2年生のFLORAは栽培環境班と名前が違いますが
共通点はいずれも作物栽培がメインではないこと。
したがって昔から食べられる作物に憧れを持っていました。
10年以上も前、FLORAがまだ園芸科学科の研究班だったときに
同じ草花班に所属していた研究グループの先生が異動になり
その研究班も数年後にはなくなってしまいました。
研究班の活動は、これらの果樹や草花を利用して地域の皆さんと交流するのが目的。
そのため研究班が消えた後、彼らが育てていたブルーベリーだけが残ってしまいました。
数年間、黙ってみていたFLORAですが、毎年目の前に美味しそうな真夏の果実が実ります。
実っても小鳥に食べられてばかりじゃもったいない。
そこである年、とうとう我慢ができなくなりFLORAは管理を始めました。
紫外線を照射してよりポリフェノールを高めたブルーベリーを生産するなど
研究材料にしたメンバーもいますが、大きな鉢が重いので温室に移動することもできません。
そんなことでここ数年は販売し、微々たる額ですが活動費に当てています。
きちんと計算すると毎年の肥料や補充するピートモスの経費の方が高く
はっきりいって赤字経営。それでもFLORAが手放さないのは
長年の食べられる作物への憧れ。収穫しながらB級品を口に入れるのは最高の幸せです。
コメント