
ここは地元南部町の元中学校の体育館。数年前に統合によって閉校になりました。
町にお住まいの方は、このような廃校は町内に4〜5校もあるとのこと。
そういえば近隣の県立高校もここ数年で数校は閉校しているので
このような使っていない校舎はたくさんあることになります。
まだまだ使えそうなので、もったいない話です。
これに目をつけたのが2年生。使っていない校舎を
米の倉庫にして農家が販売するビジネスプランを考えました。
とはいっても玄米は15℃以下で保存しないと虫がわきます。
だから国は年間何百億円も払って備蓄米を維持しているのです。
彼らのアイデアの面白いところは、玄米ではなく籾のまま保管するところ。
籾だと常温で2年間は持つからです。ここに籾摺り機や精米機を設置して
集荷業者ではなく、地元住民に販売するというプランはかなり斬新。
まさに米に特化した地域のための産直です。
もちろん実現するにはハードルをたくさん越えなければなりませんし
これが最高のアイデアとは思いません。しかし「令和の米騒動」をきっかけに
みんなでお米のことを考えること、特に農業を身近で感じている
農業高校生にとってはとても良い学習だとFLORAは考えています。
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