花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

余り物で献立作り

2020年05月27日 | 研究
さて何やら活動しているのはJr.。
研究生とも呼ばれる1年生の研究チャレンジャーです。
今年は生物生産科の男子2名、環境システム科の女子2名の応募がありました。
そこで同じ学科同士2組に分けて、それぞれ取り組むことになりました。
とはいっても今、ハンターズは何かと大忙し。
時間に追われながら実験しています。
いろいろな実験を行うと、ちょいちょい材料が余って残っています。
そこで材料がもったいないので、ハンターズが今までいろいろな実験で余った
材料を使ってプロジェクトを行うことにしました。
よく冷蔵庫の余り物で料理するのと同じです。
しかし料理と違い決められた材料で研究を計画するのは想像以上に至難の技。
いろいろ検討した結果、とても上出来なアイデアとはいえませんが
なんとか挑戦することになりました。
もちろん指導してくれるのはハンターズ。
来月の本格的な研究開始を目指して、1年生の準備が進んでいます。




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チャレンジして学ぶ学習スタイル

2020年05月27日 | 環境システム科
先日、プランターにカブの種子を播いた環境システム科の2年生。
1週間たってずらりと発芽してきました。
選択科目なので履修している名農生は少ないのですが
プランターの数はみんなで約30個もあります。
面白いのは全員カブの品種が違うところ。
自分だけのカブというシチュエーションを設定することで
参加者のモチベーションがグンとあがるからです。
さて彼らのプランターを見てみると
上手に播けている人とそうでもない人います。
このプランターはとんでもなくたくさんの芽が出てきました。
筋まきの仕方を説明してから播種してもらったのですが、
人によっては受け取るイメージが異なるためです。
中には芽がほんの少ししか出ていない人もいます。
話を聞いてみるとちょっと他の人よりも深く植えてしまったとのこと。
発芽が遅れているようです。
農業の学習指導は失敗してもいいので、まずやってみることを重視します。
その後で、教科書から知識を得て、
どうしてこのような結果になったかを理解するのです。
もちろん、この経験から得た知識をもとに再チャレンジ。
繰り返すことで知識は定着し、技術は確実に身についてきます。
知識で頭でっかちになってから行動するのではなく、まずはトライ。
彼らは秋にまた第2段を播種する予定です。
きっとその時はもっと上手にできるはずです。
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HEXAR

2020年05月27日 | 研究
10年前に始まったフローラの活動は最初からデジタルカメラで記録しましたが、
その前はアナログのフィルム時代。先日、倉庫から
フローラ結成の少し前に前任校で使っていた古い35mmカメラが出てきました。
農業高校で授業と同じぐらい大切なのが写真での活動記録。
生徒の研究活動を記録するため平均1日1本、フィルムを使っていた頃のものです。
これは1992年にデビューしたコニカヘキサーというコンパクトフィルムカメラ。
光学メーカーであるコニカがこのカメラに搭載したヘキサーレンズは
当時では珍しいF2の明るいレンズ。したがってボケがきれいで、
さらに抜群のキレと発色で楽しく撮影していたものです。
しかしこの後、時代はデジタルに急激に移行していきます。
そんな移行期のカメラなのでピントはオートフォーカス。
アナログ式のダイヤルもついているのですが、表示は液晶。
これから始まるデジタル時代を期待させるようなアナログカメラでした。
しかし2003年にコニカは、ロッコールレンズで有名なミノルタと経営統合。
そして2006年にコニカミノルタは、なんとカメラ事業から撤退してしまいました。
そんなこともありこのコニカヘキサーは銀塩時代最後の銘機と呼ばれています。
でもコニカとミノルタのお話はこれで終わりません。
この優れた技術は嬉しいことにその後、SONYに引き継がれたのです。
現在、SONYのデジタルカメラは高く評価されています。
そこには多くのファンを魅了したヘキサーとロッコーレンズの技術が生きているのです。
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