きれいな肌が魅力

ここは大型水耕温室。
その一角でネギの礫耕実験が行われています。
おそらく環境システム科の施設園芸班の研究だと思われます。
名農の水耕栽培はスポンジなどに播種して
そのままベッドに植える方式がほとんどですが
このような小さな軽石に植える礫耕というものもあります。
今までチームフローラも何度か挑戦したことがありますが
想像以上にうまく育ちます。
一昨年、小型の玉ねぎであるペコロスを研究したメンバーがいましたが
彼が用いたのも礫耕栽培。
青色LEDを照射することで肥大を早めることに成功しました。
この礫耕栽培のいいところは土で汚れないところ。
ネギを露地栽培すればどうしても土がついてしまいますが
これなら採ってすぐ食べることができそうなぐらい
きれいな肌のネギが収穫できると思います。
ぜひ校内販売もしてもらいたいものです。

出番は秋

第２農場にいってみました。
ここはご存知のとおり、園芸科学科の草花温室。
夏の太陽で暑い暑い温室です。
温室を覗いて見ると１学期はサルビアなど
春の花壇苗がたくさんありましたが
すっかり秋の花壇苗に変わっています。
この植物はハボタン。
同じ花壇苗でも秋から冬にきれいな葉色で花壇を飾る秋の植物です。
名久井農業高等学校は地域の駅などを
緑化する活動を長年行ってきました。
活動は春と秋の2回。
今年も秋は10月中旬に開催される予定です。
この葉ボタンはそんな名農生の
緑化活動にも使われる園芸素材なのです。
大活躍する10月中旬までのあと２ケ月弱の間、
ハボタンはこの温室で静かに成長しています。