花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

会いたかった!!

2017年04月05日 | 研究
4月4日の種差海岸。
サクラソウ観察といっても開花は1ヶ月以上も先。
おそらく海岸全体でも出芽している植物は
そう多くないだろうと予想していたところ
なんとごく一部ですが、自生地に小さな葉を発見しました。
まさに会いたかったサクラソウです。
ちょっと早すぎるような気がしませんか。
でも調べてみると今年の冬は
暖冬傾向だったとまとめられています。
そんな感じはしなかったのですが、
植物はちゃんと感じて早く顔を出しているのかもしれません!
今度来るのは来月、ピンクの花が咲いているころ。
人工受粉の結果をモニタリングします。
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春の海

2017年04月05日 | 研究
1年ぶりにやってきた種差海岸です。
この日は凪で波も穏やか。
気温も高く本当に気持ちいい春の海でした。
もちろんやってきた理由はサクラソウの観察。
開花は5月のため今はまだ葉が出るか出ないかの
微妙なところだと想像して出かけました!
チームがサクラソウの保全活動を始めて今年で6年目。
今は2014年に行った人工受粉のモニタリング中のため
以前ほど海岸に足を運ぶことはなくなりました。
そのため震災時、先輩方がいったいどんな思いで活動したのか、
またどんな苦労がありどんな喜びがあったのかは
現在のメンバーは想像すらできなくなってきたように思います。
そんなチームですが、なぜか今になってサクラソウの保全活動が
日本自然保護大賞をはじめさまざまな賞を頂くようになりました。
いろいろインタビューを受けるのですが
なかなかメンバーは実感がわかず返答に困っているようです。
これはチームだけではなく被災地ボランティアを行っている
グループも同じような問題を抱えているといいます。
継承していくことの難しさを感じます。
そこでチームでは後継者となる後輩たちを
活動の原点となった種差海岸で振り返りを行う活動を始めました。
潮風に吹かれながら6年間の取り組みを聞くうちに
活動にどんな意味があり、今何をすべきなのかを
自分たちで考えて欲しいからです。
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