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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

桜桃

2014年06月30日 | 環境システム科
「私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。
子供たちは、桜桃など、見た事も無いかもしれない。
食べさせたら、よろこぶだろう。
父が持って帰ったら、よろこぶだろう。」
これは太宰治の短編「桜桃」の一節です。
桜桃とはご存知のとおりサクランボのこと。
話から察すると、どうやら昔もサクランボは贅沢で
子供たちにとって珍しいものだったようです。
ところが名農では違います!
ご覧の通り、サクランボが校内販売されると群がるのは女子生徒。
名農に入ると子供たちが親に買っていくのです。
さて6月19日は太宰の命日である桜桃忌でした。
なくなる直前に書かれたこの短編「桜桃」が名の由来です。
名農は今がサクランボの旬である「桜桃季」。
初夏は名農で学ぶ喜びを実感できる季節でもあります。
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やっぱり佐藤錦

2014年06月30日 | 学校
名農で収穫された佐藤錦。
ご存知のとおり、とても甘い高級品種です。
イチゴであれば「あまおう」「とちおとめ」などの新しい品種に
どんどん代替わりしていますが、なぜかサクランボは
いまだに大正生まれの古い品種「佐藤錦」が主役です!
サクランボはイチゴと違って木になるためそう簡単に更新できません。
また佐藤錦を超える品種がなかなか出てこないというのも理由のようです。
しかし最近、サクランボ業界では平成3年に品種登録された
新品種「紅秀峰」の人気が徐々に出てきたようです。
佐藤錦によりも酸味が少なく、実も大きくかたいことから
贈り物には最適だからです。
収穫時期は佐藤錦よりも遅いので、
南部町でも収穫はこれからではないでしょうか。
とはいっても育種した山形県ですら紅秀峰のシェアはまだ10%。
75%はいぜん佐藤錦が占めています。
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