日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

連盟総会に出席して

2006-11-20 10:53:23 | メッセージ
 日本バプテスト連盟年次総会が11月15-17日の三日間、伊豆天城山荘にて開かれた。年々議事の進め方や運営に工夫が見られる一方、議案についての審議がうまくかみ合わず不十分なかたちで採決に至る面も見受けられ、時間的な制限もあるが、まだまだ改善の余地があるように思えた。
 さて、今回の総会では191教会からの出席者があったが、諸般の事情で総会に来ることのできなかった欠席教会も80教会近くあり、連盟加盟教会の4分の1以上を占めていた事は大きな痛みであった。
特に総会の中で気になったのは、「夢プロジェクトについて」という協議の時間が持たれたのだが、それは全国の各地方連合(13)毎に諸教会の夢プロジェクトが出され、その中から1つの教会が選ばれ、連盟から3000万円が支給され、各地方連合としてもその1つの教会の夢プロジェクトの推進に協力していく、ということだと今回の総会に出て初めて大まかな輪郭を知った。
確かに「ひとつ一つの教会の夢」を知り、ともにおぼえ、祈り合うことは大切なことだ。しかし、現実に財政難や諸般の事情や問題を抱え困窮し、「夢」さえ持ち、描くことすら困難な実情にある教会のことがそこで見落とされてはいないか、と私の目には映った。十字架と復活の主を信じている者として、「人の思いや考えよらず、神のご意志とみ業を行っていく」ことこそが求められている。
私たちの連盟に連なるあらゆる教会の現実をもっともっと見据え、財政的、また様々の重たい問題や困難を抱え、苦闘している教会の小さな声に耳を傾け、そういったひとつ一つの教会の傷み(痛み)や叫びを感じ取り、ともに祈りにおぼえ、少しでもともに歩んでいける、そうした地道で細やかな協力伝道こそが質的に、今こそ連盟という交わりの中で求められているのではないだろうか、と率直に思った。
 以上簡単な報告で申し訳ないが、この「夢プロジェクト」の問題は私たちの連盟が掲げている「自立と協力」というテーマと深く関わることであり、その内実をはらむ問題だけに、今回はその事についてペンを執った。 俊


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