外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

六大学の投手黄金時代

2010-06-14 17:47:15 | 大学野球
私以上に東京六大学野球好きの私の父(1924年・大正13年生まれで、今年の誕生日が来ると86歳!)によれば、昭和30年前後に活躍した各校のエース投手たちが、最も魅力的だったと。

確かに、昭和30年ごろを振り返ると、凄い投手たちが揃っていました。

写真右から
明治・秋山登(岡山東商業。リーグ戦通算33勝18敗。大洋の一年目に25勝をあげて新人王)
早稲田・木村保(大阪の八尾高校で甲子園準優勝。29勝16敗。南海一年目に21勝で新人王)
慶応・藤田元司(西条高校。31勝19敗。日本石油経由で巨人に入り、一年目に17勝で新人王)
立教・杉浦忠(挙母高校(現在の豊田西)。36勝12敗。南海の一年目に27勝で新人王)

六大学のエースがプロ入りしたら、新人王を獲得するのが当たり前という感じなのですから、さぞかし当時のリーグ戦は面白かったことでしょう。

この四投手のプロ入り一年目の勝ち星を合計すると90勝に達しますから、もし全員が同じチームに入団したら、ぶっちぎりの優勝ということになります。

なお、この当時のエースたちは、上記の勝ち星の大半を上級生になってからあげているという点が、現代とは違うところだそうです。

ただ、素晴らしい活躍を見せた4人のエース投手たちも今や全員が鬼籍に入られてしまい、私の父も、たいそう寂しがっています。

ところで、早稲田の木村投手は、ご子息が天理高校から早稲田に入り、一塁手として活躍し、卒業後は富士重工に進まれました。
亡くなった山内政治さんが学生コーチの時に鍛えていらっしゃった下級生の1人です。
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5 Comments

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夢のエースたち (slept5555)
2010-06-15 00:41:25
今はなき青田昇さんは「秋山、稲尾、杉浦がいれば監督がいなくたって優勝できる」と言っておられました。すごいわけです。
野手陣は (早稲田スポーツファン)
2010-06-15 03:54:13
まさに六大学黄金期でした
野手陣では
早稲田:森徹
立教:大沢 矢頭 長嶋 本屋敷 古田
慶応:佐々木 衆樹 中田
明治:土井 近藤和
等の選手が活躍しました
杉浦投手 (片岡元スカウト部長)
2010-06-15 09:02:15
ヤクルトのスカウト部長だった片岡さん(浪商-立教)が書いた本の中に立教時代「練習が終わって眼鏡をふく杉浦さんの姿は今でもまぶたにやきついている」という名文章があります。
片岡さん (mytochigiotoko)
2010-06-15 10:12:35
失礼しました。前のコメントは私のでした。片岡さんの本は六大学全盛時代の話がたくさんあり面白いです。あの張本さんが直立不動で挨拶をしたという、浪商では先輩にあたります。
Unknown (かっちゃん)
2010-06-18 00:18:55
昭和30年代は凄い投手たちが揃っていたのですね。

また、懐かしいお話を嬉しく読ませていただきました。

足立、湯川、木村、、、自分が指導した下級生の話を良くしていたことを思い出します。

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