外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

週べ今週号

2011-01-25 21:07:59 | 大学野球
週刊ベースボール今週号は、プロの各球団のキャンプ情報と大石・斎藤・福井・加賀美らの新人関連記事、和田、越智、田中、加藤、久米ら六大学OBの近況、大学ジャパンの新スタッフ、そして一昔前の東大野球部の写真など、かなり楽しめる内容です。

そして、斎藤くん人気に応えて、ベースボールマガジンは、週べ増刊号も発売予定のようです。

さすがのフットワーク。
商機を逃しません。
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週べ増刊号といえば、今では当たり前の存在となっている大学野球の展望号/決算号が発行されるようになったのは、怪物・江川が法政に入学した1974年(昭和49年)のことでした。

この年は、「花の49年組」と称される大型新人たちが、ドラフト指名を蹴って六大学各校に大挙して入学して、神宮は活況を呈しました。

ちなみに、プロでは長嶋選手の引退、六大学では早稲田が春季リーグで優勝して、大学選手権でも一気に日本一まで上り詰めた年。

私個人はといえば、青山高校を卒業するも、奔放に過ごした三年間の報いで、代々木ゼミナール原宿校舎に寂しく身を置いた年でもあります。
(><)
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さて、この年の六大学の思い出話をすると、どうしても「花の49年組」の一年生たちに話題が偏ってしまいがち。

しかし、いま思い出しても胸が踊るような、素晴らしい選手が各校の上級生にいました。

冒頭の写真は、東大の四番打者・平尾選手です。
秋季リーグの法東一回戦で怪物・江川を打ち崩し、江川に初黒星を味わせた殊勲者の1人。
各校のエース投手に対した時も、甘い球ならば外野スタンドに軽々と運んでしまう、リーグ屈指の強打者でした。


こちらは、この年の六大学で私が最も好きな打者だった、法政の新井外野手です。

軸のブレないスイングと、大人びた端正な面構え。
「大学の野球選手って、年齢差以上に大人っぽく感じるな」と畏敬の念を抱いてしまう雰囲気を漂わせる、私の憧れの選手でした。



こちらは、早稲田の前川善裕選手。
小橋主将と共に、大学日本一を達成した早稲田の主軸を担いました。
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もし、私が現役合格していれば、学生席から眺めることになったはずの名選手たち。

浪人中に何試合か観戦してはいますが、腰を据えて観戦できなかったのが残念です。
それぐらい、魅力のある選手たちでした。
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4 Comments

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昭和49年春 (早稲田スポーツファン)
2011-01-26 10:00:12
昭和49年春は石山監督就任早々リーグ戦優勝、選手権優勝しましたが
リーグ戦スタート時は苦戦続きでした
東大との初戦は引き分け立教との初戦は敗戦でした
この時の東大には野手では河野、平尾、遠藤選手投手には現監督の御手洗さんがいました
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Unknown (kiyosumiwhiteriver)
2011-01-26 12:02:02
いつも興味深く拝読させて頂いています。

週刊ベースボール社の大学野球展望号/決算号はいつも購読していますが、
発行されたのが江川投手入学の頃とは全く知りませんでした。

前川選手の写真を見てあらためて気付いた事が。
野球部のヘルメットとラグビー部のえび茶の色合いは、時代とともに変わっていますよね。
前川選手のヘルメットの色は、今と比較すると明るい色に見えます。
ラグビー部のジャージも、時代によって暗い色になったり明るい色になったりしている様に感じます。
あまり意識した事がありませんでしたが、駅伝部のユニフォームの色も時代によって少し色合いが
違っているのでしょうね。

江川投手が法政大学入学とともに東京六大学野球ファンになったので、
この時代の写真は、とても懐かしいです。
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新井さん (slept5555)
2011-01-26 19:27:47
愛妻を亡くされて、「娘には普通の人と結婚してほしい」とのコメントです。娘さんはミス着物に。二軍監督をされているそうですが、岡田監督との「六大学コンビ」で、イチロー選手のように球界をけん引する芽を育ててほしいですね。
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ヘルメット (早稲田スポーツファン)
2011-01-27 05:07:04
谷沢さんが現役の時にはヘルメットの色が白の時がありました
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