外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

Kingston Mines

2012-09-23 23:00:16 | 音楽
ブルース・バーの「キングストン・マインズ」に繰り出しました。

CTAレッドラインのFullerton駅から徒歩10分ほどにあるお店です。
↓お店のWEBサイトが、なかなか良くできています
キングストン・マインズ

今夜は午後7時開店

このお店には2つのステージがありまして、その1つで、女性ギタリストと男性ベーシストのデュオが7時半から始まりました。


ご覧のとおり、アコースティック・ギターと4弦のアコースティック・ベースギターによる至ってシンプルなサウンドですが、ギターのジョアナ・コナーの多彩な演奏テクニックと力強いアタックに、本場で生き抜いているミュージシャンの実力を感じさせられました。
↓YouTubeに画像を見つけました。
録音の音質は今一つですが、雰囲気がお分かりいただけると思います。
Joanna Connorのアコースティック・ライブの映像

この男性ベーシストは、演奏中に殆ど表情を変えません。
主役であるジョアナの息遣いや表情を窺いながら、簡潔でしっかりしたリズムを送り続けます。

ただ、演奏を聴きながら「このベーシストは、ハナ肇さんに似ているなあ」と思いついた私は、演奏途中で「あっと驚く、為五郎。なぬっ?」と言う光景を想像したりしていました。
(;^_^A

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アコースティックの演奏は一時間後の8時半に終了。
次は隣のステージで演奏があるというので、私も席を移動しました。

すると、ジョアナとベーシストの2人も移動してきて、今度はエレキ・ギターと5弦のフェンダー・ベースに持ち替えて、更にドラムスとサイド・ギターも加わった4人組による熱い演奏が始まりました。


先ほどまで地味な演奏をしていたベーシストが豹変し、観衆の五臓六腑を揺さ振るような重低音を大音量で鳴らし始めました。

また、四十歳以上のメンバーの中で、ドラマーだけが二十歳過ぎの若者であることに私は気がつきました。
有名店における週末のステージは、野球でいえばメジャー・リーガーにしか声のかからない特別な場所です。
また、ブルースは年季を重ねることも必要。
ですから、二十歳そこそこの若者がメンバーであることは意外でした。

しかし、その若者が超絶的な技量の持ち主だったのです。
その正確でダイナミックなドラミングは、本当に素晴らしいものでした。

WEBサイトにはドラマーの名前が見当たりませんでしたが、何とか調べあてて、今後の活躍に注目していきたいと思います。

このステージは、午後9時から10時半までの90分間、休憩なしで続きました。
そして、土曜日ということもあって午前4時まで、彼らのステージは続きます。

技量と体力
その両方を併せ持つミュージシャンだけが生き残ることのできる競争社会

シカゴのブルース界は、そんな厳しい世界なのだと思いました。

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