外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

「野球とニューヨーク」

2011-09-14 21:44:44 | 大学野球
例年ならば、長期休暇を取って、大好きなニューヨークで野球とジャズを堪能している時期です。

しかし今年は、身近なスタッフが転職・転勤したために、ちょっと見通しが立ちません。
(><)

そんなフラストレーションを発散しようと、一冊の本を買ってきました。

「野球とニューヨーク」(中央公論社、佐山和夫、1500円)

メジャーリーグとニューヨークの関係、野球とヤジの関係など、野球好きにはたまらない話題が満載です。

野球に関する雑学に興味のある方には、お薦めの一冊です。

------------

1971年9月28日の午後7時、イングランド代表と日本代表が戦う、歴史に残る試合がありました。

スコアは3対6
大西鐵之祐さんが率いるジャパンが、ラグビー先進国・イングランドを土俵際まて追い詰めた試合です。

--------

当時の秩父宮ラグビー場の収容人員は1万7千人。
そこに、3万人のラグビーファンが集まったというのですから、ただ事ではありません。
きちんと座席に収まるような人数ではありませんでした。


この写真でも分かるように、溢れたファンはグラウンドの芝生にも座りました。

------

以前にも話題にしたことがありますが、私も芝生に座った1人です。

このイングランド戦の翌日から、都立青山高校の文化祭である「外苑祭」が行われることになっていました。
したがって試合当日の夕方、多くの青高生たちが準備作業に汗を流していまして、高校一年生であった私も、クラス主催の「お化け屋敷」と、軽音楽サークルのライブ部屋の設営に、掛け持ちで汗を流していました。

そこに、クラスメイトでラグビー部員のSくん(通称チャビン)がやってきました。
「今からイングランド戦に行こう。歴史に残る試合だ。行くしかないよ。」と。

私が「チケットもないし、今日はお金もないよ」と言ったのですが、Sくんは言います。
「何とかなるから、とにかく秩父宮に行こう」

秩父宮と神宮球場への距離が日本一近い、都立青山高校。
いざ行くと決めたならば、校門を出て数秒で秩父宮に到着します。
(^^)v

私たちは、今は亡き東京ボーリングセンターの脇を抜けて、金網を乗り越えて、チケット無しでラグビー場に入りました。
そして超満員の観客席を通り抜けて、神宮球場サイドのゴールラインの横あたりの芝生の上に座りました。
夜間照明に浮かび上がった両軍の選手たちの姿が、とても美しく感じられました。
------

そんなノリで見たのが、日本ラグビー史に残る名勝負。
今となっては、声をかけてくれた「チャビン」に感謝するばかりです。
Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする