外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

何と申しましょうか

2011-08-08 21:46:38 | 社会全般
今日も、大荒れの金融市場でした。
そして、明日以降も何が起きるか分かりません。

もっとも、何か大事件が起きるというようにも思えません。
言ってみれば、これまでとは異なる経済の秩序、異なるパワーバランスへの移行を予感して、その行き着く先を、市場のプレイヤーたちが手探りしているような感じということでしょうか。
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私の個人的な見方ですが、中国、ロシア、そして東欧諸国の旧・共産主義国が市場経済に参入してきたことが、全てのバランスを変えた原因だと思います。

それ以前の日本経済の成功体験は、まさに「三丁目の夕日」の世界。

日本の十倍の人口を有し、スパルタ教育によって上昇思考の強い若者たちを鍛え上げる中国は、とてつもないパワーを持っています。

日本のご年配の方々が、いくら「高度成長期の頃は良かった」と思っても、二度と「あの頃」は戻ってきません。

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しかし、日本社会の様々な仕組み、例えば都市計画や教育制度なども、「あの頃」を前提に構築されています。
そして、その仕組みに起因する既得権益も。

こういう仕組みの上で君臨してきた政党が自民党であり、その再構築を期待されたのが民主党でした。

しかし、民主党も、まだまだ力不足ということが明らかになってきました。

米国と中国のパワーバランスが揺れ動く現在、残念ながら、日本は翻弄されるばかり。
将来の見通しを訊かれても、何と申しましょうか…

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野球のオールド・ファンにとって、解説者・小西得郎さんの「何と申しましょうか」という名調子は、とても懐かしいものです。

ただ、偶然に知った小西さんのご経歴には、ちょっと驚きました。
Wikipedia

一昔前のプロ野球がどんな世界であったのか。
いわゆる裏金事件、栄養費事件を繰り返し引き起こす土壌は何なのか。

Wikipediaに記された小西さんの破天荒なエピソードからも、垣間見えるように思います。
Comments (2)
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