アメトリンの日々

ちょっとした空想話です。^^

道を迷わせる人たち

2016年11月14日 09時51分43秒 | 日記

 何か質問をすると、要点をまとめてわかりやすいくピンポントで説明してくれる人がいます。

こういう人は要領がよくて、話を聞いていてもストレスがたまらなくてよいです。

反対に、簡単でシンプルな説明で済むものを、ワザと難解にして、こちらの時間と労力をロスさせようとする人たちがいます。

前に、親類のお年寄りに電化製品を勧める人がいて、シンプルで使いやすい基本的な機能がついただけのものでよいと言っているのに、お年寄りは使わないし理解しにくいだろうという無駄に多機能な製品をやたらに勧めてくる知り合いがいて困ったことがありました。

どうやら、その人は自分の専門的な知識を誇りたいだけだったようで、ものすごく時間の無駄だったなと思いました。

知らない街でタクシーに乗って、ワザと遠回りされたりして、時間と料金を余計に取られると誰でも腹が立つものですが、このような状態はわりとどこの世界でも行われています。

最短の道で行きたい人にワザと迂回路を案内する人というのは、さまざまな動機があると思いますが、なんでもそうですが、物事はわりとシンプルだというのが真実で、こういう人に出会った時はとっとと離れるのが一番だなと私は思います。

バシャールやシルバーバーチもすべてはシンプルに説明できると言っていますが、特にシルバーバーチは、この本が書かれた時代背景やキリスト教の影響を受ける国が多かったこともあって、本来は教義など必要のないフリースタイルのような自由な信仰に対する個人の発想を、狭い教義に押し込めて、素人に価値観を押し付けたり、わかりづらくしてしまった当時の祭祀の方々に非常に怒っていたようでした。

知識を独占したり、自分を特別な位置におきたいために、シンプルなものをワザと難解にして、素人にわかりづらくして、複雑にしてしまったのだと本の中でキリスト教の宗教関係者の人に怒っています。

私自身は無宗教なので、当時のキリスト教の教義がどのようなものなのかは知らないし興味もないのですが、当時の宗教関係者の方が、善良な信者の方々に対して、心理的に不誠実だったのは理解できました。

シルバーバーチはまともな人なので、不実なタクシー運転手のような人が許せなかったのだと思います。

なんでもそうですが、物事はピンポイントでシンプルな説明で話が済むものだと最近思います。

最短の道や、シンプルな答えだけを望んでいる人に、もし、長々と話したい人がいたとしたら、それをさせるこの人の動機はなんだろうかと考えてみると、答えが出てきやすいと思います。