久野かおりさんの神無月の夜と月の砂漠からという素晴らしい曲があるのですが、意識の海に潜りたい時には、個人的にはお勧めしたい曲だと思います。
顕在意識と、潜在意識のちょうど中間のような、バランスのとれた空間というのがあるのですが、この2曲を聞くとまるで目の前にあるプールにはいるように、なんの抵抗もなく意識の海に潜ることができます。
ヘミシンクのように変性意識を感じるような曲もありますが、相性もあるのか、私はヘミシンクの曲よりもこちらの曲の方が簡単に深く潜れるような感じがします。
現実に対応するための顕在意識と、前世や過去の出来事を覚えている顕在意識のちょうど中間にいる感覚は心地よくて、まるで体や意識が水の中で浮いているように感じます。
様々な情報や過去のデータを読み込んで分析する現実で物事を判断する方法と、潜在意識や直感から理解するできごとは、まるでちがうことだといつも思います。
そして、直感で判断することの方が正確であるのだと思うことが多いのです。
いつも、潜在意識にアクセスできるようなウォーミングアップ的な状態に体を慣らしておくことは必要なことだとたまに思うのですが、頭だけで考えようとすると、簡単に限界が来てしまいます。
何かの専門家の人がこう言ったから。というような、例えば専門家の人の言う過去のデータに基づいた将来の予測なのど情報はあまり当てにならないのだと思いながらも、頭だけで考えているうちは、その情報に頼ったりします。
そして、それを繰り返していると、潜在意識とのパイプが切れて、オンラインに繋がっていないパソコンのようになってしまいます。
インターネットにつながっていないパソコンほど退屈なものはないと思うのですが、私にとって、潜在意識に繋がるということは、パソコンをネットに繋げるようなものです。
どっぷりと深く水のような栄養のあるエネルギーを感じながら浮遊する感じを味わうのはとても心地がよいことで、すぐにその状態に入り込める曲を作れる人というのは、ちょっと、特殊な技術を持った、魔法が使える国から来た人たちなのではないのかなと思ったりするのでした。