天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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10月16日: 曇った日のインサイト/お知らせ

2019年10月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この三つのアニメーション GIF のフレームの中で、日没近くで光が霞むときに、空を通して雲が漂っている。この光景は、火星日145日目(地球日2019年4月25日)の現地時間午後6時30分に、マーズインサイト着陸船のカメラが捕えた。手前の直径69センチメートルのドームの下には、着陸船の高感度の地震計(SEIS)がある。地震は地球の内部構造を明らかにする。従って SEIS によって検出される震動によって、火星の地下を探査することができる。特に、 SEIS によって、5月22日(火星日173)と7月25日(火星日235日)の二回、典型的な火星の地震が記録された。この赤い惑星からの微妙な震動は低波長であり、これを聞くためには可聴周波数に処理されなければならない。(以下略)

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<アニメーション動画>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 地球と比べて火星の大気は非常に薄く、雨が降ることはなく雲も希薄です。
火星日(sol と言う)は当該探査船が火星に着陸した時点からの火星の暦での日数。火星の一日は地球より20分ほど長い。なお、上の記事の地震を音で聞くには こちらから。


 <速報・追記・急告> 今日10月16日に予定されていた国際宇宙ステーションでの船外活動は、先の船外活動で設置した機器のテストの失敗から18日金曜日まで延期になりました。なお、これに伴う金曜日の船外活動は、国際宇宙ステーションでは初めての、2名の女性宇宙飛行士達によって行われます。

<前記事> 今日10月16日、国際宇宙ステーションでは、新しいリチュームイオン電池に交換する、5回の船外活動の3回目が行われます。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

 

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10月15日: 土星の長い嵐のシステム/お知らせ

2019年10月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それは、我々の太陽系で記録された、これまでで最大かつ最も長命の嵐の一つであった。2010年後半に最初に見られ、地球より大きく始まったこの土星の北半球の雲の構成は、その後全惑星に広がった。この嵐は、地球からだけでなく、土星を周っているロボット・カッシーニ宇宙船のクローズアップにも観測された。赤外線の疑似色で描かれたオレンジの色は大気の雲の奥深くを、明るい色はより高い雲に焦点を当てている。薄く青い水平な線の土星のリングがほぼエッジ・オンで見えている。曲がった暗い帯は、左上の太陽によって雲のトップに投げられたリングの影である。稲妻からの電波の雑音の源、激しい嵐は、土星の北に春が出現するときの、季節変化によるものであると考えられる。6ヵ月以上荒れ狂った後に、この肖像的な嵐は全惑星を周り、続いて自身の尾を吸収した。それは、驚くことに、消滅の原因になった。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 主題となっている嵐は土星の北半球(イメージの上部)を囲んでいる渦。イメージの中央を横断するライトブルーのラインは土星を代表するリング。実際に極めて薄い。中央下の黒い帯はリングの影。リングのギャップが示されている。

<お知らせ>: 明日10月16日、国際宇宙ステーションでは、新しいリチュームイオン電池に交換する、5回の船外活動の3回目が行われます。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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10月14日: 「こうのとり8号」に搭載した生鮮食品/お知らせ

2019年10月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

最近国際宇宙ステーション(ISS)に結合した「こうのとり8号」は、生鮮食品を宇宙飛行士達に届けた。

 1、生鮮食品搭載の目的: 長期滞在する宇宙飛行士達の様々なストレスを緩和し、パフォーマンスの向上に繋げること。 

 2、搭載する生鮮食品の技術的要件
  ・ 調理性:生食が可能なこと 
  ・ 保存性: HTV 搭載時の温度環境を模擬した環境で4週間以上の保存が可能なこと
  ・ 衛生性:除菌後、一般生菌数が規定以下であること
  ・ 安全性:種子を食べる食品でないこと、喫食の際著しい果汁の飛散が無いこと、アレルギー等の表示対象食品でないこと
  ・ 食品残渣:喫食後の食品残渣が極力少ないこと
  ・ 搭載量の制約:規定のスペースに搭載可能であること
  など。

<出典>: 「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」

<大判>: 上のリンクから。

<ひとこと>: 以上は記事の一部のみ。詳細は上のリンクから。

<お知らせ>: 台風19号の襲来に伴い、12日~14日は比較的平易な記事に絞りました。明日から通常に戻ります。

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10月13日: JAXA からのこうのとり H-II 運搬船8号

2019年10月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの「こうのとり H-II 運搬船8号(HTV-8)が、国際宇宙ステーションのハーモニーモジュール(フレーム外)に取り付けられているのが描かれる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 台風19号への対応が優先されるため、軽い話題に絞らせていただいています。

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10月12日: 台風ハギビス(台風19号)/お知らせ

2019年10月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

台風ハギビス(Hagibis、和名:台風19号)は日本の本州に向かい、週末に陸地に接近をすることが予想されている。日本は強風と豪雨からの損害の可能性に備えている。カテゴリー5のハリケーンに匹敵するこの巨大な台風は、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3ミッションによって、10月10日 01:00 GMT(日本時間10月10日午前10時)に捕えられた。この嵐の目は直径約60キロメートルである。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。大きく高精細なイメージです(4652×10034 pic, 36.25 MB)。

<お知らせ>: 強大な台風19号は関東地方に向かっています。万一停電等の被害が出た場合は、明日13日以降の記事の掲載ができないかもしれません。ご了承ください。

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10月11日: 火星の北極の砂丘/お知らせ

2019年10月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この魅惑的なイメージは、ヨーロッパ宇宙機関/ロスコスモス(ロシア)のエクソマーズガス追跡軌道船の CaSSIS カメラによって、火星の北極領域でとられた。火星の砂丘は、支配的な風の向きの手掛かりを提供して、地球のように様々な特徴的な形をとる。それらの時間経過の監視は、砂丘がどのように進化するか、また一般的な堆積物が惑星の周りにどのように運ばれるかの自然の研究室を我々に与えている。極地領域の冬の間、二酸化炭素の氷の薄い層が表面を覆い、春の夜明けとともに昇華する。砂丘フィールドでは、今年の春の解凍が下から起こり、氷と砂の間にガスを捕らえる。氷が割れたとき、このガスは激しく解放されその中に砂を運ぶ。そして、このイメージに見られる暗い一片と筋をつくる。このイメージは、また、イメージの左に見られる三日月またはU字型の砂丘 「バルハン砂丘」 を捕えている。このバルハン砂丘の曲がった頂点は風下を指している。このイメージは北緯 74.46 度/東経 348.3 度に中心があり、2019年5月25日にとられた。

<出典>:  「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 今日10月11日午後9時前から、国際宇宙ステーションで、今回2回目の船外活動が予定されています。この作業は今ノーベル化学賞で話題となっているリチュームイオン電池に更新するための作業です。これらのリチュームイオン電池は先の日本の貨物船「こうのとり」が届けたものです。リチュームイオン電池は国際宇宙ステーションでも大きな貢献を果たしています。 船外活動の中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月10日: 海は、潮流を気象の危機に向わせることができるか?

2019年10月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々が多くの温室効果ガスを大気に注入する中で、世界は破滅的な結果をもたらす危機的な割合で温められている。広大な海は気象の変化の熱を奪うのに寄与するが、新しい調査は、海が、以前に考えられたより大気の二酸化炭素を吸収していることを示している。しかし、これらは低下の方向に向かうかもしれない。地球表面の70%以上を覆う海は、気象にまた生命に、極めて重要な役割を果たしている。最近の気候変動に関する政府間パネル (IPCC)の特別レポートは、我々が如何に海と氷に依存しているか、また、地球の健康にとってどれほど本質的かに焦点を当てている。それらは、気象の変化によって、多くの点でストレスを与えられている。例えば、21世紀を通しての広域な海の状況は、更に多くの大気の二酸化炭素を受け入れ、空気から更に多くの熱を除き、更なる酸性化の進行を抑制するように海水温が上昇している先例のない状況での遷移を映し出している。この50年間、海は、人間の活動からの温室効果ガスに起因する過剰な大気の熱の90%以上を吸収してきたが、更に海は、二酸化炭素を吸収することによって地球を冷やすのに役立っている。しかしながら、海が大気の二酸化炭素の物質をどれ程吸収できるかは、今でも論議の的である。(以下略)

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: イメージは大気と海の間の二酸化炭素の流れ(2019.08.10)。

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10月9日: NASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホが船外活動を行う

2019年10月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホ(図中央)が、米国時間10月6日(日本時間10月6日~7日)、国際宇宙ステーション電力システムを更新するために、ポート6(P6)トラス構造の作業サイトで船外活動を行う。彼女とNASAの宇宙飛行士アンドリュー・モーガン(フレーム外)は、ステーションの大きなニッケル水素バッテリを新しい、より強力なリチウムイオン電池に更新するために、7時間と1分、宇宙の真空の中で働いた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 新しいリチュームイオン電池は先の「こうのとり8号」で運ばれたもの。スペースシャトル廃止後の現状では、この重量の機器を運べるのは「こうのとり」のみ。

右上のイメージはポート6の末端を示す大きな版から切り出しています。左のイメージは活動中のアンドリュー・モーガン。ともにイメージのリンク先から大型の版でご覧ください。

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10月8日: 遠い系外惑星に水蒸気が発見される

2019年10月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

人類の大きな疑問の一つ、太陽系外に生命が生存しているかもしれない場所の惑星、遠い系外惑星 K2-18b の大気に、最近、かなりの量の水蒸気が発見された。この惑星とその親星 K2-18 は、しし座の方向の約124光年にある。この系外惑星は、地球よりかなり大きく、大規模であるが、そのホームの星の生物生息可能域を周っている。親星 K2-18 は我々の太陽より赤いが、地球の空で輝く太陽に似た明るさで、 K2-18b の空で輝いている。この発見は、その惑星が親星の前を動いたときの水蒸気の色の吸収を観測することによって、ハッブル、スピッツア、ケプラーの三つの宇宙望遠鏡からのデータからもたらされた。ここに挙げたイラストレーションは、右側の系外惑星 K2-18b 、左のその親星赤色矮星 K2-18 と、未確認の姉妹惑星をイメージしている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: これは「ハッブル宇宙望遠鏡」から9月13日に発表されたものです。本サイトの記事はホームページの「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」、9月18日の「NASAのハッブル、生物生息可能域系外惑星に初めて水蒸気を発見」から。

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10月7日: 水星のルスタヴェリクレータ

2019年10月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このようなインパクトクレータの内部を調査することによって、ヨーロッパ宇宙機関の調査研究員 Joana S. Oliveira は、水星の磁場の位置が、時とともに驚くべき方向に変化することを発見した。地球と似て、水星は、磁場を生み出す液体金属のコアを持っている。地球では、磁北極と磁南極が、一年に約10~60キロメートルの間で漂っている。その45億年のうちに地球の磁場の方向は大きく漂った。この最も内側の惑星の磁気の歴史を理解するために、彼は、2011-2015年の間水星を周った、NASAのメッセンジャミッションからのデータを使った。この調査の結果は、2025年に到着する予定の ESA (ヨーロッパ宇宙機関)/ JAXA (日本宇宙航空研究開発機構)共同の、現在そのルート上にあるベピ・コロンボミッションの調査に役立つだろう。科学者達は、惑星の磁場の進化の調査に岩を使っている。冷えた溶岩または大きなインパクトで熱した岩からつくられた岩は特に役立つツールである。(以下略)

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 水星の地形には世界の文化人の名が付されている。ショタ・ルスタヴェリは12世紀・13世紀のグルジアの詩人。長編叙事詩「豹皮の騎士」を残した。 なお、記事にある通り、現在、 ESA/JAXA 共同のベピ・コロンボが水星に向かっているが、到着後分離される日本の衛星は主として水星の磁気を調べる任務を負っている。

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10月6日: 日本の重力波望遠鏡「かぐら」が完成/お知らせ

2019年10月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大型低温重力波望遠鏡「かぐら」が完成し、重力波望遠鏡3者による研究協定が締結されました。 岐阜県飛騨市神岡町に建設が進められてきた大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)がこのたび完成し、米国の LIGO(ライゴ)、欧州の Virgo(バーゴ)との研究協定を締結しました。これら主要な3者の重力波望遠鏡で同時観測することによって、重力波を発生させた天体をより正確に特定できるようになります。 KAGRA は、東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構 国立天文台を共同ホスト機関とした協力体制の下、富山大学をはじめとする国内外の研究機関・大学の研究者との共同で、2010年から進められてきたプロジェクトです。2019年4月、全ての機器の搬入、設置が完了し、現在、精密なレーザー干渉計として動作させるための調整や、検出感度を高めるための試験、調整を進めています。2019年内に重力波の観測運転を開始し、 LIGO 、 Virgo との共同観測を行う予定です。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 詳細は上のリンクから。右のイメージは日、米、欧の代表の握手。

 

 

<お知らせ>: 今日10月6日(日)午後8時50分ごろから、国際宇宙ステーションで、先般「こうのとり8号」で運んだリチューム電池への交換のための船外作業が予定されています。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月5日: ナミビアの港町、ウォルビスベイ/お知らせ

2019年10月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションがアフリカの南東の軌道の旅を始めたとき、大西洋岸のナミビアの港町ウォルビスベイ(Walvis Bay)が、262マイル(419キロメートル)から描かれる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 岸辺の波頭まで見える高精細なイメージです。

 

 

<お知らせ>: 明日10月6日夜、国際宇宙ステーションでは、先般「こうのとり」が運んだリチュームイオン電池と、古いニッケル水素電池とを交換する船外作業が行われます。この交換作業は5回に分けて行われる予定です。詳細および中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月4日: アメリー氷棚崩れる/遠征60帰還

2019年10月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

南極大陸のアメリー氷棚で巨大な氷山が崩れた。 D28 と呼ばれるこの氷山は約 1600 平方キロ、ほぼ大ロンドンの大きさである。幅約30キロメートル、長さ60キロメートル、重量 3000 億トン超と推定される。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル1号ミッションで捕えられた崩壊の前後がこのアニメーションで示されている。このアメリー氷棚は9月22日~25日の間に分離したと推定される。科学者達は、これは、アメリー氷棚の50年間で最大の崩壊であると言っている。衛星達は船舶の安全な航行のために氷山の監視と追跡を続けるだろう。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリックして GIF アニメをご覧ください。

 

 

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションからのクルーは無事地球に戻りました。それぞれのビデオ(Youtube)は次のとおり。
   ①  別れの挨拶とハッチ閉鎖    ②  切離し    ③  着陸

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10月3日: HTV-8 貨物船がステーションに向かって移される/お知らせ

2019年10月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本宇宙航空研究開発機構からの H-II 運搬船8号(HTV-8)が Canadarm2 ロボットアームに掴まれているのが描かれる。この貨物船は、その後、ステーションのハーモニーモジュールに取り付けられた。その時、軌道の複合体は、大西洋を横断した後、アフリカのカメルーンの259マイル(414キロメートル)上空にあった。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

 

 

<お知らせ>: 今日10月3日、国際宇宙ステーションの遠征60クルーが地球に帰還する予定です。

今週軌道の研究室での滞在を終える宇宙飛行士ニック・ハーグは言った。「今日は軌道の研究室で生活する私の最後の月曜日であり最後の視界に浸っている。」 彼とロシアのソユーズ指揮官アレクセイ・オブチニンは、203日のミッション、 3,248 回の軌道の周回、 8,080 万マイル(12,928 万キロメートル)の旅を終えようとしている。

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ニック・ハーグとアレクセイ・オブチニンは、今日10月3日、地球に帰還する予定である。その日程と中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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10月2日: カシオペアAをリサイクルする/お知らせ

2019年10月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々のミルキーウェイ銀河の大規模な星達は壮観な寿命を生きている。広大な宇宙の雲から崩れ、核の炉に点火し、それらのコアに重い元素達をつくる。数百万年後、この豊かな材料は星間宇宙に吹き戻され、そこでは新たに星の構成が始まる。カシオペアAとして知られる拡大する破片の雲は、星の生命のサイクルのこの最終段階の例である。この超新星の残骸をつくった爆発からの光は、惑星地球の空に約350年前に最初に見られたが、その光が我々に届くのに約 11,000 年かかった。チャンドラX線天文台とハッブル宇宙望遠鏡からのX線と可視光線データから成るこの疑似カラー・イメージは、まだ熱いフィラメントと残骸の節を示している。カシオペアAは推定された距離で幅約30光年であり、天文学者達が我々の銀河の星のリサイクルを探るのに役立てるために、特定の元素からの高エネルギーX線放射が、赤がシリコン、黄色が硫黄、緑がカルシウム、紫が鉄で示されている。更に広がる外への爆風が青みがかった色で見られる。中央近くの明るい小さな点は、信じられないほど高密度の、大規模な星のコアの崩壊した残骸である中性子星である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 明日10月3日、国際宇宙ステーションの遠征60が帰還の途につきます。ハッチ閉鎖午後1時20分、着陸午後7時58分予定。中継放送時刻等の詳細はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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