我々のミルキーウェイ銀河の大規模な星達は壮観な寿命を生きている。広大な宇宙の雲から崩れ、核の炉に点火し、それらのコアに重い元素達をつくる。数百万年後、この豊かな材料は星間宇宙に吹き戻され、そこでは新たに星の構成が始まる。カシオペアAとして知られる拡大する破片の雲は、星の生命のサイクルのこの最終段階の例である。この超新星の残骸をつくった爆発からの光は、惑星地球の空に約350年前に最初に見られたが、その光が我々に届くのに約 11,000 年かかった。チャンドラX線天文台とハッブル宇宙望遠鏡からのX線と可視光線データから成るこの疑似カラー・イメージは、まだ熱いフィラメントと残骸の節を示している。カシオペアAは推定された距離で幅約30光年であり、天文学者達が我々の銀河の星のリサイクルを探るのに役立てるために、特定の元素からの高エネルギーX線放射が、赤がシリコン、黄色が硫黄、緑がカルシウム、紫が鉄で示されている。更に広がる外への爆風が青みがかった色で見られる。中央近くの明るい小さな点は、信じられないほど高密度の、大規模な星のコアの崩壊した残骸である中性子星である。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリック。
<お知らせ>: 明日10月3日、国際宇宙ステーションの遠征60が帰還の途につきます。ハッチ閉鎖午後1時20分、着陸午後7時58分予定。中継放送時刻等の詳細はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます