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1月14日: 火星の午後遅く

2020年01月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星のキュリオシティローバーからのこの広域のパノラマの視界に、日没近くの長い影が伸びている。マーズローバーによって火星日 2616 日にとられたフレームからつくられた、キュリオシティのナビゲーションカメラ (navcam)でとられたこの光景は、北から南(左から右)に約200度をカバーしている。それは地球の日付で12月16日である。キュリオシティは、西のビュートの平坦地の上に留まっている。左に沿ってゲイルクレータの遠い北の縁が見える。中央近くに既にキュリオシティによって訪問された中央のビュートがある。右側に、将来の目的地、アイオリス山(シャープ山)の麓に向かって伸びるローバーの影がある。火星の午後遅くの色に近づけるために、モノクロの navcam フレームがカラー化された。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: しばらく、いくつかの探査機の火星の写真を掲載します。
なお、記事の中で、キュリオシティローバー(図の右下に一部)は小型バスサイズの遠隔操作“探査車”。「火星日」は探査機が火星に着いてからの火星での日数。すなわち、このイメージが撮られた時点で、キュリオシティは、火星の日数で 2616 日(地球日換算で7年強)滞在していることを示している。

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