おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ヒメオドリコソウ 分布拡大中

2011年03月25日 00時00分00秒 | 植物
写真1

写真2 写真3


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 晩冬から春、花の少ない野や畦に、ピンクの花をつけるヒメオドリコソウ(写真1)。
 下部の葉は長い葉柄のある丸い卵型、上部の葉は三角状卵型で葉柄のない苞葉(写真2)。
 葉の表面には脈に沿い小じわが多く、葉の両面には軟毛がある(写真2)。
 花は葉のつけ根から数個ずつ輪のようにつき、葉の間から出る(写真3)。

 本種はヨーロッパ原産の越年草。
 日本では1993年東京駒場で発見された。
 関東地方や長野県などで雑草化して分布を広げつつある。

 茎は高さ10~25㎝、根もとは横にはう。
 茎には稜がある(茎は四角柱状)。

 和名は、本種の花がオドリコソウ(茎丈30~50㎝・花冠2~4㎝)の花より約1㎝小さいことに由来。
 草丈も低い。
 ヒメは小さいの意味。
 学名:Lamium purpureum シソ科

 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』218頁(株式会社 山と渓谷社・1983年) *当ブログ2012年04月05日;オドリコソウ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年03月29日 撮影地:栃木県上三川町下簗
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