おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

小さな槍をつけるスズメノヤリ

2011年02月28日 00時00分00秒 | 植物



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 今はなきケヤキ(欅)。駐車場増設で伐られた(顛末のごく一部を2011年2月22日に紹介)。
 そのケヤキの根元で、スズメノヤリ(写真1)は芽吹き、実をつけ、枯れ、また芽吹く輪廻転生的サイクルを維持していた(写真2で、薄茶色の丸い実をつけている)。しかし、今はない。

 スズメノヤリの名は、写真1のように、苞葉が実の集まりの上にヤリ(槍)のように突き出るのでついた。また、スズメは「小さい」という意味で、小さいヤリ(槍)をつけている草となる。写真2のケヤキの根元に生える多くのスズメノヤリも、草丈は最高14㎝で小さい。

 引用・参考文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』644頁、株式会社山と渓谷社、1983
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年4月19日 撮影地:埼玉県久喜市
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なに なさってんですか17 千切り干し大根をつくってる 宮崎市木花

2011年02月27日 00時00分00秒 | 農業
写真1

写真2


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 宮崎市木花の大根は櫓棚干し(弊ブログ2011年02月26日)だけでない
 水洗いし、細く短く千切りにして干される

 千切り大根は横に長く斜めの棚に並べられる(写真1)
 冷たい季節風・霧島おろしに効率良くさらすため

 半日~1日で薄茶色の縮れた千切り干し大根となる
 大根の水洗いと千切りは機械化されている(写真2)

 撮影・執筆者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月15日 撮影地:宮崎市木花
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大根を櫓棚に吊るし  寒風と太陽で自然乾燥  宮崎市木花

2011年02月26日 10時35分49秒 | 農業
写真1

写真2


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 宮崎市木花の大根は孟宗竹製の櫓棚に干される
 洗った大根を2本1組に葉の部分を藁で縛り、吊るしてある

 約2週間、冷たい季節風・霧島おろしと天日にさらされる(写真1・2) 
 甘味を増し、漬物用に出荷される

 筆者は、約半世紀前、故郷東桜島で大根をひき、干すのを手伝った
 写真ほどではないが、孟宗竹で4段ほどの櫓棚が組んであった

 水不足地で火山灰土ゆえ、大根を水洗せず、布で拭いた
 干し終わり、しなびた大根は、10本前後を1束にカズラで縛った

 干し大根束をガンギとよぶ船着場まで運んだ
 女性は頭に2束ほど載せ、男性はカレコと呼ぶ背負子に6束ほどつけて

 焼き玉エンジンの船が、ひっくり返らんばかりに干し大根を積み、対岸鹿児島の市場へ運んだ
 その頃、スバルの軽四輪車が使われ始めた
 今思うと、農協扱いの富士重工製営農用スバル

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月15日 撮影地:宮崎市木花
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渡良瀬遊水地4  ヨシ焼き  2009年

2011年02月25日 02時51分25秒 | 農村
写真1
写真2
写真3
写真4


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 今年2011年も、渡良瀬遊水地のヨシ焼きは、03月20日(日)08時30分から実施予定

 毎年、春彼岸の頃、ヨシとカヤ(オギ)の生育促進、害虫駆除、樹林化防止のために行なわれる
 渡良瀬遊水地利用組合連合会が主催し、渡良瀬遊水地ヨシ焼連絡会などが共催
 ヨシズ造りや茅葺用のヨシとカヤの確保にも、また地元や首都圏の洪水防止と水甕維持のためにもヨシ焼きは必要

 写真は2009(平成21)年03月21日のヨシ焼き
 朝8時過ぎに始まり(写真2)、30分もすると火炎地獄のよう
 轟音とともに燃え上り、黒煙熱風上昇(写真1)、太陽はおぼろ(写真3)、夕暮れのよう
 やがて静寂(写真4)

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年03月21日 撮影地:栃木県藤岡町(現栃木市)
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冬 の モズ 寒いのか 膨らむ

2011年02月24日 00時00分00秒 | 野鳥
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 写真の鳥は、頭頂から後頸が淡い褐色羽毛、胸部から腹部が淡い褐色羽毛、腹部に褐色の縞が入るのでモズの雌。(写真は羽毛に木枝の影が写る。)
 モズは、カエル・へビなど両生類や爬虫類、昆虫、ネズミ・モグラなどの小さな哺乳類、鳥類を捕食。餌の少ない冬期はマサキ、ハゼなどの木実も食べる。
 秋から冬、獲物を小枝などに串刺しにする早贄(はやにえ)の習性がある
 さて、50年ほど前の故郷、老いも若きも、メジロを鳥もちなどで捕まえ、竹籠に入れて飼い、鳴き声を楽しんでいた。その際、軒下などに吊るした竹籠のメジロをモズにやられないように、竹籠に網をかけていた。
 学名:Lanius bucephalus モズ科
 
 引用・参考文献等:2012年04月14日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2010年2月21日 撮影地:宇都宮市宮山田町山田

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