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今はなきケヤキ(欅)。駐車場増設で伐られた(顛末のごく一部を2011年2月22日に紹介)。
そのケヤキの根元で、スズメノヤリ(写真1)は芽吹き、実をつけ、枯れ、また芽吹く輪廻転生的サイクルを維持していた(写真2で、薄茶色の丸い実をつけている)。しかし、今はない。
スズメノヤリの名は、写真1のように、苞葉が実の集まりの上にヤリ(槍)のように突き出るのでついた。また、スズメは「小さい」という意味で、小さいヤリ(槍)をつけている草となる。写真2のケヤキの根元に生える多くのスズメノヤリも、草丈は最高14㎝で小さい。
引用・参考文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』644頁、株式会社山と渓谷社、1983
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年4月19日 撮影地:埼玉県久喜市