おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

八十八夜を前に茶摘み 鹿児島空港周り

2012年04月30日 00時00分00秒 | 農業

写真1 大規模の茶専業経営体の茶摘みでは乗用型茶摘み機が活躍 


写真2 摘んだ生葉を軽四輪トラックへ移し、製茶場へ運ぶ


写真3 生葉の収納袋を取り付ける


写真4 鹿児島空港の周りは茶畑。その中に「自園・自製 今村茶園」の茶畑と製茶場がある。着陸するソラシド航空機


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 本日は2012年04月23日
 この時季、八十八夜を前にして茶摘みの話題が耳に入る
 茶摘みと聞けば、“夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか あかねだすきにすげのかさ”
 ちなみに、本年の八十八夜は05月01日

 上の唱歌は昔の茶摘み風景
 今の茶摘みは手摘みに替わり機械摘み、あかねだすき(茜襷)に替わり防音保護具(イヤーマフ)
 すげのかさ(笠)に替わり乗用茶摘み機のパラソル(写真1)

 ここは鹿児島空港近く、「自園・自製 今村茶園」
 当園の茶畑は、飛行機が桜島側から着陸する際(写真4)、右側に見える広大な茶畑の一部を占める
 製茶場は空港防音林と茶畑を挟んで設置されている

 当園は04月21日から茶摘みと製茶を始めた
 家族5人(経営者夫妻・後継者夫妻・後継者姉の夫)に加えシルバー人材銀行から高齢者を雇用し、総動員体制にある
 皆様、「自園・自製 今村茶園」の芳香・美味茶をお求めください
 直売もしています

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月23日 撮影地:鹿児島県霧島市・鹿児島空港東側
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紅紫のカタクリに誘われる  <野の草花57>

2012年04月29日 06時45分46秒 | 植物

写真1 真っ直ぐ伸びる茎の先に6枚の花弁、反り返り、斑紋をもつカタクリの花


写真2 落葉広葉樹林の斜面に群生するカタクリ


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 2012年春、4月初旬
 埼玉県比企郡小川町の「カタクリとニリンソウの里」及び「カタクリとオオムラサキの林」
 カタクリの花を愛で撮る

 本種は落葉広葉樹林などに群生する多年草
 高さ約15㎝の茎の先に径約5㎝の紅紫の花をつける
 花期は3月~5月
 5月になると茎や葉は枯れ、翌年を待つ
 かつて、地中のりん茎からカタクリ粉を精製
 学名:Erythronium japonicum ユリ科

 引用・参考文献:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983)624-625頁
   *弊ブログ2011年04月19日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月08日 撮影地:埼玉県比企郡小川町
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鹿児島の中山間農村は竹との闘い

2012年04月28日 10時36分51秒 | 農村
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写真1 耕作放棄地にニョキニョキ伸びる孟宗竹


写真2 杉林と云うより竹林。手入れを怠ると竹が侵入。


 南国鹿児島の中山間農村を歩いて、まず気づくのは竹が多いこと。左を見ても、右を見ても竹、竹、竹。
 タケノコは酢味噌和え、味噌汁など料理に使い、タケノコの皮は郷土料理アクマキに使う。生長すると細工物に使う。
 しかし、手入れを怠ると、気を抜くと、いたる所にタケノコが頭をもたげ、伸びる。不要のタケノコは切り倒さないと、写真のような状況になる。高齢化や離村などが竹の侵入、不要繁茂を促している。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月21日 撮影地:鹿児島県湧水町(旧吉松町)
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虹の松原の南  陽に映える温室群

2012年04月27日 02時56分13秒 | 農業

写真1 虹の松原の南にある鏡山、その眼下、旧浜玉町に広がる温室群


写真2 温室群は続く(写真1から目を右に移す)


写真3 温室にタンクローリーから重油を補填


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 佐賀県唐津市の名勝地虹の松原
 その南に標高273mの鏡山
 旧浜玉町側の登山道(自動車道)を徒歩で下山
 眼下に陽に照らされるビニール温室やガラス温室、多数(写真1・写真2)
 驚くとともに、何を栽培しているのか興味湧く

 親切な同年配男性の車にイオンショッピングセンターまで便乗(弊ブログ2012年04月21日
 昼食後、鏡山登山の前に通ったビニール温室群へ歩を進めると絶好の機会を得る
 その後は次のとおり。< >は筆者の質問等。( )は筆者の補足説明

  <こんちわー これは重油を入れていらっしゃるんですか>
   はい、そうです
  <これは、何をお作りなんですかね、中で>
   あのー、ミカンなんです
  <ミカン>
   はい。まー、いろんな種類もあるんですけど、これは普通の早稲みかん
  <早稲ミカン>
   はい、いろんなミカンがありますしね
  <どーゆーミカンがありますか>
   はあー
  <デコポンはありますか>
   はい、デコポンは山手の方にあります
  <山手の方>
   はい
  <鏡山から下りて来るとき、ハウス(温室)がいーぱいある、なんかなー、と思って>
   いろいろありますよ
  <いろいろあるんですか>
   はい
  <野菜もあるんですか>
   野菜もあります、イチゴからなんから
  <イチゴもあるんですか>
   はい、(弊ブログの2012年04月12日同月13日の対象地付近)ここは今、トマトとか、キュウリとか
   どちらからですか
  <埼玉から来たんですよ>
   あー、はー
  <(ハウスの)中の写真を撮りたいんですよ>
   おいでれんもんねー、車があるとこは、おるんですけどー、ないでしょ
  <ないです。(しばらく探して)すいませんでした、どうも>

 
 露地ミカンから温室ミカンに替わり、重油高騰、中近東やイランの情勢などに左右されて経営は厳しいであろう

 引用・参考文献等:弊ブログ2012年04月18日同月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月29日 撮影地:佐賀県唐津市
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大きな葉 若いあんちゃんに似る仏炎苞  ムサシアブミ <野の草花56>

2012年04月26日 06時49分46秒 | 植物
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写真1 若いあんちゃんに似る仏炎苞。暗紫の顔、白色と緑色の筋が入るセット髪


写真2 大きな小葉(小葉3枚で1枚の葉)が目立つ。2本の葉柄の間に偽茎、その上部に仏炎苞


 鹿児島県のサクラソウ自生地を探し歩いてる際、林道脇に両サイドへ開く大きな3枚の葉、目がいく。
 これは何だ、見たことない、マムシグサとは違う。
 ムサシアブミだった。
 本種は関東以西の本州、四国、九州に分布する多年草。
 和名、ムサシアブミ(武蔵鐙)は仏炎苞の形を鐙にたとえた。
 学名:Arisaema ringens サトイモ科

 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)650頁 *大工園認著『野の花めぐり 春編』(株式会社 南方新社 2003年)68頁
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月21日 撮影地:宮崎県えびの市
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