おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

33年に1度開帳の観世音菩薩

2015年05月31日 00時00分00秒 | 民俗
写真1 写真2


写真3

写真1・写真2・写真3 金箔の馬頭観世音菩薩座像(座高約40cm)は室町時代前期の作
    古泉山(こいずみさん)馬頭観世音堂は1993年(平成5)に改装新築された



写真4 拝む父子


写真5 久喜市菖蒲地区の馬頭観世音石塔。2011年04月24日

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 33年に1度の馬頭観世音菩薩開帳と知り、2015年05月24日出かける
 目的地は古泉山馬頭観世音堂(こいずみさん ばとうかんぜおんどう・注1)
 下野市川中子の古泉地区に建立されている

 馬頭観世音と聞き想起するのは、里みちの脇などに祀られる石塔(写真5)
 使役していた農耕馬を慰霊する石塔が多い
 農耕馬は田や畑でスキ(犂)やマンガ(馬鍬)を牽き耕していた

 当時、寺院や御堂の馬頭観世音は、その名から馬の守護仏として参拝された(注2)
 古泉山馬頭観世音堂も同じ
 毎年1月18日と8月18日の護摩供養の日は馬と人で賑わった、特に1月18日
 
 金箔の馬頭観世音菩薩に心新た

 注1:「かえってきた仏像」の教訓話がある(金剛乗院多宝山慈眼寺ホームページ)
 注2:『図説 日本の馬と人の生活誌』(山森芳郎・有馬洋太郎・岡村純編著 原書房 18,000円 1993年)
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記

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狭山茶の遮光シート被せ

2015年05月30日 00時00分00秒 | 農業

写真1 パートさん2人がペアで「やぶきた」に遮光シートを被せ始める


写真2 「山忠 増岡園」(注1)の二男さんとパートさんがペアで「やぶきた」の遮光シート被せを始める


写真3 被せた遮光シートを鉄製2又杭で留める


写真4 「やぶきた」と「さやまかおり」で葉色が違う。写真1~写真3と同じ狭山茶畑。ここのサク(茶の畝)に遮光シートを被せる

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 2015年05月02日午前
 「山忠 増岡園」(注1)の茶畑と加工場で経営者夫妻に種々ご教示いただく
 その一つは茶の木に被せる遮光シートの意味・利点(弊ブログ2015年05月08日

 同日午後1時頃から遮光シートを被せる茶畑がある、とのこと
 そこへ奥様が車で送ってくださる
 
 待つこと約40分
 茶栽培担当の二男さんと3人のパートさんが到着
 「やぶきた」のサク(茶の畝)から遮光シート被せを開始
 約1週間後に“ハサミ”を入れる、摘む

 手と心を入れれば入れるほど商品価値は高まり稼げる、との経営理念に基づき
 経営全体で100枚ほど遮光シートを被せる

 注1:注1:山忠は、∧の下に忠を記す屋号・ロゴ
 引用・参考文献等:弊ブログ2015年05月10日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年05月02日 撮影地:埼玉県入間市

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ヒレアザミ 綿毛に魅かれる <渡良瀬遊水地の植物>

2015年05月29日 00時00分00秒 | 植物

写真1 ヒレアザミの種子。綿毛に魅かれる。1個の頭花に1個の綿毛つき種子


写真2 茎の凸凹・翼に棘がある。この翼を鰭・ヒレに見做し、頭花がアザミのそれに似るのでヒレアザミの和名がつく


写真3 頭花の基部にある数多い総苞片の先端にも棘


写真4 葉にも棘、茎にも棘、花の総苞片にも棘、とにもかくにも棘が多いヒレアザミ

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 本種・ヒレアザミは茎丈70~100cmの越年草
 茎に凸凹・翼があり、これを鰭・ヒレと見做して和名に冠する
 葉だけでなく、翼や総苞片(花の基部にあり、蕾を包んでいた葉)にも棘がある
 とにかく棘が多い

 本種はヨーロッパから東アジアに広く分布
 日本には古い時代に渡来した帰化植物と考えられている
 渡良瀬遊水地では普通に見られる

 本種は一般のアザミ(キク科アザミ属)と属が違う
 学名:Carduus crispus L. キク科ヒレアザミ属
 
 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)86頁
             *岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)植物雑学事典;ヒレアザミ
             *『渡良瀬遊水地の植物図鑑』(財団法人渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団2008年)28頁
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2009年06月13日 撮影地:栃木市・渡良瀬遊水地

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2015年麦秋 黄金穂そよぐ 逍遥快適

2015年05月28日 00時00分00秒 | 景観

写真1 車窓に麦秋、東武伊勢崎線特急・りょうもう。手前は小麦(緑が残る)、線路近くに白っぽくて淡い黄金色のビール麦


写真2 黄金色のビール麦に囲まれて田を耕す。今後、周りが麦刈を終え、引水⇒シロカキ⇒田植と続く


写真3 手前から順に小麦(緑が残る)、黄金色のビール麦、イチゴ・とちおとめの鉄骨温室(写真5)


写真4 車窓に麦秋、東武伊勢崎線・各駅停車の普通電車


写真5 イチゴ・とちおとめの鉄骨温室は収穫期間を終えて土壌消毒中、今秋に向けて


写真6 黄金色のビール麦畑の脇、土水路に水は未だ流れず

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 いよいよ2015年麦秋
 栃木県足利市、東武伊勢崎線・縣駅に降りる
 第1印象は昨年にくらべてホーム北側の線路脇に黄金穂が少ない

 それはさておき、駅から南へ、西へ気の向くまま歩く、撮る(写真1~写真6)
 当地はイチゴ・とちおとめ、トマト、キュウリ、アスパラガスなどの施設園芸が盛ん
 その大型連棟温室が黄金穂の中に散在
 青空の下、黄金穂の中を走る東武電車

 黄金麦穂そよぐ農道、里みち歩き、快適

 引用・参考文献等:弊ブログ2011年06月23日2012年06月10日06月11日2014年05月29日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年05月21日 撮影地:栃木県足利市

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野木神社の杜 昼間の親梟

2015年05月27日 00時00分00秒 | 野鳥
写真1  写真2

写真1 親梟(雌・写真6まで同じ個体)。上の枝に子梟がいる(葉や幹に隠れて見えない)
写真2 円内に親梟


写真3 子梟と触れ合った後、止まる位置を変える。餌(丸のみして消化した餌)を与えたかは不明


写真4 斜め下を見る


写真5 目を閉じる


写真6 梟の首はよく回る。180度、真後ろへ回している

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 栃木県南部、茨城県境に近い野木神社の杜
 フクロウ・梟が子育て中
 観察・撮影中の人たちの話では、子梟は2羽、見守っているのは雌の親梟(上の写真)
 本日5月15日は子梟2羽のうち1羽が巣の外にいる
 陽が沈まないゆえ、親梟の動きは少ない
 筆者が着いてから2時間余、写真1の位置から動かず、目を閉じる
 時々、目を開け、もの音の方向へ首を回す、動かす

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年05月15日
 撮影地:栃木県下都賀郡野木町・野木神社


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