おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに なさってんですか38  カキをきれいにしてます

2011年11月30日 02時50分07秒 | 漁業・漁村

写真1 カキをきれにする、おじいちゃんとおばあちゃん


写真2 夕暮れの入り江  傾陽射す カキ養殖筏の浮き球


写真3 夕暮れの入り江 残照に船小屋 小船は仕事終え、ゆったり


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 ここは能登半島穴水町麦ヶ浦の入江
 本日2008年12月10日、民宿に靴を脱ぎ、夕景を愛でる
 傾陽射す水鏡にカキ養殖用の浮玉(写真2)、船小屋(写真3)

 さらに、灯かりの点る小屋
 窓ごしに見るとカキむきのおばあちゃんとおじいちゃん(写真1)
 入って、なに、なさってんですか
 次のように教えてくださる
   お客さんに出すカキをきれいにしている、むいている
   息子夫婦が民宿やってるので
   ここのカキは美味しいよー

 その民宿に、今晩、筆者たちは宿をとる
 美味いカキを頭に浮かべて宿へ

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月10日 撮影地:石川県穴水町麦ヶ浦
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急斜面 の 焼畑 で 作られる 温海かぶ ( あつみかぶ )

2011年11月29日 00時00分00秒 | 農業

写真1 温海かぶ。外は赤、なかは白


写真2 林道上の急斜面の温海かぶ。こんな急斜面にも作るんだ!!、と感心する。


写真3 林道下の小さな沢の斜面にも栽培されている温海かぶ。


写真4 温海かぶの多くは急傾斜の伐採跡地を焼き、播種し収穫する焼畑農法で栽培される。


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 2009年初冬の朝、温海(あつみ)温泉街から一霞地区へ県道44号を温海川沿いに歩く。街が途切れ、しばらく歩くと橋が県道の右前方に見える。
 県道をそれ渡り終えるとさっそく、赤い色のかぶ、温海かぶが林道上の急斜面に、林道下の沢に見える(写真1・写真2・写真3)。さらに林道を進むと視界が開け、伐採跡地の急斜面にも赤い色、淡緑の葉(写真4)。地元の強い栽培意欲を感じる。
 温海かぶは1600年代から栽培され、将軍にも献上された。今日、甘酢漬けなどに加工され、旨み、ほどよい辛味、歯ざわりの良さなどが好評。
 耕地が少ない当地では、杉などの伐採跡地を8月上旬から中旬に焼き、播種して10月上旬から11月中旬に収穫する。いわゆる焼畑を中心に温海かぶは栽培されている。
 なかでも、杉伐採の初年度跡地に、伝統的焼畑農法に則り無肥料・無農薬で栽培された温海かぶは、「やまがた特別栽培農産物」として2006年度に認証された。ちなみに、当年度の認証温海かぶは栽培面積10ヶ所1.8ha、出荷量16.4t。
 引用・参考文献等:鶴岡市ホームページ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年11月29日 撮影地:山形県鶴岡市
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輪島 の リヤカー 牽き売りさん 2008年 師走

2011年11月28日 00時00分00秒 | 諸活動

写真1 小雨のなか、昔懐かし、牽き売りさん。輪島では今も重宝がられている。


写真2 雨の朝、観光客が朝市を訪ねる。


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 能登半島輪島の朝市(写真2)は、山形県あつみ温泉、飛騨高山の朝市とともに日本三大朝市に数えらえる。
 そもそも、各地の朝市や夕市、昼市は、湯治客、神社仏閣の参詣者など非日常の客を相手にする市と、日常の、ふだんの暮らしに必要な食材などを商う市に分けられる。
 後者の市は、近郷近在の漁民と農民が漁獲物や農産物を並べ、町民が購入する場であり、地産と地消をつなぐ固定した場であった。
 地産と地消をつなぐのは、固定した市だけではない、移動する担ぎ屋さん、牽き売りさんもいた。
 写真1は、鮮魚、干物などを満載したリヤカーを牽いて輪島の街のお得意さんを回る牽き売りの女性。魚をさばく俎板も載せている。
 このような牽き売りさんや担ぎ屋さんは、今日めっきり減り、原風景の一つが消えようとしている。
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月12日 撮影地:石川県輪島市
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氷雨 に けむる 「白米の千枚田」 2008年初冬

2011年11月27日 00時00分00秒 | 景観

写真1 「白米(しろよね)の千枚田」。「道の駅・千枚田ポケットパーク」から望む。


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 「白米(しろよね)の千枚田」は狭小田1,004枚(2001年 国指定文化財名勝指定部)が海岸段丘崖に棚状に並ぶ棚田である(写真1)。当地は、「日本の棚田百選」(1999年・農水省)、「日本の米づくり百選」(1991年)などに選定されている。
 訪れた日は、氷雨に煙りがちの田に、ひこばえ(蘖)の淡緑。景観もさることがら、江戸時代の石高制と先人の辛苦に思い至る。先人は、年貢の水稲籾を得るために、辛苦をなめながら開田し耕作したのであろう。
 引用・参考文献等:*輪島市ホームページ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月11日 撮影地:石川県輪島市白米(しろよね)
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五能線 の 冬支度 防雪棚 2007年

2011年11月26日 09時47分25秒 | 景観

写真1 五能線鶴泊駅近くの水田に建つ防雪棚。右は五能線


写真2 並ぶ防雪棚。五能線鶴泊駅~陸奥鶴田駅


写真3 防雪棚の前方・西方は岩木山。山の端に夕陽がかかる。五能線鶴泊駅付近


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 2007年初冬、五能線の車窓から、なにやら大根棚のような丸太枠組みが見える、初見。はたして何か。
 それは、冬の吹き荒ぶ風雪や地吹雪から列車を守る設え。棚の前(西・風上)と後(棚と五能線の間)に雪を溜めて線路の吹き溜まりや地吹雪を防ぐ。
 さて、当ブログは本日26日から2年目に入ります。今後とも皆様のご支援をお願いします。
 引用・参考文献等:当ブログ2011年2月26日<大根を櫓棚に吊るし、寒風と天日で自然乾燥、宮崎市木花>
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2007年11月28日 撮影地:青森県北津軽郡鶴田町
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