今日の考え事〈applemint1104〉

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「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」1話の感想

2021-01-14 11:55:00 | ドラマ

新春から新しい連ドラが続々始まりました。一応目を通していますが、昨日の菅野美穂と浜辺美波のがひどくて、もうがっかりでした。
オーマイボスを録画し見返してみたところ、面白かったので感想を書いてみます。

就職試験に失敗続けている奈未は何故か音羽堂という出版社に採用されます。しかし何とかいう横文字の仕事は実は編集長付きの雑用でした。
とはいえ、これから創刊する雑誌「ミヤビ」は、鳴り物入りのファッションモード誌です。2ヶ月後に創刊する予定でチームが立ち上げられました。
なんと編集長は「マリ・クレール」の日本人編集長だった宝来麗子。業界では超有名らしいです。
彼女は計算高く何でも合理的に動くため「悪魔の微笑み」と呼ばれています。
宝来麗子に言わせると「ミヤビ」を二ヶ月後に立ち上げ、半年後には30万部を売りあげる雑誌にするというのです。

採用されたものの、奈未は雑用に振り回されててんてこ舞いです。麗子の移動の手配、言った事の記録を取ったり、言われた事の全てをやらなければなりません。
奈未には特別夢があるわけではありません。何となく好きな相手を追って東京に出て来たものの、目標や夢はないのです。
だから同僚が「必死で麗子についていく」と語ったり、どの同僚も必死で頑張っている姿に違和感を感じてしまいます。
奈未の夢は「温かい家庭を築くこと」です。それを語る姿はのほほんとして楽観的です。
しかし、好きな相手にこっぴどく恥をかかされてしまいました。
誕生日パーティに招かれた奈未は自分が婚約者として皆に紹介されると思っていたら、何と自分が彼の婚約者を紹介されました。
どこまでも甘い奈未です。

私は奈未の天真爛漫さがちょっと疑問です。
ここまで伸び伸びと振る舞ったり、上司にはっきりと、「雑用なんか嫌だ。私的な事までやりたくない。もっと人並みの仕事がしたい」と言うのも大胆だなぁ、すごいわ~と感心してしまいます。
私ならいじけてウジウジ周りに愚痴るくらいが関の山です。
彼女は普通というより、空気読めないというか、鈍い人なのかもしれません。でも、そこがいい。
こういう大胆さがあるから主人公なのです。
おなじくちょっと変わった青年と知り合うのですが…。それも路上で。不思議な縁です(笑)
彼も同じく無邪気で自由。そしていつのまにか仲良くなってしまっている。きっと波長が合うからなのでしょう。

見所は宝来と奈未の言い合いです。
「これじゃ召使いです。私は普通の仕事がしたい。人並みの仕事がしたい」と訴えた奈未に麗子は一拍おいて言います。
「あなたは普通や人並みがどれだけの物か分かっていない。雑用を軽んじるあなたにこの仕事はつとまらない」
もう仕事を辞めます、と言う奈未に麗子は「あなたは何の信念も衝動もない。人並みの根気すらないのね」と冷たく言い放ちます。
奈未は返す言葉もなく、じっとその言葉を噛みしめます。

一時間強という時間にしては盛りだくさんでした。新しい仕事、その環境や潤之介との出会い、そして、創刊号の表紙の撮影に関わる同僚のミス。
それを仲間皆でカバーし、奈未の機転と麗子のあり得ない土下座で、無事表紙撮影が終わりました。

そこで一件落着かと思いきや、まだまだ出て来ます。麗子の嘘には理由があったこと。潤之介の姉が麗子だったというおまけ。更に副社長が競合他社の編集長と付き合っているらしいという。もうお腹いっぱいですわ。(笑)

ファッション業界のドラマは過去にいろいろあり、ふと頭によぎりますが、それらとはひと味違います。
これから宝来麗子の起死回生の雑誌作りが見れるようです。
このデジタル時代に、次からどんな手を使ってファッション誌を創り売り出していくのでしょうか。楽しみです。



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