今日の考え事〈applemint1104〉

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「それぞれの断崖」3話の感想

2019-08-19 16:48:20 | ドラマ

録画は全部見ていたようですが、あまり印象が濃くありません。でも今回は突っ込み所が多かったので書いてみます。

14歳の息子を友人に刺殺された志方恭一郎はIT会社の企画開発部長です。
ご多聞に漏れず仕事人間で、子供たちとも十分なコミュニケーションが取れているとは言い難い父親でした。
それでも距離を縮めたいと努力していたのでした。が、突然の息子の死に唖然とするばかりでした。
実は少し前から息子は不登校になり家庭の中でも暴力があったりしました。

1話2話と、続いてきましたがここまで、志方家に吹いた風は散々でした。
 被害者でどこの誰よりも傷ついている一家なのに、世間や周りの反応は冷たいものでした。
家庭内で息子が暴力を振るっていたことが「本人に問題あり」と見られたり、恭一郎がいかがわしい場所に立ち寄っていたことなどが不利になったのです。
恭一郎は手記を書いて週刊誌に載せて貰ったけれど、反響はバッシングが多く逆効果でした。
とにかくあらゆることが志方家にとって逆風になってしまったのです。

会社に休職を命じられ家で過ごす志方。 次第に息子の行動と加害者の関係、そこに入った高城という女との関係が分かって来ました。
息子の恭介は高城が好きで、写真を撮ってあげたりしていました。手紙も残っていました。仕方は14歳で亡くなった息子にも華やいだ気持ちと相手がいたことに安堵します。

しかし、今週の高城の態度を見ると、そんなに誠実な女ではないのが分かりました。恭介に嘘をついたり、自己中心的です。
そのことで恭介は満とこじれにこじれ、充は高城に怪我を負わせてしまいます。 そして最後は争う恭介に刃物を取り出してグサリと刺し、殺してしまったのでした…
どんなに頑張ってもかばい切れない粗暴さです。

まったく非がないにも拘わらず息子を殺されてしまった志方。それ以後災難が続きます。

頼みの弁護士が、なんと!加害者の弁護も引き受けているではありませんか。あり得ない!
そして志方が一生懸命「審判の傍聴をしたい」と頼んでいるのに弁護士は無下に断りました。 これは私もむかつきました。
以前に私が頼んだ弁護士を思い出したからです。 ホントに弁護士には気をつけた方がいいです。合わない人とは徹底的に合いませんから。

こんな境遇に落ち込みもせず、仕方家の家族はそれぞれ新しい一歩を踏み出そうとしていました。
が恭一郎だけは、わだかまりを持ってウロウロするのでした。 なんと、被害者の母親の後をつけて住まいと勤め先のクラブまで突き止めてしまいます。
そしてある日、フラリとそのクラブへ入り、ミキ(母親の源氏名)と一緒に酒を飲みデュエットしたりします。
が、とうとう自分が被害者の父だとは言えませんでした。
一方満は審判が下り、少年院送致になるのでした。

 … 一体何をいいたいのか。被害者が一番不幸なのに、それを忘れたかのように父親が叩かれ、二次被害者になっています。
 土曜の深夜にイライラが募る。
そして、もはや色んな役をやりすぎて顔を失くしたエンケンが、いつかのタッキーのドラマの延長のように不幸の雨あられにさらされているのを見守るだけなのでした。
…ハ~ッ(溜息)

加害者の母親は見たところ、そんなに打ちひしがれていないようです。
もっと苦しむべき!少なくとも相手の親の立場に立ってもがき苦しむべきでしょう。 きれいな恰好をしてお酌する仕事なんて、不適切です。
肉体労働を掛け持ちするとか、もっと必死になるべきです。納得行かない。

東海テレビだし深夜だし、あまり期待してはいけないのでしょうが、どうも辛くなってしまいます。
それだけ、未成年の命を奪ったということが重いからなのでしょうね。

 



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