ここに引っ越してきた頃の、三沢川の桜は、細めの木々もあった。
でも、年月が経つと、それはそれは、見事な桜並木になった。
両岸から、川を覆う桜は、とても見事で夫と「もう、桜見はここで十分ね」と、毎年、三沢川の桜を愛でていた。
桜の時期に来たことが無い姉が「来年は、桜の咲く時期に行くね」と言っていたが、叶わずに逝ってしまった。
そして、その翌年に夫は、桜の花が散って若葉が萌える春の終わりに、姉の所に逝ってしまった。
それからは、三沢川の桜は、二人を忍ぶために、一人で見る事にしている。
オオシマサクラ
もう散った山桜
特に、桜吹雪の時に当たると、どうしょうもなく涙がこぼれる。
空に舞い上がる桜の花びらに、姉や夫の姿を求める。
森山直太朗の「さくら」を口ずさむ。
♪さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散る道の上で
ああ、この桜舞い散る道の上で、姉と夫に会うことはないのだ、と花曇りの空を見上げる。
振り返れば、人生なんて、アッという間に過ぎていくものだな。
こうして、一人で桜並木を歩く日が来るなんて、想像もしなかった。
姉さん、春雄さん、まだまだ、そっちには行けないから、父や母たちと、もう少し見守っていてね。
七曲公園の桜
でも、年月が経つと、それはそれは、見事な桜並木になった。
両岸から、川を覆う桜は、とても見事で夫と「もう、桜見はここで十分ね」と、毎年、三沢川の桜を愛でていた。
桜の時期に来たことが無い姉が「来年は、桜の咲く時期に行くね」と言っていたが、叶わずに逝ってしまった。
そして、その翌年に夫は、桜の花が散って若葉が萌える春の終わりに、姉の所に逝ってしまった。
それからは、三沢川の桜は、二人を忍ぶために、一人で見る事にしている。
オオシマサクラ
もう散った山桜
特に、桜吹雪の時に当たると、どうしょうもなく涙がこぼれる。
空に舞い上がる桜の花びらに、姉や夫の姿を求める。
森山直太朗の「さくら」を口ずさむ。
♪さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散る道の上で
ああ、この桜舞い散る道の上で、姉と夫に会うことはないのだ、と花曇りの空を見上げる。
振り返れば、人生なんて、アッという間に過ぎていくものだな。
こうして、一人で桜並木を歩く日が来るなんて、想像もしなかった。
姉さん、春雄さん、まだまだ、そっちには行けないから、父や母たちと、もう少し見守っていてね。
七曲公園の桜
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