「ミレニアム」三部作の続編だと言うので、観に行って来た。
ミレニアム三部作を、TVのミステリーチャンネルで、何年か前に観た。
謎が謎を呼んで、最高に面白かった。
本屋さんに並んだ平積みの本を買って読もうかなと考えた。字幕を読むのとストーリーを追うのが大変で、細かい部分で分からない所があったので。
その後、ミステリーチャンネルで再放送があったので、もう一度、観た。
今度は、ストーリーが分かっているので、じっくりと見る事が出来、もっと面白かった。
私は、海外ドラマが大好きだ。以前は、アメリカ物が好きだったが、今はヨーロッパの、そして北欧のミステリーが最高に面白い。荒涼とした風景に魅力的な刑事たちの極上のミステリー。
そして、ミレニアムの続編。
凄く期待して観に行った。ほどほどに埋まった観客。私のように期待して観に来た人が多いのだろう。
見終わって、はっきり言って私には期待外れだったし、違和感を持った。
俳優が変わったのはしょうがないが、特にミカエル役には、特に違和感を持った。前作の彼には、北欧の地に根付いたどっしりとした風格を私は感じた。
でも、映画のミカエルはアメリカ風な雰囲気だった。
それに、映画そのものがハリウッド的に思える。
ストーリーが、よくある内容で、爆発ありアクションありでハリウッド的で、ええっそれありっと突っ込みたくなった。
前作に比べて、物語にも人物にも深みがない。
単なるアクション映画になってしまったのが、寂しかった。
人間的に複雑で難しい心情を持ち、天才的に頭が良くて超人的なハッカーの魅力的なリスベットが描かれていなかった。
そして、勝負所での、ヘアスタイルと化粧と服装も見たかったなア。
単なるアクション映画になってしまったのが残念。
もう一度、ミレニアム三部作が見たい。