少しだけ笹刈り

天気がいいので、もしかしたら富士山が見えるかも、と思って一の森に行った。

でも、残念ながら、富士山の所だけ雲が出ていた。



丸太のベンチに座って富士山の方を見ていた人に、
「富士山、見えませんね」
「さっきまで、富士山見えていたんですよ。ちょっと前から雲が出て来ましたね」
「あら、もうちょっと早く来れば良かったかな」

畑に行ったら、ふうさんとワダさんが、カゴ作り用の長い笹を綺麗に裂いていた。

「大変ね」
「編むのは楽しんだけど、そこまでに準備するのがね」

と、陽だまりでおしゃべりしながら、手を動かしていた。

私は、カマを持ってクヌギ林に登って行った。

この間の雪があちこちに消え残っていて、太陽が当たって暖かそうな所の笹刈りをした。

今年は、落ち葉かきをしなかったので、積もった落ち葉を除けながら笹刈りをした。



そろそろ止めようかなと思った時に、クニコさんが桜の広場から降りて来た。

「今日は、写真を撮りに来たの」　と。彼女は写真クラブに所属している。

二人で畑に降りて行って、しばらく皆とおしゃべり。

私は、畑の大根と小屋の中の里芋を袋に入れて帰る事にした。

クニコさんも大根を取って帰るというので一緒に山を下りた。

途中でもみじさんに会って、しばらくおしゃべり。

下と違って、山の中は暖かい。

少しでも、山の中で体を動かすと、気持ちいい。