シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

人間ってケダモノ以下だと思った・・「愛は霧のかなたへ」

2006-02-03 22:38:22 | Weblog
88年マイケル・アプテッド監督作「愛は霧のかなたへ」

主演はシガニー・ウィーヴァー、実在の研究者、ダイアン・フォッシーを演じてる。

ダイアンはアフリカのマウンテン・ゴリラが絶滅の危機に瀕しているということを聞き、その生態系の研究のため、実際にジャングルに入り、ゴリラの群れとともに行動した女性。

ゴリラを売り飛ばして生計を立てる人間たちにとっては、いやな存在で、最後は謎の死を遂げる。変死というか、まあ抹殺されたわけだね。

2002年には容疑者が逮捕されたらしいが・・

一番印象に残ったのは、ゴリラの手のひらを切り落とし、灰皿として売るっていう行為。動物が殺生をするのは純粋に生きるため、食べるためだけど、いったい人間ってのは・・

西洋人がよく鹿などハンティングの成果を自慢するために首から上の剥製を壁に飾るが、あれを見るたびに「恥じを知れ!」と思う。

「シン・シティ」にはあの首から上の壁への飾りが人間の女性になっていた。でも、人間ならオエっとなるのなら、鹿でも何でも同じことだよね。首だよ、首!

ましてゴリラは非常にデリケートで神経質、平和な動物なのに・・

その手首を灰皿!?

このダイアン・フォッシーという女性が、役通りのキャラなら、かなり熱い人で、恋人に去られるのも、けむたがられるのも理解できなくはないけど、こういう人がいないと起こっている物事が人々の知るところとならないね。彼女はそういった役割だったのだろうな~~

ある意味、非常にヘビーでつらい映画です。気軽にもう一回観たいな~っていう作品とは違うよね。

タイトルはちょっと「んん??」

あまり作品の内容とは合っていないような・・

このタイトル名で検索したけど画像は見つからなかったので、普通のゴリラさんに登場していただきました。ありがとね~ちなみにゴリラは正上位で愛を交わすそうです。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ローランドゴリラ (十瑠)
2006-02-05 13:12:41
っていうんですかね、アレは。

合成じゃなくって、シガーニーとゴリラが一緒に写っているシーンが緊張しましたな。



人類は、アウシュビッツでも髑髏(しゃれこうべ)を灰皿にしましたね。
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ほんとにも~~ (anupam)
2006-02-05 16:32:42
人間の狂気ってのは、ほんとにすさまじいもんですな~~

しゃれこうべを灰皿にね~~



それにしても「しゃれこうべ」っていう字、画数が多くて絶対生涯書けるようになるとは思えない漢字ですね
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