シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

神の不在・・って言われましても・・「冬の光」

2006-04-10 21:11:24 | Weblog
62年名匠イングマル・ベルイマン監督作「冬の光」

白黒だけど名カメラマン、スヴェン・ニクベストのパッキ~~とした映像がきれいでした。

これはリバイバルで岩波ホールにて鑑賞。

高校生でした。
確か「叫びとささやき」を見た後でね、この「叫び~」がそんなに難解ではなかったことに味をしめ(って言っても真意はわからなかったに決っている)さらに難易度の高い映画に挑戦。

さっぱ~~~~~り、わかりませんでした・・負け~~~~カンカンカンとコーナーからタオルが投げ込まれた感じです。

物語そのものは難解ではないと記憶しているんだけど、その心の動きが全然意味不明。

神はいない・・これってキリスト教の世界の方にとっては大した問題なんだ。
毎晩眠る前に「天にまします神様・・」ってやるんだもんね。

その対象が「いないんすよ、実は」ってことになったら・・

ベルイマンは「神はいない」とメッセージを送る。
西洋人にはどう思われたんだろ?こちとら無神論者には想像もできないショックなんでしょうな~~

でも、この映画はなぜかとっても思い出深い。

高校の女友達といっしょに見に行き、私はジーンズで彼女はデニムのミニスカート。岩波ホールに行く前に地下通路を歩いていたら、彼女、後ろから来た男にスカートの中にぱっと手を入れられたんだよ~~

彼女は「きゃ~~~」としゃがみこんでしまった。
男はパ~~~~っと逃げていってしまった。
ショックで彼女は泣いちゃった。

そんなことが本編そのものよりも印象的。

そう言えば、高校のときセーラー服で友人たちと朝バスを待っていたら、あっちから歩いてきたおっさんが私たちの群れに近づき、なぜか持っていたスポーツ新聞を丸めたもので私の下腹部をパ~~~~~ンとたたいて去っていった。

全員「ポッカ~~~ン」

え、今、何?何かされた?あなた、どこたたかれたの?

ちょっとたってからみんなで「ぎょえ~~~~!!!!!!」

ヘンなことしか覚えていないもんだ


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