シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

備忘録として

2010-05-02 18:07:23 | Weblog
「ハリーとトント」に出演していたブラックのおっちゃんは

エイヴォン・ロングという方のようです

「スティング」にも出ていたみたいだね

忘れないように画像をアップしておくね

若い頃だね



歌って踊れるエンターテイナーらしいね





56歳でした

2010-05-02 17:31:18 | Weblog
この年齢になって初めて観たことを感謝

「ハリーとトント」



1974年の本作は、まんまロードショーで観ていたら
15歳だったわけで・・

たぶん、その素晴らしさをじっくりかみ締めることができることはできなかったと思う

頑固爺さん、ハリーは妻のアニーに先立たれて以来、老ネコのトントとのふたり暮らし
しかし、そのアパートが取り壊されることになっちゃって

最後まで「テコでも動かん」って抵抗していたが、あえなくつまみだされてしまう

長男夫婦の家に引っ越したハリーだが
それほど大きくもない一軒家

迎える嫁も大変大変!

家庭内の空気がギシギシときしむことから逃れるように
ハリーはシカゴの娘のところへと向かう

でも、ネコ連れなので飛行機にも乗れず(手荷物で預けるのがイヤだった)
長距離バスも道中おしっこに行きたくなったネコのために途中下車

てな感じで
ハリーとトントのロードムービーとなっている

シカゴまでドライブ

そしてシカゴで娘(エレン・バースティン)と会い
つかの間の時間を過ごした後、
またも旅に出るハリー

丁寧に作られたストーリーが織物のように織り込まれていて
いいね~~

ハリーがベンチで話しこんでたポーランドの爺さんとの会話
ビタミンを売り歩いている行商人とのやりとり
立ちションしたハリーが入れられたブタ箱でのインディアンの祈祷師との会話
昔愛した女性を訪ねて介護施設に行った先での出来事

すべてが
いいのよ!

前半出てくるブラックの清掃のおじちゃん
どっかで見たことありって思ったら
エディ・マーフィーの「大逆転」の最初の方のシーンで
金持ちのデューク兄弟から「クリスマス・プレゼントだ」と恩着せがましくチップ(小銭)をもらって「ドケチ」とささやくおっちゃんでした

それにしても主演のアート・カーニーは本作の製作当時56歳なのよ!
すごい老け役だと思わない?



この作品の何よりも素晴らしいのはセリフですね
どの人が口にするセリフも、その人がその人の人生を生きてきていないと出てこないものばかり

ストーリーを説明するためのセリフじゃないのよね

最近のテレビドラマの制作の方
今一度こうした名作を見て勉強することをおすすめします!