アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】ワールドカップ優勝(いつかはサッカー界も…)

2011年03月27日 | サッカー観戦
ワールドカップと言っても、競馬のレースの名前です。
未明に、ドバイで行われていたドバイワールドカップという競馬の大きなレースを、日本の競走馬ヴィクトワールピサが勝ちました。
朝日新聞のサイトにも、掲載されました。

歴史のあるフランスの凱旋門賞とは違い、1996年から行われているレースですが、1着賞金が600万ドルで、世界最高賞金のレースです。
賞金が高いこともあり、世界中から強い馬が集まります。
そもそも、ドバイのモハメド殿下が、世界でも有数のオーナーブリーダー(馬を作り、自ら馬主になり走らせる人)ですので、地元の競走馬のレベルも高く、そこで勝つということは、賞金だけではなく、その馬の価値を上げることになります。
そして、また、強い馬が集まるということになって、世界で最も権威のあるレースの一つだと思います。

そんなレースを日本で生まれて、日本で調教された馬が勝ったということで、競馬界では、大きな出来事になりました。
こうやって、いつかは、凱旋門賞を勝つ日も来るのでしょうか。

少し前までの日本の競馬界は、馬産地を守るという面もあって、鎖国と言っても良い状況でした。
例えば、父親が日本生まれである馬(分かりにくいですね。父内国産馬と言います)だけのレースを行ったり、そういった馬が勝つと賞金を上乗せしたりしていました。
そんな中、国際レースとして、ジャパンカップが始まりましたが、当初、日本の馬では、太刀打ちできませんでした。

その後、バブル景気、競馬ブームのおかげで、日本にも、世界の良血が入ってきました。
そのため、生産される馬自体のレベルが底上げされ、日本の競馬関係者も、世界に目を向けるようにもなり、近年では、世界の大きなレースにさかんに遠征するようになりました。
また、競馬界自体も、世界に門を開き、その結果、パートI国という世界の一流国の仲間入りをしました。(この辺りの経緯は、前の記事をご覧ください)

そんな中、日本生まれ、日本育ちの馬が、世界一のレースを勝ちました。
その上、勝った馬が、昨年のクラッシック(サッカーで言うと、高校生の大会のようなもの)を勝ち、有馬記念(天皇杯みたいなものでしょうか)を勝った馬ですから、決してフロックではないでしょう。
これで、日本の馬のレベルを証明することが出来たと思います。

長々と、競馬のことを書いて来ましたが、日本のサッカー界も同じようになれる日が来るかもしれません。
日本のサッカーなんて、世界はおろか、アジアですら通用しないと思われていました。
しかし、その後、プロサッカーリーグが出来て、ワールドカップが開催され、底上げされてきました。

一方、選手に関して考えて見ると、その昔、日本の馬で世界に通用するのは、一握りの天才だけと思われていました。
サッカー界に置き換えれば、それは中田ヒデということになるのでしょうが、今はたくさんの選手が海外に出て行くようになりました。
それなりに時間はかかるでしょうが、Jリーグのクラブや日本代表が、ワールドカップで優勝争いをできるようになる時代が、いつかは来るかもしれませんね。

(妻より)
ドバイワールドカップは、日本馬の1、2フィニッシュという結果でした。
これもすごいことだと思います。
日本の馬に乗っていた騎手は、喪章をつけていました。
勝つことによって、あらゆるメディアで、この喪章が映り、その分、世界の人達が、日本へ思いをはせてくれる機会が増えたと思います。
そういう意味でも、価値ある勝利でした。

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