Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

お守りのようなスタバカード

2013-10-19 06:32:05 | 

木曜日の朝は毎週やってきますけれど
その木曜日の朝は特別で
私は朝からぽろぽろ泣いていました。

前夜、電気を消して
さあ眠ろうとベッドカバーをめくった瞬間
そこに長方形の真っ白な封筒があったのです。

もしかして夫のいたずらラブレター?
などとありもしないことを一瞬考えたりもして(笑)

夜が明けて
朝の光の中でよくよく見れば
それは
バンクーバーから車で国境を越えて会いに来てくれた友が残していった
日本語と英語で書かれたメッセージでした。

日曜日の午後から水曜日の昼までを一緒に過ごし
町を歩き、買い物をし、レストランに行ったり
お洒落なカフェでつきることないおしゃべりに夢中になったり
それなのにまだ話し足りなくて
毎晩3時過ぎまで語りあって
泣いたり笑ったり、憤慨したり、しみじみしたり、、、、
大きなベッドで一緒に寝ながら
まだ話し続けたり、、、、、

霧も晴れて
眩しい朝日が差し込み始めたリビングで
カードを広げたら
涙が止まらなくなってしまいました。

昨日までは
一緒に居た友がもう居ない寂しさと
3日間、あんなにいつも一緒に居た人が
いつの間に、こんな私好みのカードを買って
いつの間に、こんな風にカードに書いて
いつの間に、こんな粋なプレゼントを用意したのだろう

そう思うと
彼女の心意気が、これまでの彼女の
まっすぐに生きてきた生き方と重なって
ぽろぽろになってしまったのです。

「こんな粋なプレゼント」とは
シアトルが発祥の地、スターバックスのプリペイドカードでした。


英語で大きく『THANK YOU』と書いてある上に
GRACIAS, MERCI, MAHALO, DANKE, OBRIGADO,謝謝,そして
韓国語と日本語で「ありがとう」という言葉たちが
色とりどりに模様のように散らばっています。
もちろん右上には
お馴染み、緑地に白いセイレーン(ギリシャ神話の美魔女)のロゴマーク

「一人で街をフラフラして疲れたら
 このカードでコーヒーでも飲んで下さいね!!」

という友の言葉と一緒に大切にお財布の中にしまって
以来、私は街でスタバを見つけると
つい入りたくなるのです。

けれども
何だかこんな嬉しい、まるで御守カードのようなものを
使ってしまうのがもったいなくて
結局は現金で払ってしまったりもして(笑)。


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Life is short, break the rules、、、、、、、、、、

2013-10-18 08:50:25 | メイの教訓


早いもので、そろそろ来年の手帳のことを考える時期になりました。
メイはだいたい同じタイプのものを、毎年色違いで買っています。
ひとつこだわりらしきものがあるとすれば、大安の日に買うことでしょうか(笑)。
これが、毎年けっこう大変で、�手帳が売り出される期間で �日本にいて �大安の日で �お店に行ける日 となると、かなり選択肢が限られてくるのです。

面白いもので、どの年の手帳を開いてみても、最初はとても丁寧に書いているのです。けれども2月、3月、、、、、と時が過ぎて行くにつれて、だんだんとアナーキーになり、もう今頃になってくると、時には自分でも判読できない文字が書かれていたりもして(笑)。

「いったい何を意味するのだろう?」とパズルを解かなければならなくなったり、曜日の所に時間だけ書かれていて「これって?」、あるいは逆に、用件は書かれているのに時間がなかったり、、、、、

けれども、一年を通じて赤字でしっかりと書きこまれていることもあります。なぜならば、新しい手帳を使い始める最初の日に、古い手帳から写し取って赤字で書きこむからです。それが家族や友人たちのお誕生日です。今年の手帳にもたくさんの赤があります。時に途中で増えたりもする嬉しい赤字です。

とりわけ9月、10月にはたくさんの赤字が見られます。その時の状況に応じて、バースデーカードを郵便で送ったり、楽天などのWEBカードを使ったり、メールで送ったりしています。

先日、同い年の積年の友に「おめでとうメッセージ」を送ったら、すぐにこんな返事が届いて、励ましたつもりがすっかり励まされてしまいました。とても素敵な言葉ですのでおすそ分けさせていただきますね。

「Life is short, break the rules, forgive quickly, kiss slowly, love truly, laugh uncontrollably, and never regret anything that made you smile. Twenty years from now you will be more disappointed by the things you didn't do than by the ones you did.」

Mark Twainの言葉に倣い、20年後に悔いのないよう、今日からの一年はこれまで以上に気ままに、我がままににしたいことをしていくつもりです。 飛行機雲のようにすぐ消えてしまっても、誰かの思い出の中に少しでも残ってくれるようなことができたらいいな。お付き合いのほど、よろしく!」

友から届いた言葉は訳してみれば、こんな感じになるかしら。

「人生は短い。規則なんかにとらわれずに、許すことはすみやかに、キスはゆっくりと、誰かを愛する時は本気で、止まらないぐらいに笑い転げて、微笑ませてくれたたくさんのことを決して後悔しないこと。20年後には、君は、したことよりも、しなかったことをもっとがっかりするのだから。」

座右の銘が増えました。
お誕生日の友よ、ありがとう。

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カモメが飛ぶ町シアトル

2013-10-17 00:23:11 | シアトル
期間限定仮住まいの部屋の窓の向こうに
夕方になるといつもカモメが飛び交います。
日の沈む前のまだ明るい時間になると
どこからかやってくるのです。

向こう側のビルのひさしに
一列に並んでいたかと思えば
すい~ッ、すい~ッと目の前を右から左へ
左から右へと飛び交います。

それを見るのが楽しみで
そのたびにカメラを構えて今日こそはと思うのですが
カモメの飛ぶ速度というのは思いのほか早いもので
シャッターを押した時にはもういないのです。
なんとかカモメの姿がおさまったのはこの一枚だけ。


「どこの国に住みたい?」
「どこの町に住みたい?」

と、ある時聞かれて
咄嗟に出たのが3つの町の名でした。
それ以来、意図的にこの3つの名前を挙げるようになりました。
実はもちろんまだまだ他にもあるのですが
たまたまこの3つが出てきてしまったのです。

でもよくよく考えてみたら
咄嗟と言うのはあなどれないもので
この3つに共通することが確かにありました。

ひとつはニュージーランドのオークランド
もうひとつはカナダのバンクーバー
そして三つ目はここシアトル。

何だと思います?

海に面していることと
アップ&ダウンの坂道があることと
町なかをカモメが飛んでいること
でした。

その昔
一羽の鳩が口にくわえてきたオリーブの小枝で
ノアが洪水がひいたことを知ったように
カモメは
たとえ海が見えなくとも
海が近くにあることを教えてくれます。

だから毎日
家にいる日の夕方は
カモメたちが飛んでくるのを今か今かと
窓のこちら側で待っているのです。

カモメがいなくなった後にはこうして西空が染まります。


町を歩けばこんな風景に出会います。


やはりここはいい町です。

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ハロウィンまでまだ半月? もう半月?

2013-10-16 00:17:50 | シアトル


日本でもだいぶお馴染みになってきた
とは言っても、クリスマスと同じように
本来の宗教的意味からはみごとに離れて
楽しいお祭りになってしまったハロウィンが
あと半月でやってきます。

この夏、アメリカ東部に居た時には
馴染みの店が、えっ、もう? と驚くばかりにハロウィンのディスプレーを始めたり
TARGETやROSSなどの量販店が
これまた、えっ、もうですか! とあきれるぐらいに
ハロウィンのコスチュームや小物コーナーを作ったりしていました。

それがまだ半月もあるのに
新聞に挟み込まれるちらしは
ハロウィン商品バーゲン情報ばかり。
25%オフどころか、50%オフまで登場しています。

「まだ」半月もある! ではなくて
「もう」半月しかない! ということなのでしょうね(笑)。

昨日1時間半も歩いて
(しかも帰りは方角を間違えて2時間半)
初めて行ったシアトル郊外のお洒落なモール「The University Village Shopping Center」の入り口すぐのお花屋さんは、こんな素敵なディスプレーでした。


キッチン用品のお店では
カボチャ細工キット「Pumpkin Carving Kit」が
レジの上にずらりと並んでいました。
本格的にカボチャをくりぬいてランタンを作ろうと思えば
こんなに色々な道具が要るものなんですね。
このキット、お値段は約5千円です。
もっとも一度買えば、ハロウィンが来るたびに使えますけれど(笑)。



花屋さんもキッチン用品屋さんも
「もう半月しかない」派ではないらしく
「まだ半月もあるから」と、ディスカウントセールはしていません。

かたやこちらはシアトルダウンタウンのデパート「MACY‘S」のキッチン用品売り場です。
実はメイ、キッチン関係の小物を見るのが大好きです。
宝石のショーウィンドーの前は脇目も振らずに素通りしますが
キッチン用品にはつい足を止めてしまうのです(笑)。

その「MACY‘S」のキッチン売り場に隣接した広いフロアーが
つい先日行ったらこんなになっていました。
どこもかしこも一面クリスマスです。


去ろうとするものよりも
来ようとするもの?

去るものは追わず
来るものはこばまず?

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どこにいたって紅葉狩り~シアトルの紅葉

2013-10-15 00:36:31 | シアトル


東京の友人たちからこんなメールが続きました。

「空は秋空ですが28度ぐらいあって蒸し暑いです。」(10月9日)

「今週いっぱいは28度とか29度のようですが、来週は22度から24度らしいです。」(10月10日)

「シアトルはもしかしてもう紅葉?」(10月11日)

「10月らしくない暑さ。いつになったら東京で紅葉が見られるかしら。」(10月12日)

「この連休に日光に行きます。紅葉が見られるといいなあ。」(10月12日)

今日、月曜日のシアトルの天気予報は、最高気温が63度(摂氏17度)、最低気温が45度(摂氏7度)。暑くもなく、さりとてひどく寒いわけでもなく、出かける時は薄手のコートはいるものの、なかなか過ごしやすい気候です。もちろん木々は秋色に染まり始めています。木の種類が違うせいでしょうか。日本の紅葉とはまた違う美しさです。

などと日々感激しているのはメイばかり。
アメリカはもちろん、カナダでもヨーロッパでもニュージーランドでも美しい紅葉をたくさん見てきましたけれど、みんなけっこう恬淡としています。「紅葉狩り」なんていう風雅なものに該当する言葉もありませんし、メイが赤く染まった落ち葉を拾って丁寧に本のページの間に挟んでいたら、何してるの?とばかりに不思議な顔をされました。

1月の松に始まって、それぞれの月ごとに梅、桜、藤、菖蒲、牡丹、萩、芒(すすき)、菊、紅葉(もみじ)、柳と続いて、12月の桐まで来れば花札になりますが、これもまたいかに私たちが昔から四季折々の自然を愛でていたかということでしょう。

そうした情感にひたるまでには行かなくとも、ここだって美しい物は美しい。これまたきっと、「なんでそんなに夢中になって葉っぱの写真を撮ってるの?」なんて思われているのでしょうが(笑)。

写真は、昨日のシアトル、ワシントン大学キャンパスの紅葉模様です。
足長おじさんのように長く伸びたメイの影が写っているのもあります。

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アメリカのフットボール熱~カレッジフットボールのシーズン

2013-10-14 00:40:42 | アメリカ


昨日の土曜日、ワシントン大学の緑豊かな広大なキャンパスを、紫色の集団がぞろぞろと練り歩きました。などと言うと何やら物騒に聞こえますが、9月から始まったカレッジフットボールの「ワシントン大学対オレゴン大学」の試合が、大学のスタジアムで行われたのです。


それなのになぜ紫色?
だってワシントン大学のスクールカラーが紫色なんですもの。
音楽バンドの学生たちのユニフォームも紫色ですし
応援の観客たちもどこかしらに紫色を身に付けていたりします。

シアトルの町なかにある大学ショップだって
もうこんな風に紫一色!


私がスタジアムで紫色を身に付けて応援したわけではないのですが
たまたま夕方、所用でキャンパスに行ってみたら、試合の後の興奮冷めやらぬ紫軍団に出会ったというわけです(笑)。

そこで、スポーツ音痴のメイがにわか勉強をしました。
その結果わかったことは、、、、

カレッジフットボールとは、毎年9月の初めから翌年の1月まで行われる大学対抗のフットボールの試合でした。プロ野球と同じ、あるいはそれ以上の人気だそうで、1試合の平均観客動員数が10万人という大学まであるとのこと。もちろんテレビでも実況中継されます。

1シーズンあたりの各チーム最大試合数は12まで。「カンファレンス」と呼ばれる同地域の大学同士で対戦するかと思えば、所属外のカンファレンスのチームとの対戦もあったりして、そのルールは

「同一カンファレンス内の対戦成績によって、カンファレンス内部の順位は決定されるが、ボウル・ゲームなどへの出場に関しては、所属外のカンファレンスのチームとの対戦成績も加味されて判断される。」

だそうですが、メイにはやっぱりよくわかりません。でもわかったことは、昨日行われた試合はカンファレンス内部の対戦だったこと。この東海岸カンファレンスは「Pacific-12 Conference(パシフィック12カンファレンス)通称Pac-12と呼ばれ12の大学が属していること。日本でもよく知られている大学としては、カリフォルニア大学、スタンフォード大学などがあること、等々。昨日対戦したワシントン大学とオレゴン大学もPac-12のうちの2つです。

それでどちらが勝ったかですって?
はい、地元ワシントン大学ではなく、オレゴン大学でした。
それでも、しょぼくれているはずの紫応援団は、傍目には元気いっぱい。
音楽隊は道を歩きながらまだ楽器を鳴らしているし、ボートに乗った連中はラジオをかけながら余韻の中で大騒ぎ。
正々堂々と戦った証ですね。
若いってやっぱりいいもんです。


ところで面白いことを聞きました。
各大学のフットボールチームコーチの年収は110ミリオンドル(1億1千万円)にも上るそう。4~5千万円と言われている学長たちの年収をはるかに上回ります。

かくかくしかじか
アメリカのフットボール熱がうかがえるというものです。

ちなみに、昨年12月のアメリカ大手世論調査会社の調査では、アメリカ人の最も好きなスポーツの上位3つは、プロのフットボール34%、野球16%、カレッジフットボール11%でした。プロとカレッジを合計すればなんと45%!野球をはるかに引き離してのダントツ1位です。

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過去と未来を結ぶ「nurse logs」という名の老木たち

2013-10-12 03:26:25 | シアトル


オリンピック半島の温帯雨林には
倒れて何百年もたつ老木があちこちに見られます。
これが、過去と未来を結ぶ「nurse logs」と呼ばれる木です。

何て素敵な名前でしょう。
看護樹、保育樹、保母樹、保護樹、、、、、

そのお役目もまさにその名の通りです。
倒れたからと言って
それは終わりではなく
生命のウェブ(張り巡らされた巣)を作るための
新しい役割の始まりです。

てっぺんも


途中の幹も


雨の降らぬ長い夏には
腐敗した老木は
乾ききった土壌の海の救命ボートになります。
何百リットルもの水を蓄えた老木が
水を必要とする木々の根っこや
両生動物や、たくさんの水がなくては生きてはいけぬ者たちの
避難所になり

役目を果たした「nurse logs」が
朽ちて母なる自然の中に帰る時
「nurse logs」に助けられた木々たちが
すっくと立ち上がり
いつかは次なる「nurse logs」になるのです。

けれども
私たちはこうして
まだ「nurse logs」になる前の
木々たちを日々伐採しなければなりません。


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私たちは生命の蜘蛛の巣の小さな糸~オリンピック半島の温帯雨林

2013-10-12 01:19:55 | シアトル


太平洋からの湿った風がオリンピック山脈に遮られ
半島の西側に大量の雨を降らせます。
その量は、年間140インチといいますから3550ミリ!
東京の年間降水量が約1530ミリですから
それがいかに多いものかがわかります。

とはいえ
メイにとってはまだまだ序の口(笑)。
かつて暮らしたある島は
なんと年間5000ミリでした。
その分、島は花々に覆われて
「太平洋の花園」あるいは「太平洋のエデンの園」という
別名まで誇っていたのです。

雨は恵みをもたらします。
(もちろん時に災害をもたらすこともありますが。)

オリンピック半島の雨は
温帯にしては珍しい「Rain Forest(雨林)」を作り
針葉樹が幾重にも連なる深い森と
地面ばかりか木の幹や枝までをも覆う緑の苔と
キノコや羊歯や野生の動物たちが共生する大自然を
恵んでくれました。

雨林を抜けるトレイルは
初心者用のものから、上級者用のものまで
たくさんあります。

私たちが歩いたのは
たぶん一番短くて楽なトレイル
「Quinault Rain Forest(キノート温帯雨林)」のトレイルです。
ゆっくり歩いて約1時間です。
ロッジから車で少しばかり走って入り口まで行きました。
トレイルの入り口にはどこも無料の駐車場があります。

高く静かに天へと向けてそびえ立つ
樹齢400年ものモミの木の間を歩く時

雨が浸み込んだ
上質のベルベットのような苔の上を歩く時

湿り気を含む澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで
雨林をわたる小さな風音に耳を澄ます時

そんな時に感じるのは
私たちが
無数の命の連鎖が織りなす世界の中の
ほんの小さな点に過ぎないということ

トレイルの出口に向かう場所に
こんな標識がありました。
そしてこんな素敵な言葉が書かれていました。

WE ARE JUST STRANDS IN THE WEB OF LIFE
(私たちは生命の蜘蛛の巣の小さな糸)

This we know,
the earth does not belong to man;
All things are connected,
like the blood which unites one family.
What befalls the earth
befalls the sons and daughters of the earth.
Man did not weave the web of life.
H is merely a strand in it.
Whatever he does to the web
he does to himself.

そのまま声に出して読めば
その言葉の美しさが心に染み入りますが
無粋を承知でちょっと日本語にしてみます。
しかもかなりアクロバティックな日本語に(笑)。

私たちが知っているのは
この地球が人間に属するのではなく
人間が地球に属するのだということ

まるで一つの家族を作る血のように
すべてのものは繋がっているということ

地球に降りかかることは
地球の息子や娘たちである私たちにも降りかかるということ

私たち人間が生命の巣を織りあげたのではなく
人間は単にその一部分の糸
無数の糸で織りなされた巣(地球)に対してすることは
みんな自分に返るもの


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夕映えページェント~キノート湖

2013-10-11 02:34:38 | シアトル
宇宙が出現したのは138億年前
気の遠くなるような
想像もつかない数字

宇宙の中の天の川銀河系
天の川銀河系の中の太陽系
それができたのは46億年前
それだって途方もない数字

地球に最初の生命が現れたのは
40億年前
まだまだこの小さな頭では実感としてわからない

命の連鎖が進化を呼んで
その先の先の先の先の、、、、、
ずうっと先の方に人間という種が現れた

そんなことを
たかが湖に沈む夕日が思い起こさせ
ただ茫然と湖畔にたたずむ

沈む夕日のページェントは
いったい何回繰り返されてきたことなのだろう
世界中の人たちの指を借りたって
数えきれないかもしれない

10月4日 16時52分


10月4日 18時9分


10月4日 18時10分


10月4日 18時14分


10月4日 18時18分


10月4日 18時20分


10月4日 18時25分


そして太陽が地球の向こう側に消えていった


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オリンピック半島一周ロードダイアリ その3~キノート湖

2013-10-10 04:31:17 | シアトル


3回目の今日はいよいよ終点の「Quinault Lake(キノート湖)」です。
内陸から太平洋沿いに出た101号線は
「Kalaloch(カラロック)」を過ぎてしばらくすると左にそれて
再び内陸へと向かいます。

途中で出会うのは
切り出したばかりの太くて長い丸太をたくさん積んだトラックだったり
森の中へと続くトレイル。

藪の入り口に
「The Olympic Correction Center」と言う看板が見えました。
どうやらその先へとたどれば
この「オリンピック修正センター」に行けそうです。
でも、それってどんな場所なんでしょう。

Correction = 修正?
Collection = 収集 ではないのかしら?

などと首をひねれば
実はこれ、刑務所への入り口だったりするのです。
なるほど、人生の修正、いえ矯正をする場所というわけ。

101号線はどんどんと太平洋から離れて東へ向かいます。
しばらくして「South Shore Rd」の表示が見えれば
もう迷うこともありません。
左に折れれば、目ざすロッジ「Lake Quinault Lodge(キノート湖ロッジ)」はすぐ先の左側です。


シアトルのダウンタウンを出て
ここまでの走行距離は211マイル(340キロ)。
到着時間は15時30分、出発して約7時間がたちました。
太陽はまだまだ明るく輝いています。

ここは、ルーズベルト大統領が訪れたこともある歴史的なロッジ。


フロントから続く左手には広いラウンジがあります。
暖炉が暖かさと安らぎを届け

窓の向こうは静かな湖面を輝かせるキノート湖です。


デッキへ出る扉を開ければ
芝生の上に湖へと向けられた椅子が並び
水面に沿って右手には遊歩道が続きます。
もちろんデッキで飲み物をいただくこともできます。


ゆっくりした時間の中に身をゆだねていると
時折「シャーック、シャーック」という鳥の声が聞こえてきます。
これが、頭の先から尻尾の先まで30センチはあろうかと思われる
「Steller's Jay (ステラーカケス)」です。
目の覚めるような青色をしています。
生息地はアメリカの北西部、アラスカからカリフォルニアの真ん中ぐらいまでだそう。


一息ついて
冴えわたる空気の中で心もからだもリセットされて
私たちは、キノート湖畔に広がる温帯雨林の中のトレイルを歩きました。

温帯雨林の中で待っていてくれたもの
そして帰り着いたロッジで待っていてくれた
雄大、あるいは華麗な自然の営みについては
またあらためて。

短い旅ではありましたが
良い旅でした。


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