昨日の土曜日、ワシントン大学の緑豊かな広大なキャンパスを、紫色の集団がぞろぞろと練り歩きました。などと言うと何やら物騒に聞こえますが、9月から始まったカレッジフットボールの「ワシントン大学対オレゴン大学」の試合が、大学のスタジアムで行われたのです。
それなのになぜ紫色?
だってワシントン大学のスクールカラーが紫色なんですもの。
音楽バンドの学生たちのユニフォームも紫色ですし
応援の観客たちもどこかしらに紫色を身に付けていたりします。
シアトルの町なかにある大学ショップだって
もうこんな風に紫一色!
私がスタジアムで紫色を身に付けて応援したわけではないのですが
たまたま夕方、所用でキャンパスに行ってみたら、試合の後の興奮冷めやらぬ紫軍団に出会ったというわけです(笑)。
そこで、スポーツ音痴のメイがにわか勉強をしました。
その結果わかったことは、、、、
カレッジフットボールとは、毎年9月の初めから翌年の1月まで行われる大学対抗のフットボールの試合でした。プロ野球と同じ、あるいはそれ以上の人気だそうで、1試合の平均観客動員数が10万人という大学まであるとのこと。もちろんテレビでも実況中継されます。
1シーズンあたりの各チーム最大試合数は12まで。「カンファレンス」と呼ばれる同地域の大学同士で対戦するかと思えば、所属外のカンファレンスのチームとの対戦もあったりして、そのルールは
「同一カンファレンス内の対戦成績によって、カンファレンス内部の順位は決定されるが、ボウル・ゲームなどへの出場に関しては、所属外のカンファレンスのチームとの対戦成績も加味されて判断される。」
だそうですが、メイにはやっぱりよくわかりません。でもわかったことは、昨日行われた試合はカンファレンス内部の対戦だったこと。この東海岸カンファレンスは「Pacific-12 Conference(パシフィック12カンファレンス)通称Pac-12と呼ばれ12の大学が属していること。日本でもよく知られている大学としては、カリフォルニア大学、スタンフォード大学などがあること、等々。昨日対戦したワシントン大学とオレゴン大学もPac-12のうちの2つです。
それでどちらが勝ったかですって?
はい、地元ワシントン大学ではなく、オレゴン大学でした。
それでも、しょぼくれているはずの紫応援団は、傍目には元気いっぱい。
音楽隊は道を歩きながらまだ楽器を鳴らしているし、ボートに乗った連中はラジオをかけながら余韻の中で大騒ぎ。
正々堂々と戦った証ですね。
若いってやっぱりいいもんです。
ところで面白いことを聞きました。
各大学のフットボールチームコーチの年収は110ミリオンドル(1億1千万円)にも上るそう。4~5千万円と言われている学長たちの年収をはるかに上回ります。
かくかくしかじか
アメリカのフットボール熱がうかがえるというものです。
ちなみに、昨年12月のアメリカ大手世論調査会社の調査では、アメリカ人の最も好きなスポーツの上位3つは、プロのフットボール34%、野球16%、カレッジフットボール11%でした。プロとカレッジを合計すればなんと45%!野球をはるかに引き離してのダントツ1位です。
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