Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

地球の真実

2015-10-30 22:38:20 | 絵、音楽


ずいぶん前から、この写真展の開催を
首を長くして待っていました。

日本版創刊20周年記念「ナショナル ジオグラフィック 地球の真実」
という写真展です。

場所はミッドタウンのフジフィルムスクエア。
主催は富士フィルム(株)。
入場無料です。

会期は10月30日から11月18日まで。
ということはつまり
今日がオープニングだったのです。


「地球の真実」というタイトルに寄り添うのは
「世界とそこにあるものすべてを明らかにする」
という副題。

小さなスペースの写真展で
すべてを明らかにすることなどできるわけもありませんが
少なくとも、いくつかの写真は
その前に立つ者の心を揺さぶり
あるいは思考を停止する迫力がありました。

「National Geographic」とは
1888年に創刊されたビジュアルマガジンです。
本部はワシントンDCにあります。
自然、動物、文化、歴史、科学など
「まだ見ぬ地球の姿」を世界に伝えてきました。
現在では40の言語に翻訳されています。

記憶をたどってみれば、たしかに
結婚した私たちの家にはいつも「Nationall Geographic」誌がありました。
日本語版ができるずっと前のことですから
当然英語版です。

その記事全部を読むことは難しくとも
毎月届くその雑誌は、写真を眺めるだけでも
文字通り「まだ見ぬ地球の姿」に私たちの心をときめかせ
ドキドキさせ、ひたひたと潤おして、遠い夢を見せてくれました。

開催初日に駆け付けたその写真展で
最初に立ち止まってしまったのは
1986年に撮られた
パプアニューギニアの海の底に眠る零戦の姿でした。

そして
イギリスの面積よりも大きな海域に広がる
世界最大の珊瑚礁群(2011年)。

絶滅寸前だったツナミセミクジラは
海深くカメラを構える潜水服のカメラマンと向き合って(2008年)

圧倒的な存在感を誇るジンベエザメの周りを
無数の魚たちが群れ泳ぎます(2009年)。

「ペンギンと氷塊」と題する写真では
氷の下のターコワーズブルーの海で泳ぐ3匹のペンギン。
その上の氷原の上に立つ無数のペンギンたち(2011年)。

1988年のボツワナでは
夕日の残光を浴びてピンクに染まる象たちの姿が
太陽と一緒に逆さまになって映ります(1988年)。

ナミビアの砂丘では
荒涼とした砂漠を1匹のオリックスが毅然として歩いています。
その闇と光の対比の美しさ、砂紋の美しさ(1981年)。

まだまだ書ききれないほどに
圧倒的な自然が目の前に広がって
メイおばさんは、フーッと大きなため息と共に心の奥で呟きます。

「シャマード!」(完全降伏)と。

会期は11月18日まで。
たぶんメイおばさん、また見に行くと思います。
完全降伏するために。

ところで「National Geographic」誌
日本では「ナショジオ」と呼ぶのですってね。
なんかちょっと、、、、、、、
夢がこわれるような、、、、、、(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月29日:四季ある国の料理
10月28日:双葉PAでまさかのロコモコ!
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


昨日も今日も明日も特別な日

2015-10-28 22:44:10 | メイの教訓

昨日、10月27日は
メイおばさんにとって特別な日でした。

その昔、もう何十年も前のこの日に
21歳のメイおばさんは
その後の人生を一緒に歩くことになる運命の人に出会いました。
思ってもみなかった偶然のできごとでした。

一目惚れというのはああしたものなのでしょうか。
どんな人かも全く知らないのに
なんだか大変な人に出会ってしまったようで
おろおろしました。

今でも、その人がこちらに向かって歩いて来た時のことをよく覚えています。
まるで何度も何度も視聴された動画のように。

周りの景色が全てぼやけて
ただその人だけしか見えませんでした。

そんな偶然の、あるいは必然の出会いがなかったら
私は今の私でなく
子どもたちも、孫たちも存在しませんでした。

出会いというのはつくづく不思議なものです。

そしてまたもうひとつ。
昨日は、メイおばさんが慕い尊敬する方のお誕生日。
プレゼントを持って駆けつけましたよ。


78歳におなりになったというのに
初めてお会いした時からちっとも変らず元気溌剌
聡明で優しく美しく気風が良くて
まだまだ現役でお仕事をなさっている「姉御さま」です。

ああ、こんな78歳になれたらなあ、、、、
というのが、メイおばさんの夢です(笑)。

そんな姉御さまの心づかいのひとつがこれです。

メイおばさんと会う時は
いつもさりげなくこのペンダントを身に着けていてくださいます。


ほら、メイおばさんも色違いを持ってます。


実はこれ、クレタ島イラクリオンの店で見つけたエナメル(七宝)のペンダント。
これまた一目惚れして(笑)、お土産に買いました。

メイおばさんの赤い方は手入れも雑なものですから
糸の部分は汚れているし、金属の部分は錆びてしまったのに
姐御さまは綺麗に手入れして身に着けてくださってます。

こんな風になれたらなあ、、、
と、また思います。

ところで、10月27日が特別な日だと言いましたけれど
よくよく考えてみれば今日だって特別な日。

だって
2015年10月28日は一生のうちでたった一日しかないんですもの。

だから
明日だって、明後日だって
毎日が特別な日。

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月27日:東西で大活躍のミニトマト
10月26日:大きなトマトではできない遊び
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan



9千720円のお買い上げになります。

2015-10-27 23:59:48 | 言葉
深まる秋の中の美しい日でした。

あっちへこっちへと動き回る忙しない時間の中で
送ってもらった化粧品の支払いを済ませようと
コンビニに寄りました。

振込金額は、9千720円です。
振込用紙を差し出すと、感じの良い青年が向こう側から言いました。

「9千720円のお買い上げになります。」

ちょうどの金額を用意していましたから
お金を差し出して、支払い済みのスタンプを押してもらうのに
そうですね、ものの3秒ぐらい。

青年が言いました。

「大変お待たせいたしました。」

メイおばさん、もちろん何にも言いませんでしたけれど
やっぱり腑に落ちません。

だって何にも買ってやしません。
ちっとも待ってやしません。

長年若い人たちに接する仕事をしてきて思うのは
丁寧なのはいいのですが
あまりにマニュアル通り
悪く言えば臨機応変、場を読んで適切な言葉を選択することのできない人たちが
増えてきたということ。

これってつまり
考えるのをやめてしまったってことでしょうか。

帰り道に見上げた夜空
線路の上にはこんな美しいお月様。


十三夜から2日たったというのに
まだまだまあるいお月様。

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月27日:東西で大活躍のミニトマト
10月26日:大きなトマトではできない遊び
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan

ガタゴトガタゴト走るよ走る

2015-10-26 22:11:58 | ライフスタイル
先日の八ヶ岳の旅では
3日目に心躍るおまけがつきました。

大手外資系IT企業を9年前に退社した方が
理想を実現するために手に入れた大きなペンションをお訪ねしたのです。



ここに彼の手作りの、「ものすごいモノ」があるのです。
旅仲間とペンションオーナーとは
大学の鉄道研究会の先輩&後輩。

鉄道研究会、略して「テッケン」です(笑)。
「乗り鉄」さんだとか、「撮る鉄」さんだとか
鉄道マニアにもいろいろあるようですが
我が旅の友は、学生時代からその道一筋の「乗り鉄」さんです。

損得抜きで純粋に好きなモノで繋がった友情は
幾星霜過ぎたところで固い絆で結ばれているもの。
この先輩&後輩もそんな風情でした。
いい大人が、鉄道の話になると突然少年になっちゃうところなんかも(笑)。

話を戻しましょうね。
「ものすごいモノ」とは何だったと思います?

これです!
これって「ジオラマ」と言うんですってね。
反対側にももうひとつあります。


「ジオラマ (仏:diorama) は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の一つである。」

だそうです。

百聞は一見にしかず。
お見せしましょうね。


電車が走ります。
トンネルを抜け、町を抜けガタゴトガタゴト。
駅で止まってはまたガタゴトガタゴト。


いつの間にか小さく小さく縮んだ私たち
ガタゴトガタゴト走る電車に乗って
山を見て、海を見て、桜を見て、、、、


こんな昔懐かしい蓄音機から聞こえてくるのは山口百恵。
これもまた失われた良き時代を思わせて、、、、


いまだに何かに夢中になっている大人たちって
青年時代からずっと同じモノに夢中なっているいい年をした大人たちって

素敵です!

場所は甲斐大泉。
こだわりのペンションの名は「Café Larch」。

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月25日:八ヶ岳のお野菜たち
10月24日:ラロトンガ島縦断トレッキングのご褒美サンド
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan



今しかできないお役目~その2はディズニーランド

2015-10-25 20:39:39 | メイの教訓
時の移ろいの中で、今しかできない役目というのがいつだってあるもの。
先回そんなことを書きました。

今日は「今しかできないお役目その2」です。

浦安にディズニーランドがオープンしたのは32年も前の1983年。
皆さまはおいくつでした?

メイおばさんも小さな子供たちを連れ、一家四人で出かけたものでした。
デジカメなんてない時代の半分色あせた貴重な写真は
今もなおアルバムにしっかり貼られています。
メイおばさんも若いママでした(笑)。

そのうち子供たちは
友人たちと行くようになって
メイおばさんは久しく出番がありませんでした。

それがまあ何としたことでしょう。
時が流れ、時代が変わり
いつの間にやら三世代のディズニーランドとなりました。
この数年、いったい何度連れて行かれたことでしょう。

そしていよいよ
今度はおちびちゃんをデビューさせる日がやって来ました。

仲良しおばあちゃんたち
どうしてこんな機会を見逃せましょう。
しっかり「一日パス」を買い込んで
浮き浮きと楽しみにしていたのですが

最初の予定日に雨が降り
二度目の予定日にも雨が降り、、、、、、

パスは長い間、メイおばさんの部屋のドアノブでブーラブラ。

ようやく
三度目の正直で決行することができました。
いつのまにかハロウィンの季節になってしまいましたけれど。


元ウッディはすっかりお兄ちゃんになって
目をキラキラさせて大興奮する白雪姫を守ります。


こんなこと、たまたまできましたけれど
小さな白雪姫だってそのうち
お友達やボーイフレンドと一緒に行くようになるのでしょうし


こちらだって共に年をとっていく身
いつまでも付き合えるわけではないでしょう。

これもまた
期間限定、今しかできない、今だからできる
ありがたいお役目!

ところで、今宵は十三夜。
十五夜とはまた別の風情溢れる
旧暦9月、晩秋の月です。

バルコニーでまあるいお月様の下

格好つけて白ワインなど飲み始めましたが
あまりに風が冷たくて、早々に引っこみました。

ディズニーランドのメリーゴーラウンドのように
私たちの季節も回ります。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月25日:ラトロンガ島縦断トレッキングのご褒美サンドイッチ
10月23日:手抜きも混じった運動会のお弁当
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


今しかできないお役目~その1は運動会

2015-10-23 00:52:11 | 言葉

人生には成長あるいは加齢に応じて
良くも悪くも、その時にしかできない役目・役割というものがあります。

そしてそれらの役割は
まごまごしていると、あっと言う間に通り過ぎてしまいます。

迷っていたり、とまどっていたり、恥らっていたりしようものなら
キャロル・キングの名曲「"It's Too Late」の中のあのフレーズ
「And it's too late baby, now it's too late.」が鳴り響き
担いたくとも担えなくなります。

それにほら、移動暮らしのメイおばさんの場合は
「やります!」
「行きます!」
と手を挙げたくたって
タイミング良くその時、その場に居あわせるとは限りません。

今回はありがたいことに居たのです(笑)。
そして2日続き、泊りがけで
嬉しいお役目に就くことができました。


照れくささもあって
なんだか理屈っぽく前書きを書いてしまいましたけれど
要するに何をしたかと言えば
お弁当をたくさん作って運動会に行ってきたんです。

誰のって
はい、もちろん、、、、、

そして思いっきりノスタルジーにひたり

(だって、行進の音楽も、駆け足の音楽も、
 徒競走やリレー、綱引き、騎馬戦、玉入れ、鈴割り、玉ころがしなどの種目も、
『よーいドン!』の鉄砲の音と、その後に漂う火薬の匂いも
メイおばさんが小学校の頃とちっとも変りないんですもの。)

そして、思いっきり感動してきました。

(だって、1年生だろうが6年生だろうが
男の子だろうが女の子だろうが
みんな本当に一生懸命なんですもの。)

目の前を走る知らない子供たちにまで
「頑張れ~!頑張れ~!」と声援を送るのも
昔とちっとも変わりません。

勝とうが負けようが
手が痛くなるぐらい拍手を惜しまないのだって
昔とちっとも変りません。

昼休みには校庭にシートを敷いて
どの家族も思い思いのお弁当を広げ
お隣同士取り換えっこをし合ったり
どこからかお菓子が回ってきたりするのだって
まるであの昭和の時代です。


運動会ってこんなに変わらず
こんなにレトロなものだったでしょうか。

ほっこり心の良い一日でした。
日本に居合わせてよかった、年を取ってよかった
本当にそう思いました。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月22日:これっくらいの おべんとばこに
10月20日:メイおばさんの「まかないサラダ」
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan



隙間を埋める?隙間を作る?

2015-10-20 23:12:15 | ライフスタイル
若かった頃には
あるいは仕事人間だった頃には
隙間を埋めなければ、という一種の強迫観念がありました。

まるで
暇であることがいけないこと、後ろめたいこと
怠けていることのように思えた時代も長くありました。

けれどもこれは
どうも年齢の問題でもないようで
メイおばさんと同い年、あるいはもっと上の友人たちの中にも
手帳に隙間があると落ち着かない、と言う人たちがいます。

そうは言わないまでも
懸命に隙間を埋めようとしている人たちがいます。

40年来の友もまた「隙間恐怖症」です。
空白の部分があればあるほど
自分の存在価値がないような気がする、と言うのです。

隙間を埋めるために
一生懸命仕事をし、たくさんの人に会う日々を送っています。
それでも隙間が空きそうになると電話がかかってきます。

「ねえ、メイ、今日空いてない?
 どこかで食事でもしない?」

それなのに、最近のメイおばさんたるや何たることでしょう。
手帳を開いて隙間があればあるほど嬉しくなるのですから。

隙間を埋めたい、ではなくて
隙間を作りたいのですから。

家族と一緒の時間が楽しくて
友と一緒の時間も楽しくて
それなのに、ひとりの時間も楽しいのですから。

今日
初めて歩いた通りで
大好きな花と出会いました。


まさか、と思いながらも
もしや、と思い
顔を近づけてみたら
たくさんの思い出を呼び起こすあの香りがしました。
ジンジャーです。


誰かと一緒に歩いていたら
気づかなかったかもしれません。

あるいは、気づいたとしても
後戻りして香りを確かめることなどできなかったかもしれません。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月20日:メイおばさんの「まかないサラダ」
10月19日:チューダー朝お屋敷で食べる絶妙お蕎麦
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan



御射鹿池(みしゃがいけ)の紅葉に向かい合って

2015-10-19 23:53:40 | 日本の旅

お天気に恵まれた3日間の「紅葉狩り」の旅を終えて
さきほど帰って来ました。

紅葉はなにも日本だけに限ったことではありませんが
やはり日本の紅葉は特別のように思います。
旅仲間は大学時代からの気心知れた10人です。

大志を抱いていた青年期には
共に夢を見ながら歩いていましたが

仕事が忙しくなった壮年期には
世界のあちこちにバラバラになって
集まることもままなりませんでした。

今や老年期に近づいて
今度は何かにつけて集まるようになりました。

卒業し、仕事人となり
結婚し、夫となり妻となり
そのうち父となり母となり
今や、おじいちゃんになり、おばあちゃんにもなった元青年たちが
また集うようになったのです。

いまだ役職についている者も
片足だけの者も
両足ともひっこ抜いて新たな道を歩き始めた者もいます。

有名な人もいれば
無名な人もいます。

けれども、そんなこと
私たちには全く関係ないのです。
顔を合わせれば、何十年か前に戻ってしまうのですから。

最初の日は
お昼前に八ヶ岳の友の家に集合し
昼食の後に御射鹿池(みしゃがいけ)に行きました。

「盛りは3日間だけ」と言われるほどに
毎日色合いが変わっていく紅葉ですが

その池は、10人いれば10人全員の息を止めるかのように
残る緑と、燃え始めた黄と橙と赤が融合し
静かな水面に映る場所でした。

東山魁夷画伯のあの絵のように
どこからか白馬が現れたところで誰も不思議には思わぬほどに
その池は神秘の場所でした。


(後日もっと良い写真が友人たちから届くと思いますが、今日のところはメイおばさんの稚拙な写真を掲載します。)

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月15日:東西「ちらし寿司」対決~「鮨正」と「NISHINO」
10月14日:盛り盛りピザのパラディーソ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan



ごく平凡な日の記憶が

2015-10-16 22:19:47 | 日記
気づけば10月も後半にさしかかり
東京でも朝晩はずいぶんと冷え込むようになりました。

暖房はまだ要りませんが
昨日、毛布をひっぱりだしました。

後ろ髪をひかれながら後にしてきたシアトルは
ここよりはずっと寒いはずと
この季節のあの町の記憶をなぞろうとしているのですが
浮かんでくるのは夏姿ばかりです。

遠い思い出よりは近い思い出。
単純ですね、われながら(笑)。

ダウンタウンへの行き来に通り抜ける公園は
明るい日差しの中で緑が美しく輝いて


芝生の上では
横になる人も


縦になる人もいて


バラの香りの中を


なぜかダリアをかかえて歩く
夏服のメイおばさん(笑)。


そんな何てことのない、ごく平凡な日の記憶が
やけに懐かしかったり、せつなかったりするのですから
不思議なものです、人間て。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月15日:東西「ちらし寿司」対決~「鮨正」と「NISHINO」
10月14日:盛り盛りピザのパラディーソ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


だから映画が好き~シャーリー&ヒンダ

2015-10-15 23:42:12 | 映画
いつの新聞だったかしら。
とにかくこの映画評の記事を切り抜いて
ずっと持ち歩いてきたのです。


二人のお婆ちゃんの写真の横には
「19日公開」という文字がありますから
きっと9月半ばぐらいの記事だったのでしょう。

メイおばさんは、とにかくチョキチョキ。
興味を持った映画や展覧会やコンサートや講演会、、、、、
そんな記事をチョキチョキチョキチョキ。

これもそのひとつでした。

「シャーリー&ヒンダ
 ウォール街を出禁になった2人」

ね、タイトルからして面白そうでしょう?

銀座の映画館で単館上映。
しかも明日まで。

実はこれまで二回も行ったのですが
二回とも満席で見ることができませんでした。
ですから今日は、夕方の回をネット予約して出かけたのです。

ここらへんもメイおばさん、かなり浦島太郎状態です(笑)。
アメリカで映画を見ようと思ったら
いつ行ったって見られますからね。
予約なんてしたことがありませんでした。

さてこの映画
華々しい美人も美男もひとりとして出てきませんけれど
やっぱり見てよかった。

経済成長がもたらすものに疑問を持ってしまった二人のおばあちゃんたちが
歩くこともままならないというのに
西のシアトルの大学の教室に乗り込むや
東のニューヨークまで飛行機に乗ってウォール街のパーティーに乗り込むやの
行動を起こします。



「この子が生きる未来がどうなるか知りたい!」

「今やらなきゃ死んじゃうじゃない!」

そんな思いの根底にあるのは
物価と税金が上昇し、ホームレスが増え、ゴミばかりが増える
経済成長への深い深い疑問です。

この映画、二つの意味でちょっと切ないものでした。

ひとつは平均年齢89歳のおばあちゃんたちの
自分たちがいなくなった後の時代への憂慮がひしひしと伝わってきたこと。

そしてもうひとつは
あまりに馴染みのあるシアトルの風景。

いつも窓から眺めている高層ビル群や
しばしば歩く大学のキャンパス
毎日のように前を通る病院、、、、、、、、、

ちょっとしたセンチメンタルジャーニーでした。

こんなことも映画の魅力、映画のマジック!
だから映画が大好き。

ちなみにこの映画、原題は「Two Raging Grannies」
「二人の怒れるおばあちゃん達」です。

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
10月15日:東西「ちらし寿司」対決~「鮨正」と「NISHINO」
10月14日:盛り盛りピザのパラディーソ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan