ずいぶん前から、この写真展の開催を
首を長くして待っていました。
日本版創刊20周年記念「ナショナル ジオグラフィック 地球の真実」
という写真展です。
場所はミッドタウンのフジフィルムスクエア。
主催は富士フィルム(株)。
入場無料です。
会期は10月30日から11月18日まで。
ということはつまり
今日がオープニングだったのです。
「地球の真実」というタイトルに寄り添うのは
「世界とそこにあるものすべてを明らかにする」
という副題。
小さなスペースの写真展で
すべてを明らかにすることなどできるわけもありませんが
少なくとも、いくつかの写真は
その前に立つ者の心を揺さぶり
あるいは思考を停止する迫力がありました。
「National Geographic」とは
1888年に創刊されたビジュアルマガジンです。
本部はワシントンDCにあります。
自然、動物、文化、歴史、科学など
「まだ見ぬ地球の姿」を世界に伝えてきました。
現在では40の言語に翻訳されています。
記憶をたどってみれば、たしかに
結婚した私たちの家にはいつも「Nationall Geographic」誌がありました。
日本語版ができるずっと前のことですから
当然英語版です。
その記事全部を読むことは難しくとも
毎月届くその雑誌は、写真を眺めるだけでも
文字通り「まだ見ぬ地球の姿」に私たちの心をときめかせ
ドキドキさせ、ひたひたと潤おして、遠い夢を見せてくれました。
開催初日に駆け付けたその写真展で
最初に立ち止まってしまったのは
1986年に撮られた
パプアニューギニアの海の底に眠る零戦の姿でした。
そして
イギリスの面積よりも大きな海域に広がる
世界最大の珊瑚礁群(2011年)。
絶滅寸前だったツナミセミクジラは
海深くカメラを構える潜水服のカメラマンと向き合って(2008年)
圧倒的な存在感を誇るジンベエザメの周りを
無数の魚たちが群れ泳ぎます(2009年)。
「ペンギンと氷塊」と題する写真では
氷の下のターコワーズブルーの海で泳ぐ3匹のペンギン。
その上の氷原の上に立つ無数のペンギンたち(2011年)。
1988年のボツワナでは
夕日の残光を浴びてピンクに染まる象たちの姿が
太陽と一緒に逆さまになって映ります(1988年)。
ナミビアの砂丘では
荒涼とした砂漠を1匹のオリックスが毅然として歩いています。
その闇と光の対比の美しさ、砂紋の美しさ(1981年)。
まだまだ書ききれないほどに
圧倒的な自然が目の前に広がって
メイおばさんは、フーッと大きなため息と共に心の奥で呟きます。
「シャマード!」(完全降伏)と。
会期は11月18日まで。
たぶんメイおばさん、また見に行くと思います。
完全降伏するために。
ところで「National Geographic」誌
日本では「ナショジオ」と呼ぶのですってね。
なんかちょっと、、、、、、、
夢がこわれるような、、、、、、(笑)。
読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
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