Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

正直者の町シアトル?

2016-04-28 23:40:14 | シアトル
ワシントンDCのメトロは6つのラインがあります。
レッド(赤)、イエロー(黄)、ブルー(青)、オレンジ(橙)、グリーン(緑)
そして新しく加わったシルバー(銀)です。

そして予めチャージしたメトロカード「SMARTRIP」を
「SUICA」のように入り口と出口の改札でスキャンして使います。


カードではなく切符の場合も同じです。
乗る駅の改札で差し込み、降りる駅の改札でまた差し込みます。
そうでないとバーが開きませんから、プラットホームに行くことができませんし
プラットホームから出ることもできません。

けれどもシアトルではちょっと違います。

この町は歩きまわるのにほどよい大きさですし
幸いメイおばさんはダウンタウンに住んでいるものですから
あまり電車に乗る必要もなく
ある時にはその都度、発売機で切符を買っています。

もっともワシントンのようなメトロはありませんから
「ライトレール」と呼ばれるものですが。


ここでいつも不思議に思うのは
駅の入り口では切符が必要なのに
出口では必要ないのです。

ですからこんな風に切符がどんどんたまっていきます(笑)。


つまり、最短区間の切符でどこまでも乗れてしまうのです。
ずいぶん「正直者」の多い町だなあ、などと思っていたら
つい先日こんなことがありました。

車両から車両へと
まるで警官のようなユニフォームを着た男性が
乗客ひとりひとりの切符をチェックしてまわっているのです。

メイおばさん、もちろん堂々と差し出しましたし
同じ両に乗り合わせた他の乗客たちも全員が
正しい切符を持つ「正直者」でした(笑)。
素晴らしい道徳観念!と感心して地元友に話したら
すかさずこんな言葉が返ってきました。

「だってね、メイ、もしもたまたま運悪く不正乗車が見つかったら
 大変な罰金を取られるもの。
 たとえ10回に1回の検札だろうがみんなきちんと買うわよ。
 ま、道徳観念というよりはリスクマネジメントね(笑)。」

なるほど!
 
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「一粒万倍日X大吉」の効果は?

2016-04-27 23:57:54 | 文化の違い
日本には、「大安」があり「仏滅」があり「友引」もあれば
「一粒万倍日」や「天赦日」と呼ばれる日もあって
毎日はそれらの組み合わせでできています。

メイおばさん、信心深いというよりは
単に面白がり屋なだけですが
手帳にしるしをつけて、今日という日を待っていました。

なぜって今日、4月27日は
新しいものごとを始めるのに最高!
お財布の使い始めにも最適!
と言われる「一粒万倍日」と
吉日と呼ばれる「大安」が見事に重なった日だったからです。

調べてみたらこの組み合わせ、そうそうあるものではなく
4月は今日だけという貴重品(笑)。
だから我慢をしてこの日が来るのを待っていたんです。

そして
いただいたこんな素敵なお財布にお金を入れて
今日から使い始めました。
大好きなペールピンクです。



赤いお財布は昨日まで使っていたもの。
アメリカの「Vera Bradley」のキャジュアルな布の財布ですけれど
これもまたとても使いやすくてお気に入りでした。


その上はお遊び気分でトルコで買った緑のイミテーション(笑)。
この子は一度手元を離れ、また戻ってきました。
ワシントンのスーパーで盗まれてあきらめていたものが
ひょんなことから戻ってきたのです。
もちろん中は空っぽでしたが。

そんな冒険をさせてしまったものですから
不憫でとても捨てられません。

そんな歴史の後に続いた「一粒万倍日X大吉」の新しいお財布です。

こんなこと、アメリカの家族や友人たちに言っても
???と言う顔をされるだけでしょうから言いませんけれど

こうした「チョー日本的」なこと
メイおばさん、実は大好きです(笑)。

さあさあ、「一粒万倍日X大吉」におろした新財布
期待通りの効果を発揮してくれるでしょうか。

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運が悪い?運がいい?

2016-04-25 23:45:21 | メイの教訓


シアトルから帰り着くまでの数多の「予期せぬ出来事」について
メイおばさんがあまりにコメディータッチで語るものですから
おおかたの友人たちは
まずはワハハハと豪快に笑い飛ばしたあとで

「とはいえ大変だったねえ。」とか
「まあ、無事に帰れて何より。」とか、、、、、

「予期せぬ出来事」については
18日、19日と二日続きでこのブログにも書きましたけれど
端折って言えばこんなこと。

強風のために飛行機が着陸できなくて
成田空港の上を1時間以上旋回し
あげくあきらめて羽田へと進路を変えたはいいものの
今度は羽田空港が大混雑でまたしてもぐるぐると着陸待機。

ようやく着陸できたと思ったら
今度はターミナルへと行くバスの配車ができなくて
機内でじっと3時間。

結局成田へ戻ることになって
燃料補給が始まって
何とか成田に出戻りし、なんとか着陸し
なんとか通関を出て、なんとか荷物をピックアップした時には
すでに終電タイム。

どどっと乗客が乗り込んだ最後の東京行き電車が
途中で線路の異変が見つかって1時間半も止まってしまい
這う這うの体で東京駅に到着した時はもう全ての列車が出払った後。

タクシー乗り場はあっという間に長蛇の列で
なんだかんだで結局予定の時間より12時間近く遅れて
日付が変わった日の明け方に
深夜料金のタクシーでへとへとになって帰り着いたという出来事。

今となっては本人ですらワハハと笑い飛ばすような「レアもの体験」なのですが
こんな心配の電話をかけてきてくれた友がおりました。

「メイ、それ運が悪すぎ。
 絶対お祓いにでも行ったほうがいいと思う。
 ほら例の件だってあるでしょ?
 やっぱりお祓いレベルだわよ。」

例の件が何かは別として
さんざっぱら友に心配された後に思いました。

「私ってそんなに運が悪いのかしら。」

実はメイおばさん、今回の件にしても実はこう思っていたんです。

「私って運がいいわ。ありがとう!」と。

だってちゃんと最後には着陸して
ちゃんと無事に家に帰り着けたのですからね。

いつでも物は考えよう。
それならやっぱり「運がいい!」と思いたい。
ついでに「ありがとう!」もくっつけちゃって。

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私たちのスシパ

2016-04-23 23:38:45 | 
私たち、初めて出会ったのはメイおばさんがまだ18歳、大学生の時。
大学は全員が同じではありませんが
ひたすら遠くを見ながら、共に同じ夢を見て
熱く議論を戦わせ

結婚したり、親になったり、別れたり、みとったり

壮年期には企業戦士になって
世界のあちこちに散らばって

それでも友情はワインのように馥郁と育まれ
今ではまた
残された日々をいつくしむかのように
定期的に、頻繁に集まるようになりました。
いつしか泊りがけの旅行も定番となりました。

そんな朋友ならぬ宝友たちが
メイおばさんの帰国に合わせて集まってくれました。

窓の外の桜は青葉に変わってしまいましたけれど
仕事で来られなくなってしまった友が
八ヶ岳から送ってきてくれたこんなにたくさんのアルストロメリアが

メイおばさんと一緒にみんなを迎え入れてくれました。


「スシパ」(お寿司パーティー)の準備も整いました。


飲んで食べて喋って笑っては
忘れたくない過去をなぞり
今生きる現在を語り
これからの未来を論じ

初めて出会った10代の頃に戻って
相変わらず熱っぽい議論を交わしはしますけれど
そのトーンが随分優しくなったのは
長い人生、酸いも甘いも噛み分けてきたからなのでしょう。

お金では買えることのできぬ朋友にして宝友です。


出会いをありがとう。


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繋がって繋がらないパラドックス

2016-04-22 23:19:23 | メイの教訓
一昨日の朝日新聞朝刊に、「歩きスマホ」についての危険性と迷惑が論じられていましたが
たしかに日本に帰って来るたびに「歩きスマホ」族(属?)が繁殖しているように感じます。

新聞記事によれば、「歩きスマホ」中の視野は、通常の20分の1にもなるとか、、、、、

メイおばさん、「歩きスマホ」はしませんが、運転はしますから
「歩きスマホ」族はかなりの脅威です。

本人はまっすぐ歩いているつもりでもいつのまにか斜めになっていて
すーっと車に近づいて来たなんてこともありました。

今、家に帰ってきたところですが
混み合った電車の中でぐるりと見まわしてみたら
まあ、何と言うことでしょう。
まわり7人のうち6人がスマホ族でした。

たとえ後ろ姿でも、首の向きと手の動きですぐわかります。
残る1人の青年だけがすっくと立って
指も動かさぬ不動の姿勢で読書に集中しています。

一昔前なら当たり前の姿でしたけれど
今ではかなりの希少価値。
メイおばさんたら惚れ惚れ見とれてしまいましたよ(笑)。

駅から家までの夜道でも
新聞記事のような「歩きスマホ」族ばかり。
美しく凛とした歩き姿などどこにも見られませんでした。

アメリカの首都ワシントンでも、イギリスの首都ロンドンでも
東京ほどには「歩きスマホ」族を見かけることはありませんでしたが
電車の中ではいずこも同じ。

メトロだろうがチューブだろうがほとんどの若者たちが
視線を画面に落としてあの指の動きをしていました。

明らかに家族と思われる人たちが
言葉も交わさずに指を動かし続けている風景なども
今や日常茶飯事となりました。

つい先日、ワシントンDCのレストランの隣のテーブルは
初春の暖かな日差しの中で
若いパパとママと二人の可愛らしい子供たちが
ひたすら無言でテーブルに向かっていました。

パパとママはスマホに精出し
退屈な子供たちは塗り絵に精出し

親同士の会話も、子ども同士の会話も
親と子供の会話も全くない静かなテーブルは
実に不思議なミステリー空間。


見えない誰か、見えない何かと繋がって
目の前の人、隣の人と繋がらないでいるなんて、、、、、

いえ、単に
それを不思議と思うメイおばさんが時代遅れなだけなのかしら。

かたやこちらのテーブルは
一杯のビールでだってエンドレスに話し続ける我ら老夫婦(笑)。


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行ってらっしゃ~い! ただいま~!

2016-04-21 12:47:09 | 言葉

シアトルからの機内で4本も見てしまった映画のひとつは
吉永小百合さんが息子を失った母を演じる「母と暮らせば」。
英語のタイトルは「NAGASAKI: Memories of my son」でした。

もしもたまたま母であるならば
心深くに母の思いが伝わって、時に涙を流すでしょう。

たとえ母ではなくたって母のいない人はいませんから
やはり心深くに届く思いもあるでしょう。

日本語の音声と同時に英語の字幕が出ます。
これがまた作品とは別の意味でなかなか面白いのです。

たとえば「行ってらっしゃい!」という言葉は
ある場面では「See you later!」(またあとで)となり
ある場面では「Take care!」(気を付けて)となり

「ねえ、おばさん」は「Ma’am」(マダム)となり
「女たらし」は「Casanova」(カサノバ)となります。

つくづく翻訳というのは難しいと思います。
言葉が抱く雰囲気までをひっくるめて他の言語に変換するのは無理というものでしょう。

ところで、私たちの日本語には「行ってらっしゃい!」という言葉と共に
「ただいま!」という素敵な言葉があります。

我が家はどこにいても日本式で
どちらかが出かける時には必ず「行ってきます!」「行ってらっしゃい!」
どちらかが帰って来た時には必ず「ただいま!」「お帰りなさい!」
という会話が交わされます。

ただしドアを開けながら夫が言うのは「タダイマア!」
なぜか「ダ」が高くなっています(笑)。

私が「行ってきます!」と言えば返ってくるのは「イッテラッサアイ!」(笑)。
それでもふんわりとした優しさが家の中に漂います。

ある時、親友のイギリス人にたずねてみました。

「ねえ、家に帰った時ってどうするの?
 黙って入るの? それとも何か言うの?」

すると友がしばし沈黙した後に言いました。

「黙って入るのもなんだから、ハイ!とかホーホー!とか何となく何かは言ってはいるけれど、、、、」(笑)

日本語はやっぱりいいです。
「ただいまあ!」「おかえりなさい!」
だけで和やかな空気になりますし

「行ってきます!」「行ってらっしゃい!」
だけで優しい気持ちになります。

ところで、吉永小百合さんが母を
二宮和也さんが亡くなった息子を演じた先の映画ですが
現世に戻ってきた息子が、再び死後の世界に戻って行く時に
母に言う言葉がまた涙を誘います。

「ぼくがこの家に来られんことになっても
 ぼくは母さんと一緒だよ。」

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予期せぬ出来事後篇~Never again!

2016-04-19 23:43:17 | メイの教訓
昨日の続きです。

いつもの時間にいつものようにシアトル空港を発ったのに
成田に降り立ったのは、いつものように15時40分ではなく
なぜかもう真っ暗な21時40分。

ごった返すイミグレーションを何とか抜けて
ちっとも出てこないスーツケースを何とかピックアップし
よろけながらの急ぎ足で外へと出てみれば
成田エクスプレスはもう最終が出た後で
最終の空港バスはすでに満席。

人の流れに乗って何とかJRの改札口にたどり着けば
東京行きの最終電車は11時発。
まだ30分も先ですけれど、これを待つしかありません。

電車が入って来るや
それまでプラットフォームで待っていたたくさんの人たちが
ど~っと開いたドアに吸い込まれて行きます。


メイおばさんが座った一角は
前の席の一番左がロスから来たアメリカ人のビジネスマン。
その隣とこちら側は賑やかなインド人グループです。


電車はいちおうは順調に走り出しました。
ところが、まだ東京までの3分の1も走っていない所で
いきなり、本当にいきなり、駅でもないのに電車が止まってしまったのです。
時計を見れば11時20分。

そして流れてきたのはこんなアナウンス。

「線路に異常が見つかりました。ただいま運転士が確認を行っています。
確認が取れ次第運転を再開致しますのでどうぞもうしばらくお待ちください。」

これがほぼ10分置きに繰り返されます。
その都度、インド人たちのおしゃべりを手で制して
アナウンスに耳を傾けます。
そしてロスのアメリカ人と、インド人グループに英語でそれを伝えます。

車内にいるのは日本人と外国人が半々です。
それなのに日本語だけのアナウンスでは
日本語のわからない大半の外国客たちの不安をあおるばかりでしょうに。

成田空港から東京へと向かう電車です。
乗客の予想はついているはずです。
たとえ簡単な英語ででも状況を伝えてくれればいいのに、、、、

結局、最後までメイおばさんが小学校の先生のように

「はい、みんな静かにして!
原因がまだわからなくて調べているのですって。
あと30分はかかりそうよ。(いい子にしててね。)」

てな具合に通訳をし続けましたよ。
こんな経験、これっ限りにしてほしいものです(笑)。

日付が変わって12時15分、電車は運転を再開し
1時をまわった頃になんとか東京駅に着きましたが
もちろん全ての電車は運転を終えています。

ああ、その後がまた悪夢、、、、、、

大きなスーツケースを引きずりながら
たくさんの人たちが八重洲中央口を目指して走ります。
だってもう、タクシーに乗るしか帰る手段はないのですもの。

メイおばさん、あまりに荷物が大きくて走れません。
しかも疲労困憊よろよろです。
それでも何とかタクシー乗り場に着いてみれば

ああ、もう実に悪夢、、、、、、

そこにはすでにして長い長い長~い人の列が
時折やってくるタクシーをひたすら待っているのでありました。


「新宿方面の方~っ!」
「有楽町方面の方~っ!」
「池袋方面の方~っ!」

などとJRの人たちが声を張り上げては4人グループを作ります。
いちおうはJRの不手際ですからそうしたことも仕事のうちなのでしょう。

次第にわかってきたことは
こうした場合、JRが山手線の駅までの費用を持つということ。
けれどもそこから先は各自の費用であること。

各自の費用って言ったって何せ深夜料金ですからね。
カチカチどんどんと数字が増えて行き
5千円なんてあっと言う間に越しちゃいます。


同時に時計の針だってどんどん進んで行き
午前3時なんてあっと言う間に越しちゃいました(涙)。

メイおばさんが下りたあともまだ
ベトナムから帰ってきたというきれいなお嬢さんが
その先のご自宅へと向かいましたからね。

いくら滅多にあることでないとは言え
いくら滅多にない経験ができたとは言え
Never again!

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予期せぬ出来事~10時間が16時間に!

2016-04-18 23:55:33 | 言葉
予想もしていなかったことになりました。
昨日はそんなに風の強い日だったのでしょうか。

私たちの乗ったシアトル発全日空177便は
いつものようにシアトルタコマ空港を13時20分に発ち



時差の関係で、翌日日曜日の15時40分に成田空港に到着するはずでした。

これまでだってまるで空飛ぶ靴のように
数えきれないほどに利用してきた便ですから


それが当たり前だと疑いもせずに
いつものように着いた翌日から予定をしっかり組んでいました。

けれども、それは決して当たり前のことではなかったのです。
ただ単に運が良いだけのことだったのです。

私たちの乗った飛行機は
およそ10時間後には成田の上空に達しました。
けれども、1時間近くもただ旋回を続けて
着陸のチャンスを待つことしかできません。

最後の判断の機内アナウンスが流れました。

「成田空港上で旋回をしながら天候回復を待っておりましたが、状況がますます悪くなっているため、他の待機々同様、羽田に向かいます。羽田空港には30分後に着く予定です。」

そして、にわかに高度を上げ始め、機首を羽田に向けました。
しかし、今度はその羽田上空で20分ほど待機をしながら
成田からの迂回で混雑している羽田空港から
着陸許可が下りるのを待たねばならなかったのです。

ようやく羽田空港に着地したのは夕方の5時30分でした。


ここで乗客の誰しもが思いました。

「ああ、やっとこれで飛行機から降りることができる!」

長い時間、機内に閉じ込められたまま
メイおばさんはこうも思いました。

「我慢、我慢。
羽田で降りることができるのなら、成田よりも帰るのに便利だわ。」

ところが、世の中、そんなに甘いものではありません。
着地をしたものの、突然の混雑で空港ビルまで行くバスもなく
再び成田に戻らざるを得なくなってしまったのですから。

そのためには燃料の補給が必要です。
これにまた随分の時間がかかりました。
車一台の燃料補給と違って、乗客だけだって優に200人以上
飛行機自体の重さに加えて
乗客と彼らの荷物を含めればいったいどれだけの重さになるでしょう。
たとえ羽田→成田とはいえ、どれほどの燃料が必要でしょう。

しかも、再び成田に行ったところで
またしも上空で旋回を続けながら
時間稼ぎをしなければならないリスクだってあるのです。

さあ、先を急ぎましょうね。

かくして夜の9時近くに羽田空港を飛び立った私たちの飛行機は

9時40分頃に成田空港に着陸しました。

3時40分には着いているはずだったのですから
ここまでだけでも6時間の遅れが出ています。

そしてまたこの先にとんでもないことが待っていました。
スリラー小説的に今日はここまでにして(笑)
後篇は明日に譲ります。

その「とんでもないこと」のために、私が都内の自宅にたどり着いたのは
今日、月曜日の午前3時半になろうとする頃でした。

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どの季節もみな、いい季節

2016-04-16 10:01:26 | メイの教訓
ネットでちょっと調べものをしていたら
こんな言葉に出会いました。

初めは、えっ?と思いましたけれど
だんだんと名言だと思えてきました。

「自分を傷つけてしまうものに固執する価値はない。
 それでも人生は続くのだから、自分を愛する人を愛し
 自分を尊重してくれる人を尊重すべきだ。」

言い換えればたぶん
ポジティブ思考の勧めでしょうか。

亡くなった義母が良く言っていたものでした。

「心が離れた人には用はないわ。」

随分とリベラルで、随分と潔い人でしたから
決して深追いをしたり、くよくよ考え続けたりせずに
あっさりと自分が快適でいられる世界に戻っていきました。
幸せな一生だったと思います。

若い時ならポジティブなこともネガティブなことも
平等に考えるのがひとつの試練でしょうが

もうある程度の年を取ったなら
ネガティブなことには固執せず
ポジティブなことだけを考えるぐらいの自由は許されるでしょう。
もう十分に傷を負ってきたのですから。

八重桜の間に緑の葉が見え始め


花びらが地面を覆い


他の花の間にひと時の座を求め


サツキが咲き


シャクナゲが咲き


スミレがひそやかに咲く季節に移りました。


どの季節もみな、いい季節です。
加えて言えばどの時代も。
若い時も、そうではない時も。

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春爛漫のワイナリー

2016-04-14 23:19:23 | シアトル
「そろそろワイナリーに行くけれど、メイもどう?」

そんなメールが届いたのがつい先日のこと。
最近立て続けに、フランスでもイタリアでもスペインでもない
地元ワシントン州の美味しいワインに大当たりしていたものですから

「もちろん!」と二つ返事。

かくして3か所のワイナリーをまわるドライブに便乗したのは
ぽかぽか陽気の春の日でした。

ここシアトルのあるワシントン州は実はワインの名産地。


シアトル近郊にも、草分けと呼ばれる所から
新しく注目を集めている所までいくつものワイナリーがあります。
試飲をしたり、食事をしたりすることのできる
テイスティングルームと呼ばれる場所もたくさんあります。


私たちが行ったのは最近急成長のウッディンビル(Woodinville)。
メイおばさんはまだまだ知らない世界ですが、案内によれば

「二大ワイナリーしかなかったところに、50以上ものテイスティングルームがオープンし、小規模でワインをつくるブティックワイナリーも誕生している。」

とのこと。

ウッディングビルへはシアトルから車で30分もすれば着くはずなのに
この日は週末だったこともあり、やたらあちこちで工事中の道路閉鎖。
しかも交通事故まであったりで、迂回迂回で1時間半もかかってしまいました。

それでも初体験のワイナリー巡りはなかなかエキサイティングなものでした。
友は特定のワイナリーのメンバーになっていて
ふつうは有料のテイスティングも無料なら
テイスティングをして気に入ったワインを買うのも10%引き。

最後に立ち寄ったテイスティングルームなどは
一見、農場の中に立つ普通の家。


中に入ればこんな風。


本業は弁護士だというオーナーが、お勧めワインを次々にグラスに注いでくれます。
もちろん詳しい説明と共に。

顔見知りもいれば、初めて出会う人もいるらしく
ちょっとしたホームパーティーのような雰囲気です。
窓から見える風景も春爛漫。


せめて1本はお土産に、と
酔った頭でなんとなく美味しい!と感じたものを買いました。
60ドルの1割引きで54ドル。

それにしたってたいそうな買い物です。
一晩で飲んでしまうものに54ドルですからね。

「これはあなたのお誕生日に開けるためだから飲んじゃわないでね。」

と、一目見せた後にひそかにクローゼットの奥に隠しましたよ(笑)。

ワイン好きにしてワイン通の友は
こうして定期的にワイナリーを訪れて
数多の種類を試飲してから、きちんと冷静な頭で良いワイン、好きなワインを選びます。
この日も驚いたことに、12本X4箱も買って車に積んでいました。

メイおばさんの率直な感想はふたつ。

その1:ワインもいいけれど、タンポポ咲く春の田園風景はもっといいなあ。


その2:1か所で3種類テイスティングして、3か所まわれば9種類、9杯のワインです。
それなのに皆さんほとんどが自分で運転をして帰るのです。
いいのでしょうかねえ。

えっ、メイおばさんですか?
大丈夫、ちゃんと「飲む友&買う友」とは別に
「飲まない友&運転友」が一緒に来てくれましたからね。

もし、シアトルに行かれることがあれば「ワイナリーツアー」もお勧めです。
先月はフランスのボルドーのワイナリーツアーに参加しましたけれど
そうした由緒あるものとは全く違った趣きがありました。

ボルドーがシャトーと呼ばれる歴史ある建物だったりするのに対し


こちら新参者のワイナリーはとてもキャジュアルでアメリカンです。
シアトルのホテルでピックアップしてくれる日本語ツアーもいくつかあるようです。

行きは風景を楽しんで、着いた先では思いっきり飲んで、帰りのバスでは爆睡。
いいですねえ(笑)。

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