Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

3月を前に~いいではないですか、それで。

2014-02-27 21:53:57 | キャリアについてメイが思うこと


すぐそこで待っている3月は
進級やら、卒業やら、定年退職やらと
私たちの国では大きな区切りの月です。

何かが終わる寂しさと
その後に続く何かの始まりへの
期待や希望や不安が入り混じった特別な月です。

そこに重なるようにして、桜が咲き、桜が散ります。
何と言う妙、何とよくできたセッティングでしょうか。

5月卒業の9月入学
我々のように「よーいどん!」で一斉にスタートを切る就職活動もなければ、
定年だって自己裁量のアメリカとは大きな違いです。

先日、新聞の生活欄に
この3月末で定年を迎えるという
大学の非常勤講師の女性からのこんな投書が載りました。

「4月からは何するの?」
「まだ元気なんだから仕事すれば?」
「ボランティアはどう? 社会貢献しなきゃね。」

などと急き立てる友人たちに、この素敵な女性は
「ちょっと待って!からだの動く限り誰かのために働かねばならないの?」
と唱えます。

「残りの人生はあと少し。
 濃いコーヒーを片手に新聞を読み、読書をし、庭の花たちに挨拶し、時に田舎の道を夫と散歩し、、、、そんな風にゆっくりと過ごしたいのです。」

そして、問いかけます。

「すれ違う人に微笑み返すだけではだめでしょうか?」と。

皆様ならどうお答えになりますか?

「○○だからXX」というように、きちんと型にはめるような思考が苦手なメイならば、パチパチと手を叩き、

「いいではないですか、それで。」

と答えます。

そして、よしもとばななさんのこんな言葉を呟きます。

「人はそれぞれ秀で方が違う、適材適所。
 人の数だけ、仕事や存在の仕方がある。」と。


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春にむかって歩いています。

2014-02-26 22:30:38 | 日記
お仕事やら、母として妻としての役割やらで
忙しさの波がまだ続いていて
今日もまた
こちらからあちらへ
あちらからもっとあちらへ
そしてまたこちらへと
歩きまわっていたら
まずは首の周りにふわりとまいていた薄紫色のマフラーをはずし
次にダウンのコートのボタンをはずし
気付いてみたら
まるで「北風と太陽」の旅人になっていました。
予想最高気温14度というのは、こういうことなんでしょうか。

ついこの間までは「本当に春が来るのかしら」とあやぶんでいた日もあったのに
地球は律義にまわり続け
日めくりは忘れずにめくられて
私たちはちゃんと春に向かって歩いています。
そしてこんな広告に心誘われるようになりました(笑)。

超クリーミーな泡から


解き放たれるコクと香り


ああ、なんという幸せ


良い季節が始まりました。
お野菜も春色です。
ああ、なんという幸せ


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想いは安らぎの庭へ~ラロトンガ

2014-02-24 23:28:51 | ラロトンガ
なんだか急に忙しくなって
と言ったって、こうなることはわかっていたのだから
もう少し段取りよく進めておけばよかったのに
と思ってみたところで後の祭り

どんなに閑だって
どんなに忙しくたって
一日は24時間で、一時間は60分
こればかりは、古今東西不変の事実

こんな時に限って
いえ、こんな時だからこそ
想いは赤道を越え飛翔して
心はふわふわとたゆたい始める

いけない、いけない、そんな場合じゃないでしょうと
想いながらも
あと1分、あと5分と
束の間のモラトリアム

今晩の行先は
ラロトンガ島のもうひとつの教会
昨日の最後の晩餐の教会同様
見渡す限り人っ子ひとりいやしない


光が差し込む明るい教会堂の中に入れば
ジンジャーの香りが頭をくらくらとさせて
私を遠い昔に連れていく
まるで誰かに仕組まれたみたいに


この教会をとりまく大きな庭は
こっち半分が墓地で


あっち半分が「Peace Garden」安らぎの庭
相反しているのか
それとも同じものなのか
私は記憶の中の庭を歩きながら考える


ガーデニアが咲き、ブーゲンビレアが咲き


見上げればパンの実がなり、乾いた椰子殻が地面を飾る


プルメリアは香り

名も知らぬ熱帯の花の後ろには、行先を迷わせる方位図


いけない、そろそろ戻らなければ、、、、

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南の島の最後の晩餐~ラロトンガ島の教会で

2014-02-23 08:22:14 | ラロトンガ
昨日、一昨日と雪の話が続きましたので
今日は一転して常夏の南太平洋へと飛びましょう。

ラロトンガ島の
礁湖に面した島の目抜き通りをそれて
ふーっと引きこまれるように足を向けてしまった場所がありました。

純白のその建物の扉は
開け放たれているというのに
誰の姿も見えません。

熱帯の花が美しく咲く大きな庭で動くものといえば
優しい風を受けて時折さわさわと揺れる花や葉と
近づいても逃げぬ雌鶏ばかり。


踏み入れた扉の中は
外の眩しい光に慣れた目にはただ薄暗く
扉の向こうの世界の明るい緑だけが映ります。


ようやく目が慣れてきた頃に
ぐるり周囲を見渡すと
一番奥に息を吞むような美しい祭壇がありました。

背後の大きなステンドグラスは
イエス・キリストと12人の弟子たちです。


主イエスの後ろにも、弟子たちの後ろにも
きらきらと輝く南太平洋の海がひろがり
帆船が浮かび
貿易風に育てられた広い雲と青い空が交ります。
なんという「最後の晩餐」でしょう!!!


しばし陶然とその前に立っていた後に
ただ花の香りだけが漂う誰もいないその場所を
静かに歩きまわっていたら
こんな物たちに出逢いました。

讃美歌の伴奏に使われるドラムでしょうか。


そしてこれは献金のためのお皿でしょうか。
椰子の木で彫られた器は、いくたびも磨かれて
曇り一つないつやを放っています。


ふうっと入ってきた風に塩の匂いを感じ
我に返ったように扉の向こうに目を転じれば
遠くに見えるのは
キリストの背後の海と空と雲


忘れらない思い出です。
今でも、心がザワザワ揺れそうになった時には
あの時間とあの場所を思い出します。


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頑張ります!~雪の原村のお花たち

2014-02-22 08:40:14 | 日記


写真は1月25日に長野県の原村から届いたアルストロメリアです。
そろそろ一月がたとうという今朝も、毎日少しずつ花びらが落ちてはくるものの、まだこうして美しく咲いています。

前回お話しした雪に閉じ込められた友からの報告で、原村ではおよそ300にも上るビニールハウスが倒壊したことを知りました。いつも丹精込めて育てた花を送ってくださる若夫婦の農園も大きな被害を受けました。何にもできないもどかしさの中で、とにかくお見舞いのメールを送ると、奥様のナツコさんからこんな言葉が届きました。

「自然相手の仕事なので、大変なことは多々ありました。
台風被害、豪雨被害、雪の被害も経験してきましたが、その都度なんとか乗り越えてきました。けれども、今回は想像を絶する積雪で、為すすべもなく、いっとき、二人で呆然としていました。原村は寒さが厳しいのですが、雪が少ない所でした。地球温暖化の影響もあるのでしょうか?

交通網も寸断され、出荷ができず、ハウスの中は30度以上の暑さなのに、花たちに空気をあげたくても雪がふさぎ、入り口まで行くこともできません。

でも、花たちは頑張ってくれました。3日ぶりに花たちを見た時は思わず涙が出ました。よく頑張ってくれたと、たくさん褒めてあげました。

1週間ぶりに昨日から出荷も始まりました。やっと何とか少しずつ動き出した次第です。
花がこんなに頑張ったのですから、私も主人ともども頑張ります!」

今、私と一緒にいてくれるこの花たちの兄弟姉妹が、倒壊したハウスと共に雪に埋もれてしまったのではないかと心を痛めていただけに、ナツコさんの言葉が届いた時には、私も涙を押さえられませんでした。そして、ナツコさんのように「よく頑張ったね。えらかったね。」と遠くから呟きました。

今この子たちが一生懸命咲いている部屋は、できる限り暖房をつけないようにしました。素人考えですが、いったん咲いて、切られて、飾られた花たちは、温度が低ければより長く生きていてくれるだろうと思うからです。ナツコさんたちの花をできるだけ長く咲かせてあげたいのです。

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しんしんと音もなく雪が降って

2014-02-20 23:12:44 | 


メイの宝箱には、メイの宝物がたくさん入っています。
そして、嬉しいことには
この宝箱、どんな風にも形を変えて
伸びたり縮んだりもしてくれます。

いろいろな種類の宝物がありますが
とりわけ、友情とか人情とか愛情とか
温情とか恩情とか慕情とか
「情」の付くものがたくさんあります。
嬉しいことです。
ありがたいことです。

18の時に出会って以来、いまだに育み続けている友情があります。
そんな変わらぬ友情で結びついた仲間たちの間で
今日は朝からメールが飛び交っています。

発端は、何年か前から八ヶ岳山麓に暮らし始めた友からのこんな報告でした。
大変な状況の中でも笑顔とユーモアを忘れない我が友が誇らしく、
どんな状況の中でも自然の美しさを感じる感性に脱帽し、
今日はここにその一部をご紹介させていただきます。

新聞を読むだけではわからなかった「雪の重み」と「閉じ込められた世界」の現実がひしひしと眼前に迫ります。そして、やれ家の前の雪かきが大変だっただの、庭の木々が傾いてしまっただの、車が動かせずに不便だっただのと、文句を言っていた自分が恥ずかしくてたまらなくなります。

「御心配下さりどうもありがとうございます。金曜日の夜には車がすっぽり埋まってしまって、立てていたワイパーの先っぽしか見えなくなっていました。母も高齢ですから、いざという時に救急車とストレッチャーが入れるようにしておかなくてはと深夜一時頃まで雪かきをし、シュリーマンのように車を掘り出しましたが、外の道も胸当たりまで一面に雪で埋まってしまって、完全に閉じ込められたと知りました。ジュリー(愛犬)が雪だるまになりながらずっとちょこんと側に座ってくれていたので、どんなに心強かったかしれません。

雷や暴風雨と違って雪はしんしんと音もなく降るので、あまり脅威も感じずに、『なんてきれいな雪の庭!』と幸せな気分でぐっすり眠りこんだのですが、翌朝雨戸を開けてみたら、ベランダに出る硝子戸の七分目の高さまでど〜んと雪の壁が迫っていたのです。思わずアハハと笑ってしまいました。母は『面白いからしばらくこのままにしておきましょうよ』と申したのですが、去年の大雪の時に、『ほっておくとガンガンの氷の壁になって身動きできなくなりますよ。』と忠告されたことを思い出し、モグラが雪の中を泳ぐように雪かきして、庭に人一人通る小道を前の道路まで作りました。

けれども、除雪車は二日間来ずに、森全体が孤立状態でした。『お母様、観念してちょうだい。何かあっても救急車は来ないわよ。とにかく栄養をつけておきましょう』と以来すき焼きが続いています。

土曜日の深夜からようやく除雪車が動きだし、日曜日になって道が片側でき、近くのご夫婦がランクルで原村に買い物に下りたのですが、どこも生鮮食品の棚が空っぽだったそうです。国道と高速道路が通行止めになるということは物流がストップすることだと、そこでようやく気づきました。

月曜日にはお向かいの方がハリアーチェーン付きでお野菜お肉を求めて遠くまでお買い物をして来てくださり、おかげで今もすき焼きが続いています。おかげさまで当方、元気で食欲旺盛です。でも母は『これはもはやすき焼きとはいわず肉豆腐というのよ』などと人の作ったものを評しています。

日曜日の朝6時頃に撮ったつらら御殿の写真を添付します。東窓のつららは朝日にあたるときらきらダイヤモンドのように輝き、西窓は夕日にあたるとルビーのように輝きます。東京のみなさまも大雪に見舞われたいへんな思いをなさったことでしょう。インフルエンザや胃炎もはやっているようです。お寒さもまだまだ厳しい折、どうぞくれぐれも御自愛なさって下さいませ。」


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ホットするグミ ホットしないグミ

2014-02-18 22:58:08 | 文化の違い
今頃の時間になって朝日新聞の夕刊を広げたら
「オトコの別腹」というコラムで
フラワーアーティストのニコライ・バーグマンさんが
グミキャンディーのことを語っていて
あまりの偶然にちょっとびっくり。

というのも
今日はちょっと忙しくて疲れたものですから
何だかほっとするものが食べたくて
移動の合間にキオスクでグミを買ったのです。
メイがグミを買うなんて本当に珍しいことなのですが。

バーグマンさんは言います。

「少し硬くてかみごたえのあるハリボーのグミキャンディーはヨーロッパでは誰もが知っているお菓子。故郷のデンマークでは、ガソリンスタンドやコンビニでも買えます。」

「イベントなど徹夜で忙しいときにはバケツ入りを買って、スタッフと一緒に食べています。懐かしく、ほっとする味です。」

ね、すごい偶然だと思いません(笑)?

ハリボーのグミも、メイが今日買った小袋入りのアロエ味のグミも、一口ですぐに食べられるほど小さな可愛いものです。


グミって普通はそうですよね。
ところが、昨年秋のオリンピック半島ドライブの途中で出会ったグミと来たら
頭から尻尾の先まで20センチはあろうかというワニと


同じく20センチ級のネズミと


10センチ四方ぐらいのタランチュラ(毒蜘蛛)!


どういうセンスでしょう、これって(笑)。
しかも、こんな度肝を抜くようなグミを
こんなファンシーなお店で売っているのですよ。


お土産にいいかも、なんていうブラックユーモア的な考えがちらり脳裏を横切りましたけれど、やめました。そして当初の目的通りにこれだけ買って運転を続けました。


湖畔を通り


太平洋に沿って走り


着いた先は、ほっとしない巨大グミなど全く似合わない
実にほっとするこんな場所でした。


キノート湖(Lake Quiault)です。


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一人称と二人称と夫と妻~日本語の面白さ

2014-02-17 18:24:36 | 言葉


前回に続いて言葉の話をもうひとくさり。

何年か前にヨーロッパの大学で日本語と他のいくつかの言語の違いについての講演を頼まれました。と言ったって、メイは言語学者ではありませんからアカデミックなことなんて話せません。その旨お伝えしたら、「専門家でない『普通の人』のメイさんが気づいた面白おかしい話をお聞きしたいのです。」と言われ、断れなくなってしまいました。

日本語について皆さんがまず驚くのは、何と言っても、「あ」から始まり「ん」で終わる日本語アルファベットの数の多さです。だって、英語なんてたった26個ですからね(笑)。しかも、日本語にはひらがながあってカタカナがあり、その上漢字があります。

ここらへんの導入だけで、皆さん目が丸くなりますが、「小学生だって千字以上を覚えなければなりません。しかも音読みがあり訓読みがあり、、、、、」、などと例を示したりすると、今度は皆さん、開いた口がふさがらなくなります(笑)。心中、「ああ、日本人でなくてラッキー!」などと思っているのかもしれませんが。

日本語についてのQ&Aは、海外暮しの中ではしばしば登場します。メイが本を開こうものならみんな覗き込んで興味津々。上から下へ読むのも珍しければ、右ページから左ページへ進むのも面白い。けれども、やはり一番受けるのはこれでしょうか。

わたし、わたくし、ぼく、おれ、わて、おいら、おいどん、それがし、あたし、わい、うち、自分、手前、拙者、、、、、
と、まだまだ続く一人称のバラエティー

二人称だって
あなた、あんた、あなた様、君、おまえ、おまえさん、きさま、おたく、そちら、そちら様、お宅、おぬし、、、、

こんな鋭い質問をされたこともあります。

「それなら、翻訳や通訳をする人とか、映画の字幕を作る人はどうやって正しい言葉を選ぶの?」

What a difficult question!
いったいどう答えたらよいのでしょう。

ところで、私たちの日本語でいつも面白いと思うのは、第三者に語る時の配偶者の呼称です。何となくご夫婦の立ち位置や力関係や、ほのぼのとしたはにかみがにじみ出ているように感じます。これもまた、英語では決して味わうことのできない余韻ですね。

妻が、、、、
家内が、、、、
女房が、、、、
うちのが、、、、
連れ合いが、、、、
ワイフが、、、、、

夫が、、、、、
主人が、、、、
亭主が、、、、
うちのが、、、、
連れ合いが、、、、
旦那が、、、、
宅が、、、、

皆様はどれを使っていらっしゃいます? 
あるいは将来どれを使いたいですか?

メイですか?
メイは一番シンプルに、「夫が、、、、、」あるいは「主人が、、、、」を使います。
あるいは、「○○○が、、、、」と名前を入れてしまいます。
(たまに照れ隠しで、「連れ合いが」とか「相棒が」などと書く時もないわけではありませんが。)

ある時、学生結婚をした若い女子学生にインタビューをしたら、「旦那が、旦那が」と旦那を連発するので驚いたことがあります。

先日、人から勧められた本を読み始めたら、ご主人様の事を最初から最後まで「大切な人が」という呼び名で書いていらして、これにもちょっとムズムズしてしまいました。

昨日の新聞の漫画家の方のコラムでは、ご主人様はこんな風に呼ばれていました。
「オットの人に褒められ、わたしは急に気が大きくなった。」

どうもこうした表現は、話し手、書き手の恥じらいが伝わってきてしまって、こちらもついおどおどと恥らってしまうのです。

やっぱりあまり色のついていない呼び名がいいかなあ、、、、、
ですから夫には一番シンプルに「妻」と読んでもらいたいかなあ、、、、、
たとえば誰かに紹介される時
英語では「This is my wife」は当たり前ですが
「これがワイフです。」と言われたらちょっといやだな、、、、、
だって目の前に「猥婦」という漢字が浮かんでしまうんですもの(笑)。


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ワイワイ プリー、 ウレワイ プリー~母音文化と子音文化

2014-02-15 23:47:14 | 言葉


ロングロードと聞いて何を思います?
長い道?
間違った道?

実は「ロングロード」とそのままカタカナ読みをしても、英語のネイティブスピーカーには伝わりません。だって英語は日本語のように全ての音に母音(あいうえお)が付いてはいませんから、「long」は「longu」ではありませんし、「road」は「roado」ではありません。

「ロンロー」とでも言えば、少しは通じるかもしれませんが、それにしたって、ちょっと思いつくだけでもこんなに候補があるのです。

Long road (長い道)
Wrong road(間違った道)
Long load (長い間の心労)
Wrong load(間違った積み荷)

おまけに、ラ音がひとつしかない私たちにとっては実に難しいところなのですが、どうも彼らにとっては「La」の「ラ」と、「Ra」の「ラ」とは全く持って別人のようです(笑)。ですから、この4つは全く違う音になるのです。

ここらへんが英語と日本語の違いの面白さですね。
私たち日本人の話す英語は、英語圏で育ったり、学んだりしたことでもない限り、おおかたの場合は母音英語=カタカナ英語になりがちです。

たとえば、、、、、

ある時、車に乗っていたらこんなCMが流れてきました。
「地球にやさしいアースコンシャス」
でも、この「アースコンシャス」、同乗のアメリカ人にはどうしてもわかりませんでした。

たとえば、、、、、

電車の中で女子高校生たちがキャッキャと笑い転げています。
それを見た友人が「盛りあガールさんたちですね。」とウィットを飛ばしました。
けれどももう一人のイギリス人の友は、多少日本語がわかるものの、何がおかしいのか全く理解ができません。
だって、「girl」と「ガール」は全く違うんですもの(笑)。

そうそうこんなこともありました。

アメリカに転勤になった友人の子供さんが、幼稚園に通い始めてすぐにこう言ったそうです。

「ねえ、ママ、英語でね、白のことを『ワイ』っていうんだよ。
 黒は『ブラッ』で、赤は『ウレッ』。

たしかに(笑)。

先日乗った飛行機では通路の向こうのご夫婦が、それぞれに

「ホワイトワインプリーズ」
「レッドワインプリーズ」

これなども、いっそこうした方がいいかもしれませんよ(笑)。

「ワイワイ プリー」
「ウレワイ プリー」

昨日書いた「バレンタインデーに見る文化の違い」もそうでしたけれど、二つ、あるいはそれ以上の文化を行きつ戻りつしていると、面白い発見にたくさん出会います。


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日本流バレンタインデーの威力

2014-02-14 22:51:05 | 文化の違い


静かに雪が舞い落ちる今朝一番のメールは
アメリカからの「Happy Valentine’s Day!」

もっと早く起きねばならなかったのに
こんな時に限って失敗をしてしまうものですから
とにかく大慌てで、返事も書かずに飛び出しました。

何とか約束の時間に間に合って
おのが務めも無事果たすことができ
滑らないよう前のめり加減で一歩ずつ歩いて帰ってみたら
今度は留守電に「Happy Valentine’s Day! 君に素敵なプレゼントがあるから楽しみにしているように。」

メールの主も、電話の主も同じ人
わが夫です。

これって
私たち日本人からすると
ちょっとおかしい気がしません?

だって
私たちにとってバレンタインと言えば
もう長年ず~っと
女性から男性へチョコレートを贈る日なんですから。

先日の新聞によれば
女の子からリボンがけの包みをもらったカツオが
頬を赤らめながら家族に自慢している場面が
すでに1969年2月14日の「サザエさん」にあったそうです。

そもそも日本のバレンタインデーの始まりは
モロゾフが1932年に愛をテーマにしたチョコレートを発売したのが始まりだとか。
それがどんどんと日本の土壌に根付いていって
いつの間にやら
この日は「女性から男性へ」チョコレートを贈る日となりました。

そして、今や幼稚園児でさえもが
「僕○個ももらったよ!」と喜ぶ時代となりました。

大丸東京店は、1箱数千円もするような贅沢なチョコレートを昨年より2割も増やしたと言いますし、

新宿の高島屋は、専用タッチパネル端末を8台も設けて
千種類の中からお気に入りを選べるようにしたそうです。

これはもう
私たちの「バレンタインデー」と「St.Vaentine'sDay」とは
全く違うものと思っていた方がよさそうですね(笑)。

ヨーロッパでもアメリカでも
この日は愛を素直に表す日です。

女性→男性なんて風向きは全く関係なしに
老いも若きも、男も女も、どんな方向もありです。
友情も家族愛も夫婦愛も恋人愛もペット愛も、何でもどうぞ。

実際、バレンタインデーの何日か前から
カードの売れ行きが一気に伸び始めると言います。
花屋さんも稼ぎ時です。

ところで、面白いことを発見しました。

メイのこのブログですが
2月に入ってから、急にアクセス数が伸びました。
ただ伸びたぐらいじゃあないんです。
なんというか恐ろしいほどの急勾配で(笑)。

Why? とばかりに「アクセス解析」とやらを見ましたら
「シアトルチョコレート」「Fran's チョコレート」「シアトルチョコフランズ」「オバマ大統領シアトルチョコレート」、、、、、、、等の、「チョコレート」関連の検索キーワードでやってきてくれた皆様が驚くほどたくさんいらっしゃったのです。

そういえば、シアトルのチョコレートについて
こんな記事を書いたことがありましたっけ。

http://blog.goo.ne.jp/aniwania/e/94996db45ce502f4c8b2b588dc9d07e4

あらためて日本流「バレンタインデー」の威力を見せ付けられましたよ(笑)。

とまあ、なにはともあれ
チョコレートをもらった方も、もらわなかった方も
Happy Valentine’s Day!


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